農業界(農業関連団体・農業関連企業、農水省等府省庁、農業協同組合関連団体・企業・農業大学、地方公共団体など)の注目すべきニュースを厳選して掲載しています。
農業界の人事ニュースはこちら。
外部組織と連携し新たな事業創造、課題解決等目指す JAグループの全国機関8団体(全中、全農、JA共済連、農林中金、家の光協会、日本農業新聞、JA全厚連、農協観光)は27日、JAグループが外部の技術やアイデアを持つ組織と連携して新たな事業を創造するオープンイノベーションを実現する拠点「AgVenture Lab(アグベンチャーラボ)」を、東京・千代田区の大手町ビルヂング9階に開設した。 同ラボは、「次世代に残る農業を育て、地域のくらしに寄り添い、場所や人をつなぐ」をコンセプトにして、スタートアップ企業やパートナー企業、大学、行政等との協創により、様々な知見やテク... 2019年5月28日
農水省は26日に同省で、競馬関係者に対する農林水産大臣表彰の表彰式を行った。 これまで競馬関係者への大臣表彰は、賞典レースの優勝馬の馬主に対してのみ行われていたが、今回顕著な功績があった競馬関係者を表彰する大臣賞を創設したもの。式では、昨年9月に史上初の日本中央競馬会(JRA)通算4000勝を達成した武豊騎手、昨年8月に地方競馬最多の通算7152勝を挙げた的場文男騎手のほか、日高軽種馬農業協同組合代表理事組合長の木村貢氏、JRA前理事長で特別顧問の土川健之氏の4名が吉川貴盛農相から表彰状を授与された。 吉川農相は挨拶で、競馬の売上が7年連続で増加していることに触れ、「競馬が健全な娯楽... 2019年4月29日
業務拡大、9月末までに全県域での移管完了を予定 一般社団法人JAバンク相談所への都道府県JAバンク相談所からの運営移管が行われている。4月時点で42県域が運営移管しており、今年9月末までに全県域での移管が完了する運びになる。 JAバンク相談所は、公正かつ中立な立場で、JAなどが行う貯金・融資等の信用事業の業務に関する利用者からの相談、苦情及び紛争の申し出を受け付け、その解決等に向けた支援を行っている。苦情などを受けた当該JAに対し、迅速な解決の依頼を行うほか、利用者が外部の紛争解決機関を利用して解決を図ることを希望する場合には、JAバンクの紛争解決措置として弁護士会などが運営する「仲裁... 2019年4月21日
JA徳島厚生連(佐竹弘通経営管理委員会会長)が運営する「阿南医療センター」(徳島県阿南市宝田町)が5月1日に開院、7日から外来診療を開始する。 同センターは地域医療構想の先駆けとして、2病院を統合して誕生した。徳島県南部医療圏では、JA徳島厚生連の阿南共栄病院と、阿南市医師会の阿南医師会中央病院が地域の中核的な病院としての役割を果たしてきたが、両病院ともに医師の高齢化や医師不足などを背景に、救急医療をはじめとする地域医療体制の将来的な維持が困難であることが指摘されてきた。このため、平成21年にJA徳島厚生連、阿南市医師会、阿南市の三者が、地域医療のあり方、両病院の連携の方策等について協議... 2019年4月9日
埼玉県とJA埼玉県信連は一九日、農業教育の充実に関する協定を締結した。 協定は、両者が連携することで農業教育の充実を図り、経営力の高い新規就農者を安定的に確保・育成することを目的としたもの。農業大学校のカリキュラムの充実を盛り込んだ。具体的には、「自営就農」「就職就農」「農業関連産業」の進路別の三コースを設定、コース別にカリキュラムを充実するとともに、学生が就農するに当たり必要な知見を学ぶことができる特別講義を開催する内容。これを実現するため、県信連が県に対し二〇一九年度から五年間、年間三〇〇万円の寄附金を拠出する。 同日知事室で行われた締結式では、上田清司知事、埼玉県信連の若林龍司... 2019年3月20日
つや姫、雪若丸、銀河のしずくなど新品種が特A、魚沼コシも返り咲き果たす 日本穀物検定協会は二七日、平成三〇年産米の食味ランキングを発表した。 同協会では、良質米作りの推進と米の消費拡大に役立てるため昭和四六年産米から全国規模の代表的な産地品種について食味試験を実施し、その結果を毎年「食味ランキング」として公表している。 四八回目となった今回は、食味官能試験を行った四四道府県(東京、大阪、沖縄除く)一五四産地品種(二九年産一五一産地品種)のうち、最高位となる「特A」取得〔別表参照〕は過去最多となる五五産地品種に上った。「A」に評価されたものは六七点(同七六点)、「A´」は三二点(同三... 2019年2月28日
農林中金全共連アセットマネジメント㈱(NZAM)(吉田一生代表取締役社長)は六日、「NZAM 上場投信 TOPIX(銘柄コード2524)」、「NZAM 上場投信 日経225(銘柄コード2525)」、「NZAM 上場投信 JPX日経400(銘柄コード2526)」、「NZAM 上場投信 東証REIT Core指数(銘柄コード2527)」の四本を東京証券取引所に同時上場した。 今回の上場によって、二〇一四年三月に上場した「NZAM 上場投信 東証REIT指数(1595)」、「NZAM 上場投信 TOPIX Ex―Financials(1596)」と併せて、合計六本のラインアップとなる。また... 2019年2月13日
肥薬・生資部を廃止し「耕種資材部」新設、広報部を「広報・調査部」に 米穀部の生産集荷機能を移管し「米穀生産集荷対策部」を新設 JA全農は四月一日付で、▼自己改革の取り組みを加速し、生産基盤拡大、JA支援強化等の着実な実践に向けた肥料・農薬・資材・農機事業を一体的に取り組む体制を構築するため、「肥料農薬部」、「生産資材部」を廃止し、「耕種資材部」を新設、▼自己改革の取り組みの加速化をはかりつつ、多収米等の契約栽培の拡大、担い手・JA推進の強化等を通じた連合会集荷数量の反転をめざし、生産・集荷対応と販売対応に機能を区分けした二部体制への見直しをはかるため、米穀部の生産集荷機能を移管し、「米穀... 2019年2月12日
JA全厚連は昭和二三年に前身の「全国厚生文化農業協同組合連合会」が設立されて七〇年を迎えたことから二九日、都内ホテルで「JA全厚連創立七〇周年記念の集い」を開催した。各厚生連はじめJAグループ関係者や国会議員等が集まり七〇周年を祝った。 雨宮勇経営管理委員会会長は、各厚生連が行っている健康増進活動、医療事業、高齢者福祉事業を紹介するとともに、昭和二六年に厚生連病院が医療法上の公的医療機関に指定されたこと、五九年に厚生連の法人税等非課税措置が実現したこと、平成一九年に厚生連の特別養護老人ホーム直営が実現したこと等の歴史を振り返った上で、「多くの皆さんが今日の厚生事業を作り上げてきた。これま... 2019年1月30日
AI野菜収穫ロボットを開発するinaho㈱(神奈川県鎌倉市、代表取締役=菱木豊、大山宗哉)は九州進出となる拠点を佐賀県鹿島市に開設した。 鹿島市近辺は、全国でも有数の反収を誇るキュウリ農家や、全国トップクラスのアスパラガスの生産量を誇る農家が存在する日本有数の施設栽培の産地。同社は、オフィス開設にあたり鹿島市と進出協定を締結、佐賀県と鹿島市の支援を受け、契約農家とのパートナーシップにより自動収穫ロボットの開発と自動収穫サービスを加速させる。 また、大日本農会が主催する「第一〇〇回農事功績者表彰」で緑白綬有功章を受章した佐賀県武雄市のキュウリ農家・山口仁司氏らと連携して、ロボットを活用... 2019年1月22日
農林中央金庫は一一日、オランダ・アムステルダム市に農中全額出資の銀行現地法人の設立に向けて手続きを進めていることを明らかにした。二〇一九年中の営業開始を予定している。 銀行現地法人の設立は、英国のEU離脱をはじめとする欧州での経済環境等の変化に柔軟に対応し、欧州におけるビジネスを強化することを目的としたもので、関係当局の認可等が前提となる。 2019年1月15日
「農業者の所得二割アップ」をスローガンに 福井県JAグループはこのほど、第二五回JA福井県大会を開き、二〇二〇年四月に福井県下全一二JAを合併する県下一JA合併基本構想を提案、県下一JA合併に関する決議を採択した。 今月から来月にかけて行われる組合員説明会、三月に各JA通常総(代)会を開いた後、六月に合併予備契約を締結、七月に合併総(代)会を行う運び。二〇二〇年四月に県下一JA「福井県農業協同組合(愛称=JA福井県)」として合併後、速やかに中央会、信連、経済連、厚生連の包括承継手続きに入るとしている。 福井県JAグループでは、合併による効果について、①県域のスケールメリットの発揮(... 2019年1月8日
「日本の農業・農山村をどう構想するか」をテーマに、一橋大「自然資源経済論プロジェクト」の市民公開シンポジウムが一五日、同大で開かれた。農林中金が平成二一年度から同大に設置している寄附講義の一環で開催されたもので「自然資源経済論ⅣA」として同大の学生をはじめ一般市民も出席、約三三〇名が参加した。 同大経済学研究科准教授の山下英俊氏は、「今回は主に、オーストリアを鏡にして、日本の農業・農山村のこれからを考える。(二〇一三年から同国で行っている)現地調査の報告などが中心だ」と開催趣旨を説明した。農林中金常務執行役員の八木正展氏は、「本日のシンポジウムでは日本の農業・農村の問題点を抉り出し、我々... 2018年12月20日
「日本の農業・農山村をどう構想するか」をテーマに、一橋大学「自然資源経済論プロジェクト」の市民公開シンポジウムが一五日、同大で開かれた。農林中金が平成二一年度から同大に設置している寄附講義の一環で開催されたもので「自然資源経済論ⅣA」として同大の学生をはじめ一般市民も出席、約三三〇名が参加した。 同大経済学研究科准教授の山下英俊氏は、「今回は主に、オーストリアを鏡にして、日本の農業・農山村のこれからを考える。(二〇一三年から同国で行っている)現地調査の報告などが中心だ」と開催趣旨を説明した。農林中金常務執行役員の八木正展氏は、「本日のシンポジウムでは日本の農業・農村の問題点を抉り出し... 2018年12月20日
平昌五輪カーリング女子で銅メダルを獲得したLS北見(ロコ・ソラーレ)の五選手が二四日、東京・大手町のJAビルを訪れ、カーリング女子日本代表をオフィシャルスポンサーとして支援するJA全農に、『報奨米一〇〇俵』のお礼と大会での結果を報告した。 藤澤五月・本橋麻里・鈴木夕湖・吉田夕梨花・吉田知那美の各選手からは、海外遠征時に炊飯器を持参し国産米を炊いていること、試合中の栄養補給を行う〝もぐもぐタイム〟など食にまつわるエピソードが語られた。また、全農職員から「ご飯のお供に好きなものは」と質問を向けられた五選手はそれぞれ、「海外に行くと梅干しが食べたくなる」(本橋)、「ご飯にすき焼き味... 2018年5月25日
毎年の救急医療などへの取組みが評価される機能評価係数Ⅱで、JA北海道厚生連帯広厚生病院が三年連続、「DPC特定病院群(旧称=Ⅱ群)」のなかで最も高い値であることがわかった。これは三月二〇日に厚労省が公示した「厚生労働大臣が指定する病院の病棟並びに厚生労働大臣が定める病院、基礎係数、暫定調整係数、機能評価係数I及び機能評価係数IIの一部を改正する告示」により明らかになったもの。 またDPC対象病院のグループ分けもわかり、今回は「DPC特定病院群」一五五病院、「DPC標準病院群」一四九三病院が該当した。厚労省がすすめるDPC(包括医療費支払い)制度は、入院期間中に最も医療資源を投入した疾病に... 2018年3月21日
「新潟・魚沼コシヒカリ」が初めて「特A」陥落=日本穀物検定協会 日本穀物検定協会(穀検)は二月二八日、平成二九年産米の食味ランキングを発表した。 穀検では、良質米作りの推進と米の消費拡大に役立てるため昭和四六年産より全国規模の代表的な産地品種について食味試験を実施し、その結果を毎年「食味ランキング」として公表している。 四七回目となった今回は、食味試験を行った四四道府県(東京、大阪、沖縄除く)一五一産地品種(二八年産一四一産地品種)のうち、「特A」取得〔表参照〕は北海道の「ゆめぴりか」、青森の「津軽・青天の霹靂」、宮城の「つや姫」など二七道府県の四三点(二八年産は四四点〕となった。... 2018年3月1日