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全農物流が苫小牧に北海道産農畜産物の物流拠点「苫小牧倉庫」新設

2019年11月25日

 全農物流(寺田純一社長)は、北海道苫小牧市に北海道産農畜産物の保管・物流拠点になる「苫小牧倉庫」をこのほど新設し、10月29日に竣工式を行った。同社として北海道内初の倉庫で、道産の米穀、大豆、てん菜糖などの保管倉庫になるほか、同社の内航船12隻と新規に導入したウイング式トレーラー4台により道内外輸送の拠点としてサービスを提供する。

 苫小牧倉庫は、北海道と本州の物流の要衝である苫小牧港近くに立地する。敷地面積は1万3200㎡。倉庫施設は810㎡の低温倉庫2倉と同面積の常温倉庫2倉で構成する鉄骨平屋建。収容能力は約7000t。屋根が倉庫扉からせり出した全天候対応型で、内部は遠隔システムによる温湿度管理を行い、壁面と保管物の間に45㎝の空間をつくる荷摺木で空気循環を保ち、荷物裏側の目視管理を容易にしている。

 竣工式で寺田社長は「弊社札幌支店はこれまで北海道産生乳の道内、道外輸送を中心に、米穀、大豆、種馬鈴薯、肥料等の輸送・保管を行ってきた。北海道の農業産出額は全国1位で、全国に占める割合は増加傾向にあるなど北海道産の需要が高まっている情勢を踏まえ、道内各JA様、ホクレン様、荷主の皆様のご期待に応えるため、札幌支店初の低温・常温倉庫の建設を検討し、このたび無事竣工することができた」「弊社はJAグループの物流会社として、農業情勢・物流情勢に対応し、北海道産農産物の物流の一翼を担い、その効率化と輸送力確保に今後とも積極的に取り組んでいく」と挨拶した。

 式には、寺田社長をはじめ、岩倉博文苫小牧市長、瀧澤義一ホクレン副会長、宮田広幸JAとまこまい広域組合長、鈴木章宏全農麦類農産部長、鷹野尚志㈱JA設計社長ら関係者が出席した。

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