農水省は8月31日、「みどりの食料システム戦略本部」を開催。「みどりの食料システム戦略の実現に向けた政策の推進」を議題に行われた。野上農相は会議冒頭、「今後とも関係団体や現場との意見交換など現場主義を貫いて、法制度の検討をすすめるとともに、予算・税制等の支援措置、組織体制の強化について財政当局等としっかりと折衝し、農水省一丸となって施策の具体化を進めていきたい」と挨拶した。 2021年9月1日
農水省はこのほど、令和3年農業構造動態調査結果(令和3年2月1日現在)を公表した。 同調査は、農業構造を取り巻く諸情勢が著しく変化する中で、5年ごとに実施する農林業センサス実施年以外の年の農業構造の実態及びその変化を明らかにするため、農業生産構造及び就業構造に関する基本的事項を把握し、農政の企画・立案、推進等に必要な資料を整備することが目的。調査対象者数は個人経営体2万8708(うち有効回収率93・6%)、団体経営体数1万1331(同70・3%)。 これによると、全国の農業経営体数は103万900経営体で、前年に比べ4・2%減少、このうち、団体経営体は3万9500経営体で、前年に比べ... 2021年8月31日
農水省は「令和2年地球温暖化影響調査レポート」をホームページ(https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/ondanka/index.html)に公表した。 「レポート」は、「農林水産省気候変動適応計画」(平成27年8月策定、30年11月改定)に基づく取組の一環として、都道府県の協力を得て、地球温暖化の影響と考えられる農業生産現場での高温障害等の影響とその適応策等を取りまとめたもの。令和2年は、「気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的にかなり高かった。全国的に暖冬で、東・西日本で記録的な高温、日本海側で記録的な少雪となった。『令和2年7月豪雨』など7月... 2021年8月30日
農水省は25日、令和元年度の都道府県別食料自給率(概算値)を公表した。カロリーベースで、平成30年度から上昇したのは北海道(196→216)、青森(120→123)、岩手(106→107)、秋田(190→205)、山形(135→145)、新潟(107→109)、岐阜(24→25)、愛知(11→12)、滋賀(48→49)、沖縄(27→34)の10道県だった。一方で、24都県で低下した。 生産額ベースでは25県で上昇、11道県で低下した。 ※詳報は日刊アグリ・リサーチに掲載しております。 2021年8月30日
野上農相は27日の定例会見で、2020年度の食料自給率(25日発表)に触れ、食料自給率目標(カロリーベースで45%、生産額ベースで75%)に向け、「令和2年度に、既にこの目標水準を上回っている品目もあるが、下回っている品目については、目標の達成に向けた課題に更に取り組む必要がある。食料自給率目標の達成に向けては、輸入品からの代替が見込まれる小麦・大豆等の国産農産物の増産、加工食品、外食・中食向け原料の国産への切り替え、新たな5兆円の輸出目標にも対応した畜産物、りんご・ぶどう・いちごなどの果実等の増産を推進している」「農業経営の底上げにつながる生産基盤を強化するとともに、農地荒廃の発生防止や解... 2021年8月30日
農水省は、24日の自民党農林関係合同会議に令和4年度組織・定員要求(案)を示した。農林水産業の成長産業化やその土台となる生産基盤の強化、持続可能な食料システムの構築等に向け、農林水産行政をめぐる諸課題に的確に対応するため、以下の事項を重点として所要の体制整備を図るとしている。 〈農政改革を更に推進するための体制の強化〉▼「みどりの食料システム戦略」を着実かつ強力に推進するための省全体の司令塔組織として、大臣官房環境バイオマス政策課に「みどりの食料システム推進室(仮称)」を設置。また、有機農業の生産拡大など高い生産性と両立する持続的生産体系への転換を推進するため、農産局農産政策部農業環境対... 2021年8月29日
生産額ベースは豚肉、野菜等の生産額増加等で1Pt増の67% 農水省は25日、令和2年度の食料自給率及び食料自給力指標を公表した。 カロリーベース食料自給率は、前年度から1ポイント(Pt)減の37%となった(1人1日当たり供給熱量2269キロカロリーに対して1人1日当たり国産供給熱量843キロカロリー)。この数値は過去最低値。原料の多くを輸入している砂糖、でん粉、油脂類等の消費が減少し分母(1人1日当たり供給熱量)に影響する輸入熱量が減少したものの、米の需要が長期的に減少していること、小麦が特に作柄が良かった前年に比べて単収が減少したため。各品目の寄与度で見ると、国内消費仕向量が減少した... 2021年8月26日
このひと これからの国際交渉と輸出のポイント 農林水産省 農林水産審議官 新井 ゆたか 氏 輸出促進へ関税以外の国際交渉も 世界的な環境サイドの課題を注視 農林水産省は7月1日付で組織再編を行ない、新たに輸出・国際局と農産局を新設し畜産局を復活した。幹部級人事では、次官級で国際担当の農林水産審議官に新井ゆたか消費・安全局長が昇任した。新しい組織体制のポイントとこれからの国際交渉のあり方と輸出について新井農林水産審議官に聞いた。 国際交渉と輸出拡大を一元的に ■省内再編と自身の役回りについて 農産局と畜産局ができ、食品産業局は廃止され食品関係は輸出関連業務を除き大臣官房... 2021年8月25日
農水省は24日、自民党農林関係合同会議に要求・要望総額2兆6842億円(対前年度比116・4%)となる令和4年度農林水産予算概算要求案を示した。このうち、公共事業費は117・6%の8229億円で、うち農業農村整備は118・4%の3946億円、林野公共は118・4%の2211億円、農山漁村地域整備交付金は116・5%の940億円。非公共事業費は115・9%の1兆8613億円。 主な農業関係の新規事業は以下の通り。 〈生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施〉 ▽持続的畑作生産体系確立事業…21億円 〈5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化〉 ▽... 2021年8月25日
全国農業共済組合連合会(NOSAI全国連)は23日、収入保険のインターネット申請を開始した。農水省共通申請サービスの一環。令和4年1月以降の保険契約を対象に、自宅のパソコンなどから収入保険の加入申請や保険金請求などの手続きができるようになる。また、インターネット申請を利用した場合、収入保険の付加保険料が新規加入者は4500円、継続加入者は2200円、割り引かれる。 NOSAI全国連によれば、申請の具体的な手続きなどについて最寄りのNOSAI団体への相談を呼びかけている。 収入保険は、原則として全ての農産物を対象に、自然災害による収量減少や価格低下をはじめ、農業者の経営努力では避けられ... 2021年8月24日
JA沖縄中央会等で構成する「沖縄県さとうきび対策本部」はこのほど、農水省にさとうきびの生産振興対策を要請した。 島嶼県である沖縄県では、さとうきびは基幹作物として生産農家や地域社会・経済を支える重要な役割を担っており、その生産持続性の確保と生産振興の諸施策の実施を求めたもの。大城勉本部長(JA沖縄中央会会長)が野上浩太郎農相に要請書を手渡した。 同対策本部が要請したのは、「さとうきび増産基金の事業継続と予算確保」「さとうきび生産性向上支援事業の予算確保」「環境負荷軽減に貢献するさとうきび農業への支援」の3項目。 農相は、「さとうきび増産基金の事業継続等々重要な課題だ。さとうきびは... 2021年8月24日
農研機構は2023年までに、WEB上で全世界を対象とした穀物の収量予測情報の提供を開始すると発表した。 農研機構はAPEC気候センター(APCC)と共同で、トウモロコシ、コムギ、コメ、ダイズについて全世界を対象とした収量予測手法を開発し、19年6月から収量予測情報を各国の食糧機関などに毎月提供するサービスを試験運用している。今回、米国と、対象穀物の生産量が100万tを超える欧州12か国を対象に、今回のサービスによる2019年産収量の予測精度を検証した。それによると、米国農務省(USDA)や欧州委員会共同研究センター(JRC)の収量予測に比べると、やや精度が低いものの、既存の予測が公表され... 2021年8月24日
APEC(アジア太平洋経済協力)食料安全保障担当大臣会合が19日、テレビ会議形式で行われ、共同閣僚声明を採択するとともに、「2030年に向けた食料安全保障ロードマップ」を承認した。農水省によれば、日本からは葉梨康弘副大臣が出席し、みどりの食料システム戦略を紹介するとともに、各国の自然条件等に合った形で持続可能な農業・食料システムに関する協力を進めることについて発言した。 同会合は、2008年の食料価格高騰を受け、世界の食料安全保障問題の重要性を踏まえ、2010年に日本で初めて開催されて以後、概ね2年に1回のペースで開催されており、世界の食料安全保障確保に向けた議論が行われ、その結果を踏ま... 2021年8月23日
令和2年の新規就農者は5万3740人で前年に比べ3・8%減少し、このうち49歳以下は1万8380人で、0・9%減少した。 農水省がこのほど公表した「令和2年新規就農者調査結果」による。 就農形態別にみると、【新規自営農業就農者】は4万100人、このうち49歳以下は8440人で、前年に比べそれぞれ6・2%、8・1%減少した。 【新規雇用就農者】は1万50人、このうち49歳以下は7360人で、前年に比べそれぞれ1・1%、3・8%増加した。 【新規参入者】は3580人、このうち49歳以下は2580人で、前年に比べそれぞれ11・9%、13・7%増加した。 新規参入した部門別にみ... 2021年8月23日
「農林水産業への影響を最小限にするよう対応」と農相 令和3年8月の大雨による農林水産関係被害は20日13時30分時点で95・3億円となっていることが分かった。 野上農相は20日の定例会見で大雨被害について触れ、「防災重点ため池の損傷や、農地・農業用施設における法面崩れ、農作物の被害、林地や林道施設における山腹崩壊や法面崩れなどの被害が報告をされている。まだ大雨が続いている地域もあるので、大部分の市町村が調査未着手又は調査中であることから、被害額は今後増加する見込みだ」と話した上で、農水省の取組について、「大雨の備えとして、農業用ダム7か所で事前放流を実施し、洪水被害の防止・軽減に取り組... 2021年8月23日
農水・環境両省、消費者庁は「あふの環(わ)2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える」の取組の一環として9月18日~28日、サステナウィーク「未来につながるおかいもの」を実施する。「あふの環2030」参画企業等とともに、サステナブルな取組を発信、店頭等でPRすることで、「見た目重視から持続性重視のおかいもの」が増えることを目指す。 具体的には、東京・港区のITOCHU SDGs STUDIOで、「見た目重視から持続性重視」をテーマにしたトークイベントを9月17日に、体験型企画展示を9月18日~10月10日に行う。 また、「あふの環2030」メンバーの団体や企業が各地で... 2021年8月23日
野上浩太郎農相はこのほど、デンマークのラスムス・プレーン食料・農業・漁業大臣と会談し、今年9月に開催される国連食料システムサミットに関する意見交換を行った。 野上農相は「日本と貴国は強固な経済関係を構築しており、日EU・EPAのもとで両国における農林水産分野における関係も良好である。これまでも両国は良好な協力関係を継続してきたが、今日を機に両国の関係を更に高めていきたい」と語った。 農水省によると会談では、持続可能な食料システムの構築に向けて開催される国連食料システムサミットに関する意見交換とともに、野上農相から「みどりの食料システム戦略」と国連食料システムサミットプレサミットでの議... 2021年8月23日
農水省は27日、「国際果実野菜年2021」WEBシンポジウムをZoomを活用して実施する。 今年は、果物と野菜を摂ることによってもたらされる栄養上・健康上の利点について世界的に理解と認識を深めることを目的に国連が定めた国際果実野菜年。シンポジウムは、国際果実野菜年という機会を捉え、最新の研究成果に基づく果物と野菜の利点について理解を深めるための基調講演や、果物と野菜を毎日の食生活に取り入れていくための方策等について議論し理解を深めることがねらい。 国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所長の日比絵里子氏によるビデオメッセージ、女子栄養大学栄養学部准教授でNPO法人青果物健康推進協会理... 2021年8月19日
農水省は17日、令和4年度農林関係予算概算要求の重点事項(案)を自民党農林・食料・戦略調査会等合同会議で示した。 4年度重点事項案では、「生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施」「5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化」「環境負荷軽減に資する『みどりの食料システム戦略』の実現に向けた政策の推進」など8項目を柱に設定。 このうち、「『みどりの食料システム戦略』の実現に向けた政策の推進」では、持続可能な食料システムの構築に向け、カーボンニュートラル、生物多様性の保全・再生等の環境負荷軽減の取組の推進をはかる。具体的には、〈みどりの食料システム戦略の実現... 2021年8月18日
「令和3年8月の大雨」に関わって政府は17日、特定災害対策本部会議を開催、各省庁から被害状況等の報告を受けた。農水省によれば、農林水産関係の被害は17日8時現在で、〈ため池・ダム等の被害〉については、大雨特別警報が発表された市町村における点検対象の防災重点ため池2182か所に対し、警報が解除されたところから緊急点検を実施、447か所で点検が済み、1か所に堤体下流法面の損傷が確認され、水位低下作業中。また、上記以外の防災重点ため池7か所(広島、福岡、熊本)で損傷が確認されたが、いずれも応急措置済み又は水位低下作業中。 〈農作物等の被害〉は、水稲、大豆、野菜、果樹、花き等の冠水、農地209か... 2021年8月18日