農業経済・農政・農村・農協など、農業の専門紙である『日本農民新聞』は、食料・農業・農村に関わっての農政・農協の課題、農業経済、アグリビジネスの動向などのニュースの背景をじっくり知っていただくとともに、キーパーソンや出来事を簡潔でわかりやすく整理して情報提供することに力を注いでおります。
このひと JAアクセラレーターの成果と今後 アグベンチャーラボ 代表理事 農林中央金庫 執行役員 デジタルイノベーション推進部長 荻野浩輝 氏 JA全中、JA全農、農林中金などJAグループの全国機関8団体が、外部の技術やアイデアをもつ組織と連携して新たな事業を創造するオープンイノベーションを実現する拠点として、昨年5月末に「アグベンチャーラボ」が開設されてから約1年。この間のJAアクセラレータープログラムの成果とこれからの取組み方向を、代表を務める荻野浩輝氏に聞いた。 スタートアップ企業とJAグループがコワーク ■JAアクセラレーター第1期の成果は? アグベンチャー... 2020年4月5日
このひと JA共済連 令和2年度事業のポイント JA共済連 代表理事専務 村山美彦 氏 JA共済連は3月19日、臨時総代会を開催し令和2年度事業計画を決定した。令和元年度からの「JA共済3か年事業計画」の中間年度となる2年度の事業展開のポイントをJA共済連の村山美彦代表理事専務に聞いた。 “生命保障回帰”、JA事務負荷軽減すすむ ■3か年事業計画の初年度となったこの1年を振り返って。 今次3か年計画では、重点取組事項として「契約者数の確保に向けた生命保障を中心とする保障提供の強化」、「新たなJAファンづくりに向けた農業・地域に貢献する取組みの強化」、「事業の効率化・契約... 2020年3月25日
このひと 農業における災害対応・防疫 参議院議員 農林水産大臣政務官 藤木眞也 氏 東日本大震災から9年、熊本地震から4年目となる。その後も台風や集中豪雨など自然災害に見舞われ、CSF(豚熱)の発生など生産者、農業現場を苦しめる災害が続く。農政をはじめ農協など農業団体では、できる限りの対策を講じ、農業生産基盤の復旧・復興に努めてきたが、これからも発生するであろう自然災害にどのように備えと支援が必要なのか。自らも熊本県の水田・畜産経営農家であり、農協組合長も務めた藤木眞也参議院議員(農林水産大臣政務官)に聞いた。 復旧・復興進むも対処すべき課題も ■まず地元、熊本地震から4年... 2020年3月15日
このひと 生分解性マルチと農業のこれから 農業用生分解性資材普及会 会長 池本克己 氏 農業用生分解性資材普及会(=ABA)は、圃場で雑草抑制や地温確保のために使用する生分解性マルチフィルムを中心に生分解性樹脂を利用した資材の開発や利用、普及を推進している。農業の担い手不足や使用済プラスチックの排出量削減が社会的にクローズアップされている今日、生分解性マルチがこれからの日本農業へ果たす役割を池本会長に聞いた。 廃プラ処理費高騰、海洋汚染も ■生分解性マルチを取り巻く環境は? ABAは、生分解性マルチフィルムを、農業用フィルムマーケットに上市させていただいたのを機に200... 2020年3月5日
〈本号の主な内容〉 ■第66回 JA全国青年大会 ■第15回 JAバンク担い手金融リーダー全国大会 ■令和元年度 JA都市農村交流全国協議会 情報・意見交換集会 ■JA全農石油事業の取り組み JA全農京都「JAヴィレッジ亀岡」を訪ねて JA-SS最近の動向 ■行友弥の食農再論「トリトンの告発」 2020年2月26日
第66回JA全国青年大会 記念座談会 農業・JAの担い手が描く日本農業の姿 ~担い手育成・支援をめぐって~ 全国農業協同組合連合会 常務 久保省三 氏 JA全国女性組織協議会 会長 加藤和奈 氏 全国農協青年組織協議会 会長 今野邦仁 氏 全国農協青年組織協議会(JA全青協)は、第66回JA全国青年大会を、18・19の両日、東京・港区のメルパルクホールで開催する。これを記念して、JA全青協の今野邦仁会長と、JA全国女性協の加藤和奈会長、JA全農の久保省三常務に、これからの日本農業の姿を、担い手の育成・支援の視点から話し合ってもらった。 食と農の課題 今野 僕たちは... 2020年2月15日
〈本号の主な内容〉 ■ゆめファーム全農SAGA 1月24日、佐賀市内で開所式 キュウリ土耕45t/10a・養液50t/10aめざす ■第14回 家の光読書ボランティアスキルアップ講座 基礎編・実践編 ■JA全農のLPガス事業の取り組み エネルギーコスト削減・課題解決 収量増加・品質向上に向けた取り組み LPガス保安対策 「JAでんき」の早期全国展開、組合員向け供給戸数拡大に向けて ■第41回 施設園芸総合セミナー・機器資材展 2月4・5日 東京・江戸川区総合文化センターで 日本施設園芸協会が開催 2020年2月5日
第65回JA全国女性大会 記念号 〈本号のおもな内容〉 ■JA全国女性組織協議会 会長 加藤和奈さんに聞く JA女性 地域で輝け 50万パワー☆ ■JA全国女性協がJAグループ各事業とコラボ JA全農と 全国どど~ん!と「どんぶり」スポーツ応援キャンペーン 家の光協会と おむすびキッズコンテスト - ニコ・ニコおむすび大作戦 ■行友弥の食農再論「『21世紀』はいつまで?」 ■JA直売所併設型の料理教室 あぐりきっちん 第1号店がJA掛川市で1月31日オープン ■JA女性組織への期待 全国農協青年組織協議会 今野邦仁 会長 ■『家の光』のJA女性... 2020年2月5日
このひと 農林水産物・食品の輸出促進へ 自民党 農産物輸出促進対策委員会 委員長 福田達夫 氏 昨年11月、「農産物及び食品の輸出の促進に関する法律」が成立し、今年4月1日から施行する。農水省に農産物・食品の輸出を一元的に手がける「輸出本部」を設置し、輸出促進へ本腰を入れた国の取り組みが始まる年明けに、自民党農林・食料戦略調査会農産物輸出促進対策委員長の福田達夫氏(衆議院議員)に、農産物輸出に向けたポイントを聞いた。 農業者の“稼ぎ”の柱の一つに ■輸出促進法が成立しました。 農産物の輸出の関する初めての... 2020年1月21日
〈本号の主な内容〉 ■年頭所感 江藤拓 農相 ■加速するGAPの取り組み ■新春に想う 筑波大学生命環境系教授 納口るり子 氏 ■JAグループトップ新春の決意 JA全中 中家徹 会長 JA全農 長澤豊 会長 JA共済連 市村幸太郎 会長 農林中央金庫 奥和登 理事長 JA全厚連 雨宮勇 会長 家の光協会 中出篤伸 会長 (株)農協観光 全国農協観光協会 田波俊明 会長 ■2020新春メッセージ 全国土地改良事業団体連合会 二階俊博 会長 全国農業会議所 二田孝治 会長 全森連 村松二郎 代表... 2020年1月15日
〈本号の主な内容〉 ■「共創の日2019」シンポジウム 農商工連携で地域経済活性化 ■農場から食卓まで 安全管理の徹底へ 農林水産省消費・安全局 新井ゆたか局長に聞く ■JA助けあい組織全国交流集会 JA健康寿命100歳サミット JA全中が開催 ■行友弥の食農再論「複眼的な議論」 ■YEAR'Sニュース2019 2020年1月7日
このひと ナフィールドジャパン創設のねらい ~農業人材育成への思い~ 一般社団法人ナフィールドジャパン 代表理事 前田茂雄 氏 イギリス発の生産者による農業者向け奨学金制度として長い歴史をもつ「ナフィールド国際農業奨学金制度」の、日本における運営組織として「一般社団法人ナフィールドジャパン」が8月に設立された。代表理事の前田茂雄氏(北海道本別町・前田農産食品(株)代表取締役)に、設立のねらいと今後にかける思いを聞いた。 1940年代から世界の農業者を育成 ■ナフィールド国際農業奨学金制度とは? ... 2019年12月27日
〈本号の主な内容〉 ■アグリビジネス創出フェア開く ■JAグループ 令和2年度畜産・酪農対策に関する政策提案 ■日本食農連携機構が設立10周年 ■国産材を主体とした木材利用の拡大へ ウッドソリューション・ネットワーク 総会で3年の成果を確認 木材業界と学界の"協創"で第2クールへ ■町産木材を利用した循環型地域社会づくり 官民複合施設「オガールエリア」(岩手県紫波町)を訪ねて ■第6回JA窓口担当者交流大会 農林中金が開催 ■かお JA全農 監事・常務理事に就任した4氏 大河原秀一郎 監事 竹本尚史 常務理事 倉重徳也 常務理事 ... 2019年12月18日
アングル JAの経営基盤強化へ~課題と取組み方向 JA全中 専務理事 比嘉政浩 氏 JAグループでは、第28回JA全国大会決議の重点の一つである「持続可能な経営基盤強化の確立・強化」に基づき、さらなる取組みを強化するための検討を開始し、年度内に基本的方向をとりまとめることとしている。現状での課題と取組みの考え方を、JA全中の比嘉政浩専務理事に聞いた。 JA自己改革の成果 ■農協改革集中推進期間を終えての課題から。 今年5月に、5年間の「農協改革集中推進期間」を終え一定の評価を受けた。7月の参院選における与党公約では「准組合員利用規制の検討は『組合員の判断... 2019年12月6日
このひと 地域農業振興とTACの役割 JA新いわて 代表理事組合長 小野寺敬作 氏 農業者の所得増大による地域農業活性化の取組みが、JAグループを挙げて進められているなか、地域農業の担い手に出向くJA担当者「TAC」の役割は、ますます重要性を増してきた。岩手県北部の18市町村をエリアとするJA新いわてのTACの活動から、広域JAの地域農業振興とTACの役割を小野寺敬作組合長に聞いた。 販売額500憶円を目指す ■管内農業の概況から。 管内は、四国4県に匹敵する岩手県のほぼ半分をエリアとし18市町村にまたがる... 2019年11月26日
〈本号の主な内容〉 ■JAグループ担い手アグリサミット2019 JA全農がJA西日本営農技術センター(広島)で開催 ■集中連載 第2回 「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」へ わがJAの自己改革と今後 福岡県 JA糸島 代表理事組合長 山﨑重俊 氏 大阪府 JA大阪南 代表理事組合長 中谷清 氏 千葉県 JAちば東葛 代表理事組合長 勝田実 氏 兵庫県 JAたじま 代表理事組合長 尾﨑市朗 氏 岩手県 JAいわて平泉 代表理事組合長 佐藤鉱一 氏 福井県 JA花咲ふくい 代表理事組合長 冨田勇一 氏 岡山県 JA阿新 ... 2019年11月12日
〈本号の主な内容〉 ■台風19号 農林水産関係にも甚大な被害 ■集中連載 第1回 「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」へ わがJAの自己改革と今後 鳥取県 JA鳥取中央 代表理事組合長 栗原隆政 氏 岩手県 JAいわて中央 代表理事組合長 浅沼清一 氏 東京都 JA東京あおば 代表理事組合長 洒井利博 氏 栃木県 JAなすの 代表理事組合長 菊地秀俊 氏 埼玉県 JAふかや 代表理事組合長 石澤清治 氏 長野県 JA中野市 代表理事組合長 望月隆 氏 茨城県 JA水戸 代表理事組合長 八木岡努 氏 ■これまでの被害に学ぶ ... 2019年11月1日
アングル 国際交渉と農林水産行政のこれから 「日米貿易協定」最終合意を受けて 農林水産審議官 大澤誠 氏 9月26日の日米首脳会談で、農林水産品に係る日本側の関税などを含む日米貿易協定が最終合意に至った。TPP11、日EU・EPAに続いての日米貿易協定最終合意で、新たな国際環境を迎えた日本における農林水産行政のこれからを、農林水産審議官の大澤誠氏に聞いた。 期待に応えられた成果の日米交渉 ■7月に経営局長から農林水産審議官に就任され、日米交渉に臨まれたが。 4年前に国際担当の総括審議官として臨んだTPP交渉は、農産物の本格的な包括的関税交渉として日本で初めてだった。その... 2019年11月1日
〈本号の主な内容〉 ■第20回 店舗戦略トップセミナー 全国Aコープ協同機構、農協流通研究所が開催 ■10月2日は「直売所(ファーマーズマーケット)の日」 JAグループがイメージキャラクターらとPR ■蔦谷栄一の異見私見「永続的経済成長という『おとぎ話』への決別」 2019年11月1日
このひと 今、問い直す協同組合の価値 協同組合間連携のこれから 日本協同組合連携機構 (JCA) 代表理事専務 馬場利彦 氏 6月、日本協同組合連携機構(JCA)の代表理事専務に馬場利彦(前全中参事)氏が就任した。昨年4月にJJC(日本協同組合連絡協議会)の機能を引き継ぎ、JC総研を組織再編したJCAが発足して1年余。これまでの農協運動を振り返りながら、改めて協同組合の存在意義とJCAの役割を新専務に聞いた。 協同での社会課題解決を目指して ■JCA創設に至った背景をどう捉えるか。 協同組合はいま、国際... 2019年10月7日