日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

企業・商品ニュース

「九条ねぎ」をふんだんに使用したソースを発売=こと京都

 九条ねぎの生産・加工・販売を行う農業生産法人こと京都㈱(本社=京都市伏見区、山田敏之代表取締役)はこのほど、「九条ねぎ」をふんだんに使用したソース「九条ねぎのジェノベーゼ」をオンラインショップで販売開始した。同社が生産する京都伝統野菜「九条ねぎ」を使った「和」のジェノベーゼソース。九条ねぎの良さを引き立てるオリーブオイル、パルメザンチーズ、松の実などの厳選した素材を使用。パスタだけでなく「ちょっと使い」でも幅広く様々な料理に応用できる商品。180g、3000円(税込・送料別)。  同社では、「九条ねぎの可能性をより身近に感じていただきたいという思いから開発した」と説明している。

凸版印刷とGSIクレオスが生分解性プラのレジ袋等を共同開発

 凸版印刷㈱と㈱GSIクレオスは、生分解性プラスチックを用いたレジ袋を開発した。  GSIクレオスが供給する生分解性に優れた樹脂(Mater-Bi)を原料として、凸版印刷が同社から提供された原料に関する情報をベースに、フィルム製造や成型の製造技術力・開発力を活かし、製品化に成功した。コンビニエンスストアなどでの普及を見込んでいる。凸版印刷は今月からレジ袋やごみ袋、日用品を中心とする製品などの販売を開始する。

雪印メグミルク㈱が〝目や鼻の不快感を緩和する〟機能性表示食品『乳酸菌ヘルベヨーグルト ドリンクタイプ』を全国で発売

ヨーグルト市場初、目や鼻の不快感を緩和する「機能性表示食品」=雪印メグ

 雪印メグミルク㈱(西尾啓治代表取締役社長)は、ヨーグルトで初となる〝目や鼻の不快感を緩和する〟機能性表示食品『乳酸菌ヘルベヨーグルト ドリンクタイプ』〔100g、写真〕を来年1月21日から全国で発売する。  「乳酸菌ヘルベ」(L.helveticus SBT2171)は、同社独自の乳酸菌。近年の研究によって、「ハウスダストやダニによる目や鼻の不快感を緩和する」機能がヒト試験で確認された。「乳酸菌ヘルベ」入りドリンクヨーグルトを12週間摂取したところ、目や鼻の不快感が有意に改善したほか、くしゃみの回数も有意に減少することが確認されたことから、『乳酸菌ヘルベヨーグルト ドリンクタイプ』を、...

JA全農の国産加工業務用ブロッコリーを使用したサラダ

国産加工業務用ブロッコリー使用のサラダ大手コンビニで販売=JA全農

 JA全農が生産振興を進めてきた加工業務用途に適した大型ブロッコリーを使用したサラダが大手コンビニチェーンのセブンイレブンで11月から発売された。  JA全農では、コンビニの惣菜やサンドイッチに使われるブロッコリーは輸入の比率が高いことから、国産品に置き換えることを目的に検討。2018年には、種苗メーカー各社の協力を得て、秋冬作の大型花蕾のブロッコリーの試験栽培を行った。全農によれば、通常スーパーで売られるブロッコリーが直径11~12cm、重量250~300gに対し、直径16~18cm、重量500~700gと大型で、単位面積当たりの収穫量が多い。試験栽培の結果、歩留まりもよく、食味も輸入...

三菱ガス化学が国内最大規模の完全人工光型植物工場を竣工

 三菱ガス化学㈱(東京都千代田区)が同社事業所である「QOLイノベーションセンター白河」(福島県白河市)内に建設を進めていた、完全人工光型植物工場がこのほど竣工、22日に竣工式が行われた。  同植物工場は、1日2・6t以上、1株80gのリーフレタス換算で約3万2000株の葉菜類の生産能力。完全人工光型植物工場としては国内最大規模となる。また、工場設計の工夫や最新の技術ノウハウ等の導入により同時に多品種を栽培でき、一般消費者向け個包装商品から業務用商品まで、顧客ニーズに沿った計画的生産及び供給が可能となるという。  今後は、同社と㈱ファームシップ(東京都)が共同で設立したMGCファーミックス...

資源循環型農業を実現へ、もみ殻ガス化発電システムの実証を開始=ヤンマー

 ヤンマー㈱のグループ会社であるヤンマーエネルギーシステム㈱(大阪市)は、稲作農業で発生するもみ殻を活用し、熱と電気を供給する資源循環型のもみ殻ガス化発電システムの実証を開始した。もみ殻に特化した小型ガス化発電システムは国内初。  稲作農業では、もみ摺り時に発生するもみ殻の処理方法としてかつて行われていた野焼きは禁止されており、国内で発生する年間約200万tのもみ殻は、たい肥などに一部利用されるものの、エネルギー源としては活用されていない。  ヤンマーエネルギーシステムでは、もみ殻を有効活用し燃料としてガス化、熱電併給も行うことができる小規模分散型のもみ殻ガス化発電システムを開発し、このほ...

丸紅がブラジルの農業資材販売会社に出資

 丸紅㈱は25日、ブラジルで農業資材販売事業を展開するAdubos Real S.A.(=AR社)への出資を10月29日付で完了し、AR社を子会社化したと発表した。  AR社は1980年にミナスジェライス州で創業され、年商は約70億円。丸紅では「今回のAR社への出資を通じて、当社が世界各地で培った経験やノウハウをAR社と共有し、今後ミナスジェライス州での農業資材販売と農家が抱える高度な課題の解決策に応用することで、ブラジル農業の成長と発展に貢献していく」としている。

全農物流が苫小牧に北海道産農畜産物の物流拠点「苫小牧倉庫」新設

 全農物流(寺田純一社長)は、北海道苫小牧市に北海道産農畜産物の保管・物流拠点になる「苫小牧倉庫」をこのほど新設し、10月29日に竣工式を行った。全農物流として北海道内初の倉庫で、道産の米穀、大豆、てん菜糖などの保管倉庫になるほか、全農物流の内航船12隻と新規に導入したウイング式トレーラー4台により道内外輸送の拠点としてサービスを提供する。  苫小牧倉庫は、北海道と本州の物流の要衝である苫小牧港近くに立地する。敷地面積は1万3200㎡。倉庫施設は810㎡の低温倉庫2倉と同面積の常温倉庫2倉で構成する鉄骨平屋建。収容能力は約7000t。屋根が倉庫扉からせり出した全天候対応型で、内部は遠隔システ...

全17工場でFSSC22000の認証を取得=雪印メグミルク

 雪印メグミルク㈱(西尾啓治代表取締役社長)は、全国自社17工場で食品安全マネジメント規格FSSC22000を認証取得した。  同社は、各部門に働く従業員による品質保証活動を推進するとともに、ISO9001とHACCPの考えを取り入れた同社独自の品質保証システム「MSQS」により、徹底した品質管理・衛生管理を実施。MSQSの一般衛生管理を世界標準まで引き上げ、食品安全に対する取り組みを強化するためFSSC22000導入を推進した。2017年2月に海老名工場でのFSSC22000認証取得を皮切りに、他工場でも順次、認証取得に向けて取組みを推進、今月大樹工場の認証取得をもって、国内自社17工場全...

ホクレンと共同で道産ブランドじゃがいものポテトチップス3種を発売=湖池屋

ホクレンと共同で道産ブランドじゃがいものポテトチップス3種を発売=湖池屋

 ㈱湖池屋は、ホクレンとの共同企画で、北海道産ブランドのじゃがいもを使ったポテトチップスの新商品3種〔写真〕を18日から発売した。  じゃがいもの素材の味わいを楽しめる厚切りポテトチップス『PURE POTATO』ブランドの「じゃがいも心地」シリーズ。  ▼JAきたみらい産の〝スノーマーチ〟を、ほどよい塩加減と海鮮の旨みで仕上げた『塩とホタテの旨みで(スノーマーチ)』。▼JA士幌町産の〝ひかる〟を使用し、塩&バターで風味豊かに仕上げた『塩と北海道産バターで(ひかる)』。▼JAようてい産の〝きたかむい〟を、塩と野菜の旨みの絶妙なバランスで仕上げた『塩と野菜の味わいで(きたかむい)』。 ...

移転|農林中金バリューインベストメンツ

 農林中金バリューインベストメンツ㈱は下記に事務所を移転し、12月2日から営業を開始する。  住 所 東京都千代田区内幸町2―2―3  日比谷国際ビル14階  電 話 03―3580―2050(代表)  FAX 03―3580―2051

移転 |アグリビジネス投資育成

 アグリビジネス投資育成㈱(森本健太郎取締役代表執行役)は12月9日から左記に事務所を移転する。  住 所 東京都千代田区神田駿河台2―2  御茶ノ水杏雲ビル11階  電 話 03―5283―6688(代)

オイシックス・ラ・大地が米国の不動産会社と賃貸契約を締結、海老名に物流拠点開設へ

 物流施設を専門に開発・所有・管理・運営する米国の不動産会社プロロジス(日本本社=東京都千代田区、山田御酒代表取締役社長)は、食品の宅配サービス事業を手掛けるオイシックス・ラ・大地㈱(髙島宏平代表取締役社長)と約3万4000㎡の賃貸借契約を締結、神奈川県海老名市にBTS型(特定企業専用)物流施設の開発に着手すると発表した。同施設は10℃帯の冷蔵倉庫として開発される。  オイシックス・ラ・大地が、事業拡大に伴い同施設の利用を決定。全国の契約農家約4000軒から入荷した野菜や、生鮮食品を集約し、地域別の出荷準備のための拠点とする。2020年4月に着工、2021年8月に竣工する予定。

「ナガノパープル」と「えのきたけ」が〝血圧を下げる〟機能性表示食品に=JA全農長野

「ナガノパープル」と「えのきたけ」が〝血圧を下げる〟機能性表示食品に

信州大・長野県との共同研究、機能性を表示し発売=JA全農長野  JA全農長野は、ぶどう「ナガノパープル」と、きのこ「えのきたけ」を食品の機能性を表示できる〝機能性表示食品〟として消費者庁に申請し、このほど受理されたと発表した。  それぞれ、『毎日グレープ(ナガノパープル)』(届出番号E358)、『長野県JA産えのきたけ』(届出番号E380)の商品名で、〝血圧を下げる〟機能性を表示し発売される。  ナガノパープルは、皮ごと食べられる種もない人気品種で信州大学・長野県との共同研究。ぶどう類での生鮮食品としての機能性表示届出は第1例目。1日摂取目安量は110g(約11粒)。  えのきたけも...

トキタ種苗オープンデーに3千人余

 中堅種苗会社で最近イタリア野菜の国内普及に力を入れているトキタ種苗(本社=さいたま市、時田巌社長)は13・14の両日、埼玉県加須市の同社「大利根研究農場」で野菜品種とりわけイタリア野菜の公開イベント=オープンデーを開催し、3000人余の視察者でにぎわった。視察者はイタリア野菜という新しい分野に取り組んでみようとする若い層が多く、野菜農家、JA関係者、農業資材・種苗販売店、行政・技術研究機関、農学系大学生や農業高校生のほか消費者・料理関係者もちらほら見られた。時田社長も、展示圃場で来場者の対応に飛び回っていた。  今回の見所は、①刻んで米代わりに食べられるというベジタブルライスのカリフラワー...

サタケが中国・江蘇省、四川省農業科学院と包括技術提携契約を締結

 サタケ(本社=広島県東広島市、佐竹利子代表)はこのほど、中華人民共和国江蘇省および四川省農業科学院との包括技術提携契約をそれぞれ締結した。  サタケは、2007年9月に国家糧食局(現・国家糧食和物資儲備局)と包括技術提携契約を締結して以来、継続して共同研究を実施、中国の農業・食糧行政機関との包括技術提携契約は今回で5例目となる。  同社では今回の包括技術提携契約の目的について、両省内で生産される米の国内市場におけるブランド競争力の強化、をあげており、「中国国内では黒竜江省・吉林省・遼寧省の東北3省で生産される米がブランド米として需要が高く、江蘇・四川で生産される米の販売拡大および収益増へ...

第2四半期決算は増収増益=雪印メグミルク

 雪印メグミルク㈱は8日、2020年3月期第2四半期決算〔連結〕を発表した。  売上高は3116億25百万円(前年同期比2・0%増)、営業利益は106億37百万円(同10・9%増)、経常利益は117億33百万円(同14・4%増)、四半期純利益は77億3百万円(同20・0%増)と増収増益となった。同社グループでは、環境変化への対応として、4月から市乳商品の価格改定を実施。また、機能性ヨーグルトなどの高付加価値商品およびチーズなどの主力商品の販売強化によるプロダクトミックスの改善、ニュートリション事業分野におけるマーケティング投資の継続による規模の拡大などに取り組んだ。海外部門では、オーストラリ...

トキタ種苗企画・制作・提供の新番組がスタート

 トキタ種苗㈱が企画・制作・提供する新番組BS日テレ『食べよう!イタリア野菜~Gusto Italia』が11月10日から放映を開始する。  番組では、〝食材を知り尽くす〟プロの料理人が登場。日本で育った新鮮なイタリア野菜にスポットを当て、その五感を刺激するイタリア野菜の魅力を熱く語る。またその日に紹介したイタリア野菜を使い、プロならではの1品を披露。テーマ野菜は、スティックカリフラワー「カリフローレ」とサラダも美味しいケール「カリーノケール」。イタリアンと和食のシェフがそれぞれの技法を使って家庭でおいしく簡単に食べられるメニューも特別に教える。第2・4日曜、午前10時54分~59分。放送終...

サタケが5年間保存できる非常食パン「PAN de BAR」を発売

5年保存の非常食パンを発売=サタケ

 サタケは、5年間保存できる非常食パン「PAN de BAR」〔写真〕を11月1日より発売する。同社はこれまで、長期保存が可能でお湯または水を入れるだけで簡単に調理できる非常食シリーズ「マジックライス(保存食シリーズ・雑炊シリーズ)」や「マジックパスタ」を販売。今回、新たに長期保存パンとして「PAN de BAR」がシリーズに加わった。1個あたり約500キロカロリー。希望小売価格は20個入り9600円、50個入り2万4000円(税抜)。サタケオンラインショップで販売する。

イセ食品のグループ会社が福島県田村市で8年ぶりに操業を再開

 イセ食品㈱(本社=埼玉県鴻巣市、伊勢彦信代表取締役)は10月30日、同社グループ企業で東日本大震災で被災した㈲はやま農場が約8年ぶりに操業を再開すると発表した。  はやま農場は、福島県伊達郡川俣町山木屋地区から田村市船引町堀越地区に移転し、鶏舎10棟を新設した。2017年11月から農場建設を進め、今年8月にすべての工事が完了した。農場の一部は昨年10月から操業を再開しているが、すべての鶏舎のフル稼働は今年12月下旬を予定している。同農場は若雌の収容羽数が100万羽、年間最大で240万羽を生産できる国内最大規模の養鶏農場となる。

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