日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

農業の人手不足で「マッチングは進んでいる」と農相

 江藤農相は4月28日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症の影響による農業の人手不足に対するマッチングの取組について、農・水産業で2700名(4月22日現在)の不足があることを示し、「補正予算にも農業労働力確保緊急支援事業を組み込んでいるが、ケーススタディが難しく、どのような業種が可能かを現場に下ろさないと、現場は進まないだろうという問題はある」などと指摘、さらに法務省が技能実習生が他業種に移動することを認める方針をとったことを紹介し、「実際に長野、群馬、青森などでは、旅館業組合や地元の事業協同組合等、北海道、青森なども観光協会等が窓口になって、次第にマッチングが進んできている」と状況を説明...

JA共済連が厚生連病院にマスク10万枚を寄贈

医療機関の衛生資材不足受け、フェイスシールドも  JA共済連は、地域医療を支える厚生連病院にマスク10万枚等を寄贈した。  新型コロナウイルスの感染拡大により医療機関における衛生資材不足が深刻化する現状を受けて行ったもの。JA全厚連を通じて、全国の厚生連病院に、JA共済連が災害時に備えて用意していたマスク10万枚とともに、フェイスシールド7800枚(5月18日にJA全厚連へ納品予定)が贈られた。  4月28日に東京・大手町のJAビルで贈呈式が行われ、JA共済連の柳井二三夫代表理事理事長からJA全厚連の中村純誠代表理事理事長にマスク等の目録と併せて、医療関係者への応援・感謝の言葉を綴ったJ...

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JA共済連が厚生連病院にマスク10万枚を寄贈

 JA共済連が、地域医療を支える厚生連病院にマスク10万枚等を寄贈。新型コロナウイルスの感染拡大により医療機関における衛生資材不足が深刻化する現状を受けて行ったもの。JA全厚連を通じて、全国の厚生連病院に、JA共済連が災害時に備えて用意していたマスク10万枚とともに、フェイスシールド(5月18日にJA全厚連へ納品予定)が贈られた。4月28日に東京・大手町のJAビルで贈呈式が行われ、JA共済連の柳井二三夫代表理事理事長からJA全厚連の中村純誠代表理事理事長にマスク等の目録と併せて、医療関係者への応援・感謝の言葉を綴ったJA共済連役職員の手書きのメッセージカードが贈られた。〔写真提供:JA...

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日刊アグリ・リサーチ 2020年5月1日(金)

〈主な内容〉 ◎JA共済連が厚生連病院にマスク10万枚を寄贈  医療機関の衛生資材不足受け、フェイスシールドも ◎農業の人手不足で「マッチングは進んでいる」と農相 ◎全農2年度事業計画~事業別実施具体策と行動計画8.  《事業運営・経営管理》経営資源の有効活用とグループ経営の強化 ◎農水省食品流通合理化検討会が中間とりまとめ  食品流通の合理化に向け、パレット化等で手荷役軽減等 ◎卓球日本代表選手を応援、抽選で牛肉2kgが当たるキャンペーン=全農 ◎新基本計画の施策「農業生産工程管理の推進」「良質・低廉な農業資材の供給」 ◎新潟・京都で野生イノシシのCSF感染を...

日本初、温度変化で表示内容が変わる『のみごろサイン』シールが商標登録=宝HD

 宝ホールディングス㈱は、事業会社の宝酒造㈱が発売する〝清酒松竹梅特定名称酒スリムパック〟シリーズに使用している『のみごろサイン』シールが、特許庁に商標登録出願をしていたところ、商標登録第6241211号として登録されたと発表した。  この登録商標は、日本初の温度変化により表示内容が変化する登録商標であり、示温インクを用いることで商品の温度により、表示される内容の一部が変化する商標。2015年から導入された、音商標、色彩のみからなる商標、動き商標などの新しいタイプの商標のひとつであるホログラム商標の一種で、酒類カテゴリーにおける初めてのホログラム商標登録になるという。  『のみごろサイン』...

トラクタ転倒・転落事故防止へ、片ブレーキ警告装置キャンペーン=井関

 井関農機㈱は農作業死亡事故に占める割合が高い乗用トラクタの転倒・転落事故を防止するため、6月から小型トラクタへの「片ブレーキ警告装置」装着キャンペーンを実施する。  トラクタの転倒・転落事故では、左右のブレーキペダルの連結忘れが事故原因のひとつになっている。「片ブレーキ警告装置」は、左右のブレーキペダルを連結しない状態でアクセルペダルを操作した場合に、ブザーの断続音で運転者に警告して転倒・転落事故のリスクを低減する。後付けができるタイプで、8月の発売を予定している。  キャンペーン価格は取付工賃込みで1万円(税別・引取の場合は別途費用)。申込み受付期間は今年6月~12月末。取付は2021...

移転|農中信託銀行

 農中信託銀行㈱は、左記に事務所を移転し、5月7日から業務を開始する。 住所 東京都千代田区神田錦町二丁目2―1 KANDA SQUARE 5階 電話 (代表)03―5281―1311

黄綬20名、藍綬9名=春の農林水産関係褒章

 政府は令和2年春の褒章受章者を発表した。  このうち農林水産省関係は29名で、黄綬20名、藍綬9名である。農水省所管分の受章者は次の通り。 【黄綬】▽加藤周一(山形・林業)▽佐藤孫一(福島・林業)▽石川正美(栃木・酪農業)▽林新一(群馬・農業)▽梅本勇(滋賀・農業)▽小杉豊(同)▽前川美智子(同)▽田重剛(同)▽人見英作(京都・酪農業)▽山田敏之(京都・こと京都㈱社長)▽三浦博美(兵庫・農業)▽都築利夫(徳島・林業)▽池田進(長崎・農業)▽西村誠治(同)▽鹿島戰一(大分・農林業)▽清田種嗣(同・㈱ミートクレスト会長)ら20名 【藍綬】▽野口昌孝(神奈川・(一社)日本給食品連合会会長)...

旭重に萬歳章氏、旭小に奥野岩雄氏ら=令和2年春の叙勲

 政府は令和2年春の勲章受章者を発表した。  農林水産省所管分では88名(旭日章60名、瑞宝章28名)で、元JA全中会長の萬歳章氏が旭日重光章、元近畿農政局長の伊藤元氏、元構造改善局計画部長の加藤孝氏、元関東農政局長の松本有幸氏、元農林水産技術会議事務局研究総務官の三野耕治氏、元中国四国農政局長の元杉昭男氏、元大臣官房技術総括審議官の吉田岳志氏らが瑞宝中綬章、元JA全厚連経営管理委員会会長の奥野岩雄氏らが旭日小綬章に輝いた。  農水省所管分の受章者は次の通り。 【旭重】▽萬歳章(元JA全中会長) 【瑞中】▽伊藤元(元近畿農政局長)▽加藤孝(元構造改善局計画部長)▽芝恒男(元(独)水産大...

規制改革会議農林WGで農産物検査を議論、農産物検査制度のJAS化求める意見も

 政府は21日、規制改革推進会議農林水産ワーキング・グループ(オンライン会議形式〔非公開〕)を開催した。今回は、漁獲証明制度の創設、農産物検査、規制改革ホットラインの処理方針について有識者・事業者・農林水産省からヒアリングを行った。  内閣府によると、このうち農産物検査では、農業生産法人㈱ヤマザキライス、米穀事業全般を取扱う千田みずほ㈱から農産物検査に関する生産現場等からの意見書が提出されたほか、一般財団法人日本品質保証機構の天坊容子氏が「農産物検査規格の国際化の必要性についての提案」、正林国際特許商標事務所技術標準化事業部長の藤代尚武氏からの「農産物検査制度のJAS化の提案」が行われた。 ...

令和2年度生乳需給安定化対策決定=中央酪農会議

 中央酪農会議はこのほど開いた理事会で、令和2年度生乳需給安定化対策を決めた。  基本的な考え方に《「3年間(H30~令和2年度)は、生乳の増産・維持」とする中期生乳需給安定化対策を継続し、生乳生産者の計画的な生乳生産・経営安定に資する》ことを据えた。  令和2年度の生乳出荷目標数量は、①新たな補給金制度に基づき、各指定団体が作成した年間販売計画を、当該指定団体の令和2年度生乳出荷目標数量とすることを基本(*年間販売計画に含まれない数量〔受託されている公共の数量等〕も含め生乳出荷目標数量とする)、②各指定団体の出荷目標数量を全国で積み上げた数量を、全国の令和2年度出荷目標数量とする(設定時...

新型コロナに対する支援策を他省庁分も含めHP上で公表=農水省

 農水省は新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農林漁業者・食品関連事業者への支援策を他省庁のものも含め取りまとめ、公表している。令和2年度補正予算案の閣議決定が行われたが、農林漁業者等に支援の内容がわかりやすいようとりまとめたもので、支援策を事業者毎に整理した他、「国産農林水産物の販売を促進したい」「需要減退の大きい畜産・酪農の事業を継続したい」など11項目に分けた形でも公表している。主な項目と内容は概要以下の通り。  「国産農林水産物の販売を促進したい」…インバウンド需要・外食需要の減少や輸出の停滞等により、在庫が増加して滞留する等の影響が生じている農林水産物等の販売や利用の促進への取組...

営農管理システム「Z―GIS」を機能強化=JA全農

「天晴れ」と連携、作物診断結果を表示可能に  JA全農は、営農管理システム「Z―GIS」の機能強化として、国際航業㈱の人工衛星リモートセンシングによる作物診断サービス「天晴れ(あっぱれ)」との連携サービスを開始した。  「Z―GIS」はインターネット上の電子地図とマイクロソフトのエクセルのワークシートを結びつけた地理情報システム(GIS)。「天晴れ」は人工衛星で撮影した画像をもとに、水稲、小麦、大麦、大豆、牧草を対象に、葉色や水分含量、タンパク含量等の解析が可能で、JAにおける営農指導等に活用されている。  今回の両サービスの連携は、①センシング対象ほ場のデータを作成、②「天晴れ」の診断...

オイシックス・ラ・大地等が医療従事者を食で応援

 オイシックス・ラ・大地㈱は、一般社団法人RCF、ココネット㈱(セイノーホールディングスグループ)と連携し、新型コロナウイルス感染症の予防や治療に対応している医療従事者に対し、食を通した栄養サポート、不安・緊張感の緩和を目的とする、食品の物資支援を行うプラットフォーム「WeSupport」を20日立ち上げた。  「WeSupport」は、食品の提供を希望する企業や団体と、支援を必要とする病院とのニーズのマッチングを行い、受け取り時に病院側の負担や迷惑にならず、必要なものを必要な場所に、安全に届ける仕組みを提供する。「この取組を通して医療従事者を支援することで、危機的状況にあるとされる医療体制...

亀田製菓が新型コロナ解析に向けた分散コンピューティングPJに参加

 亀田製菓㈱は、新型コロナウイルス感染症対策の実現に向けて世界規模で活動している「新型コロナウイルス(COVID-19)タンパク質構造解析プロジェクト【Folding@home】」に参加する。  同社が保有するWEBサービス用リソースの一部をFAH(Folding@home)プロジェクトの計算資源として提供する。提供環境は各種WEBサービスの拡張性や安定性向上を目的として運用中の支援環境リソースを予定している。 *Folding@home…スタンフォード大やセントルイス・ワシントン大などによる分散コンピューティングプロジェクト。個人や企業が保有するサーバやPCの余力(計算資源)を集め、仮想...

宝酒造が厚労省に協力し特定発酵アルコールを供給予定

 宝酒造㈱は、感染拡大が深刻化する新型コロナウイルス感染症における手指消毒用アルコール不足に対して、厚労省から「手指消毒用エタノールの優先供給スキーム」への協力要請を受け、特定発酵アルコール(*)を供給する予定。今後、厚労省を通じて医療機関・高齢者施設等に納入される予定。 *特定発酵アルコール…アルコール分95度、18リットル(缶)。供給数量は月あたり約5000本(9万リットル)。

現代の独身20代の食生活・食の安全への意識調査結果を発表=農林中金

 農林中央金庫は24日、「第3回現代の独身20代の食生活・食の安全への意識」調査の結果を発表した。  農林中金では「世代をつなぐ食 その実態と意識」(2004年)から、各世代を対象に食に関する調査を継続して実施。今年は20代の独身男女を対象に〝食〟に関する意識と実態を探ることを目的に調査を行った。第1回調査(2008年)、第2回調査(2014年)とも比較しながら、この間の意識の変化も探った。また、昨今の社会情勢を踏まえ、食糧備蓄に関する質問を新たに設けた。調査対象は、首都圏に居住する20代の独身男女400人、調査期間は今年3月17日~29日。  このうち、【食の安全への関心】は、「とても関...

みかど化工が厚さ20μのチョコマルチ発売へ、地温上昇と雑草抑制に

 みかど化工㈱は、黒マルチと比べて地温を上げ、グリーンマルチよりも雑草を抑制するチョコレート色のマルチ「KOチョコマルチ(20)」(20μ厚)と「チョコマルチ」を開発し、8月上旬から発売する。  同社はグリーンマルチよりも地温上昇や雑草抑制の効果がある厚さ22μの「KOチョコマルチ(22)」を2015年から販売してきたが、厚さ20μの商品を求めるユーザーの声に応えて薄膜化に取り組み、従来よりも低価格で提供できる製品を開発した。薄膜化に伴い懸念される強度低下については原材料の変更で解決した。また、チョコレート色に発色させる顔料は塩素を発生しない物質を使用する。  発売する「KOチョコマルチ(...

病害虫発生予報第1号、水稲の種子消毒を適切に実施等=農水省

 農水省はこのほど、「令和2年度病害虫発生予報」第1号を発表した。水稲では種子消毒の適切な実施、麦類の赤かび病について適期防除の実施を呼びかけている。  具体的に、水稲については、「昨年、いもち病、もみ枯細菌病、ばか苗病等の種子伝染性病害の発生が多かった地域では、種子消毒等を的確に実施し、健全な苗の育成に努めること、特にいもち病及びばか苗病については、一部の薬剤に対して耐性菌が発生していることから、都道府県の発生予察情報等を参考に効果的な薬剤による防除又は温湯による処理の実施を」と呼びかけている。  麦類については、「赤かび病は、感染しやすい時期を捉えた防除が重要であり、麦の種類ごとに防除...

日本農業法人協会が会員企業への就職あっせん事業を実施

求人希望の法人数は約100社、今後も随時追加へ  全国の約2000の農業法人で構成する公益社団法人日本農業法人協会(山田敏之会長)は24日、就職あっせん事業を実施すると発表した。農業法人が意欲ある有能な人材を求めていることから、農業法人の全国組織である同協会で、農業法人への就職希望者を広く募集し、求人を募集する会員企業である農業法人に取次・紹介する。  農業法人への就職希望者のほか、新型コロナウイルスの影響で当面する数か月程度のみや時間限定で職を探している人も対象としている。職種は、米、野菜や果物などの「生産」、牛乳、肉や卵を供給する牛・豚・鶏などの「飼養管理」、それらの「加工」「販売」、...

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