自民党は三〇日、農民の健康を創る会(宮腰光寛会長)の総会を開いた。厚労・農水両省の担当者から、平成三一年度の関係政府予算案のほか、JA全中とJA全厚連による団体要請の政府の検討状況が聴取された。JA全厚連からは雨宮勇経営管理委員会会長、中村純誠代表理事理事長、瀧幹男常務理事、JA全中からは肱岡弘典常務理事が出席した。 予算案について厚労省からは、①地域医療確保対策の推進(医師の地域偏在の是正など地域医療を担う人材の確保を図るとともに、質の高い医療サービスを実現し、国民が安心・信頼できる医療提供体制を確保する)として、▼医療提供体制の改革のための地域医療介護総合確保基金(予算案額=六八九一... 2019年1月31日
協友アグリ㈱は一月二九日に開いた総会・取締役会・監査役会で役員の選任を行い、代表取締役社長に天野徹夫氏(取締役専務執行役員)を選任した。また、取締役〔非常勤〕に園田正則氏(JA全農肥料農薬部次長)、常勤監査役に宮本雅彦氏、執行役員に西尾誠総務部長を新たに選任した。上園孝雄代表取締役社長、引屋敷透取締役〔非常勤〕、下柿元昭夫常勤監査役、池田保徳執行役員は退任した。 2019年1月30日
JA全厚連は昭和二三年に前身の「全国厚生文化農業協同組合連合会」が設立されて七〇年を迎えたことから二九日、都内ホテルで「JA全厚連創立七〇周年記念の集い」を開催した。各厚生連はじめJAグループ関係者や国会議員等が集まり七〇周年を祝った。 雨宮勇経営管理委員会会長は、各厚生連が行っている健康増進活動、医療事業、高齢者福祉事業を紹介するとともに、昭和二六年に厚生連病院が医療法上の公的医療機関に指定されたこと、五九年に厚生連の法人税等非課税措置が実現したこと、平成一九年に厚生連の特別養護老人ホーム直営が実現したこと等の歴史を振り返った上で、「多くの皆さんが今日の厚生事業を作り上げてきた。これま... 2019年1月30日
シンジェンタジャパン㈱は、二月一日付で機構改革を行う。アグリビジネス事業の体制を強化し、変化する経営環境に機動的に事業運営を図るため、旧アグリビジネス営業本部とマーケティング部を統合し、新たに「アグリビジネス事業本部」を設置する。また同日付で人事異動を行う。 ▽取締役アグリビジネス事業本部長(マーケティング部長)執行役員西野浩子〔取締役は三月に選任予定〕▽執行役員アグリビジネス事業本部営業統括部長(アグリビジネス営業本部ナショナルアカウント営業部長)西田勉 2019年1月28日
▽専務取締役(常務取締役)経営管理本部長高木誠▽化学品営業本部長(生産資材本部長)常務取締役高橋一▽生産資材本部長(化学品営業本部長)常務取締役尾嶋正弘▽常務取締役(取締役)研究開発本部長大川哲生▽生産資材本部副本部長兼資材調達部長(化学品営業本部化成品部長)取締役井川照彦▽社外取締役〔独立役員〕伊田黎之輔▽化学研究所長(研開企画部長)執行役員研究開発本部副本部長吉村巧▽化学品営業本部特販部長(国内営業本部副本部長兼マーケティング部長)執行役員漆畑育巳 ▽コーポレートガバナンス統括室担当部長(生産資材本部技術統括部長)友田佳伸▽国内営業本部マーケティング部長兼企画普及部長(国内営業本部企画... 2019年1月25日
このコラムは1月15日に書いている。昨日は正月の門松や注連飾りを焼く光景を見た。筆者の住む地域では「どんど焼き」と呼ぶ。調べてみると「どんど」の語源は「歳徳(とんど)」、つまり歳神(としがみ)のこと。この歳神がいる縁起のいい方角が「恵方」である。毎年変わるが、今年は東北東だとか。 福を呼ぶため、この恵方を向いて節分に太巻き寿司を食べる風習が関西地方の一部にあった。その「恵方巻」が大手コンビニチェーンによって全国に広がったのは、ここ十数年ほどのことか。 しかし、節分の需要を当て込んで製造された恵方巻が大量に廃棄されている。予約販売が主流のクリスマスケーキと違って需給のミスマッチが起きや... 2019年1月25日
このひと 次期JAバンク中期戦略の方向とポイント 農林中央金庫 代表理事専務 後藤彰三 氏 組合員・利用者目線を徹底 デジタルイノベーションを積極活用 JAバンク(JA・信連・農林中金)は、本年4月からスタートする「JAバンク中期戦略(2019~2021年度)を策定した。JAバンクが3か年ごとに策定する総合的戦略である「中期戦略」のねらいとポイントを、農林中金の後藤彰三代表理事専務に聞いた。 一定の成果を得るも、総合事業の強み発揮は道半ば ■現JAバンク中期戦略の総括から。 目標の一つに掲げる「JAバンク自己改革の完遂」については、JA・信連・農林中金が一丸となって... 2019年1月25日
両国の農泊マーケット開拓での (一社)日本ファームステイ協会は一七日、英国ファームステイ協会と農泊(農山漁村滞在型観光)の国際観光マーケット開拓に向けた技術協力合意書を締結した。 両者は昨年八月以降、農泊の国際マーケット開拓に向けた意見交換を行ってきたが、①英国・日本双方における農山漁村における滞在施設の相互プロモーション、②日本における農山漁村の滞在施設の品質管理および審査システムに関する技術協力、③両国における農山漁村滞在型観光市場の開拓に向けた協力、に関わり技術協力することを合意した。合意の概要は以下の通り。 ①英国・日本双方における農山漁村における滞在施設の相互プロモーション…... 2019年1月25日
第64回JA全国女性大会 記念号 〈本号のおもな内容〉 ■JA全国女性組織協議会 会長 川井由紀さんに聞く JA女性 地域で輝け 50万パワー☆ ■JA大井川女性大学セミナー ■JA女性組織フレッシュミズ全国交流集会 SDGsの理解・活動を学習 ■『家の光』のJA女性組織学習実践運動関連企画 家の光協会 『家の光』編集長 白崎豊士 氏 家の光協会 普及文化本部長 田野島正伸 氏 ■日本農業経営大学校の卒業生・保護者に聞く ■JA全農生活リテール事業の展開方向 〇JA全農 生活リテール部 加藤武 部長 〇全農ブランド おいしい国産食材を、もっと身近に 〇... 2019年1月23日
AI野菜収穫ロボットを開発するinaho㈱(神奈川県鎌倉市、代表取締役=菱木豊、大山宗哉)は九州進出となる拠点を佐賀県鹿島市に開設した。 鹿島市近辺は、全国でも有数の反収を誇るキュウリ農家や、全国トップクラスのアスパラガスの生産量を誇る農家が存在する日本有数の施設栽培の産地。同社は、オフィス開設にあたり鹿島市と進出協定を締結、佐賀県と鹿島市の支援を受け、契約農家とのパートナーシップにより自動収穫ロボットの開発と自動収穫サービスを加速させる。 また、大日本農会が主催する「第一〇〇回農事功績者表彰」で緑白綬有功章を受章した佐賀県武雄市のキュウリ農家・山口仁司氏らと連携して、ロボットを活用... 2019年1月22日
農林中央金庫那覇支店は二月一二日から左記に店舗を移転する。 住所 沖縄県那覇市泉崎一―二〇―一 那覇ビジネスセンター一一階 電話 〇九八―八六一―一五一一(変更なし) 2019年1月19日
農林中央金庫は一一日、オランダ・アムステルダム市に農中全額出資の銀行現地法人の設立に向けて手続きを進めていることを明らかにした。二〇一九年中の営業開始を予定している。 銀行現地法人の設立は、英国のEU離脱をはじめとする欧州での経済環境等の変化に柔軟に対応し、欧州におけるビジネスを強化することを目的としたもので、関係当局の認可等が前提となる。 2019年1月15日
新年第2弾 〈本号のおもな内容〉 ■農業労働力支援を地方創生・地域活性化へつなぐ JA全農おおいたの取り組み ■全農の農業生産基盤維持・強化の取り組み JA全農 久保省三 常務に聞く ■2019年新春メッセージ 全酪連 代表理事会長 砂金甚太郎氏 日本文化厚生連 経営管理委員会会長 神尾透氏 農林年金 理事長 松岡公明氏 雪印メグミルク 代表取締役社長 西尾啓治氏 ■事業承継支援実践研修会 ■10周年を迎える 日本食農連携機構のこれから 日本食農連携機構 理事長 増田陸奥夫 氏 ■JA全農石油事業の取り組み JASS-PORT前橋(JA全農ぐんま直... 2019年1月15日
「農業者の所得二割アップ」をスローガンに 福井県JAグループはこのほど、第二五回JA福井県大会を開き、二〇二〇年四月に福井県下全一二JAを合併する県下一JA合併基本構想を提案、県下一JA合併に関する決議を採択した。 今月から来月にかけて行われる組合員説明会、三月に各JA通常総(代)会を開いた後、六月に合併予備契約を締結、七月に合併総(代)会を行う運び。二〇二〇年四月に県下一JA「福井県農業協同組合(愛称=JA福井県)」として合併後、速やかに中央会、信連、経済連、厚生連の包括承継手続きに入るとしている。 福井県JAグループでは、合併による効果について、①県域のスケールメリットの発揮(... 2019年1月8日
農業の成長産業化へ2019年農政の展開方向 農林水産事務次官末松広行 氏 豊かな農山漁村地域の実現へ次代の日本を考える「変化の年」 2019年。新しい年は、日本の農業・農村、農協組織にとって大きな変わり目の年になると言われている。国際的な貿易協定が発効され、農協改革の集中推進期間も最終段階を迎える。また「食料・農業・農村基本計画」の見直しの論議も始まる。新たな年を取り巻く環境変化をふまえた農政の展開方向を、昨年7月に農林水産事務次官に就任した末松広行氏に聞いた。 ■平成30年を振り返って 農林水産省では、農業や林業・漁業の成長産業化を目指し、諸々の改革をすすめてきました。... 2019年1月5日
JA全厚連など五団体で組織する「地域医療を守る病院協議会」は二一日、都内で会合を開き、「医療機関における消費税負担」「医師の働き方改革および医師偏在対策」について意見交換を行った。 会合後の記者会見でJA全厚連の中村純誠理事長は、消費税負担問題について二九年度に厚生連病院全体で約五六億円の損税(控除対象外消費税)があったことを説明し、「医師不足が経営を困難にしていることに輪をかけて、経営の負担になっている。今回は抜本的解決を望み(厚労省に)要請していたが、まるで実現されず極めて遺憾、大変残念だ」「今までのような抽象的提案ではなく、病院経営で(意見を)共有できる団体と協同して提案をしていき... 2018年12月27日
「日本の農業・農山村をどう構想するか」をテーマに、一橋大「自然資源経済論プロジェクト」の市民公開シンポジウムが一五日、同大で開かれた。農林中金が平成二一年度から同大に設置している寄附講義の一環で開催されたもので「自然資源経済論ⅣA」として同大の学生をはじめ一般市民も出席、約三三〇名が参加した。 同大経済学研究科准教授の山下英俊氏は、「今回は主に、オーストリアを鏡にして、日本の農業・農山村のこれからを考える。(二〇一三年から同国で行っている)現地調査の報告などが中心だ」と開催趣旨を説明した。農林中金常務執行役員の八木正展氏は、「本日のシンポジウムでは日本の農業・農村の問題点を抉り出し、我々... 2018年12月20日
「日本の農業・農山村をどう構想するか」をテーマに、一橋大学「自然資源経済論プロジェクト」の市民公開シンポジウムが一五日、同大で開かれた。農林中金が平成二一年度から同大に設置している寄附講義の一環で開催されたもので「自然資源経済論ⅣA」として同大の学生をはじめ一般市民も出席、約三三〇名が参加した。 同大経済学研究科准教授の山下英俊氏は、「今回は主に、オーストリアを鏡にして、日本の農業・農山村のこれからを考える。(二〇一三年から同国で行っている)現地調査の報告などが中心だ」と開催趣旨を説明した。農林中金常務執行役員の八木正展氏は、「本日のシンポジウムでは日本の農業・農村の問題点を抉り出し... 2018年12月20日
日本大学は二五日、農業や食、地域、JAに関する大学生の研究発表大会「アグリカルチャーコンペティション」(略称=アグコン)を東京・日本大学商学部で開催した。二〇一七年から開始され、二回目となる今大会には九大学から二七チーム、約一三〇名の学生が参加した。JA全中が後援、JA東京中央とJA東京あおばが協力した。大会では各チームが農業やJAについて調査・研究を行った成果などをプレゼンし、全中広報部の福園昭宏部長、JA支援部の元広雅樹次長、全青協の水野喜徳会長、農中総研の小針美和主任研究員らが、先行研究・調査・独創性・プレゼンテーション・質疑応答の観点から審査した。 最優秀賞を受賞したのは、日大商... 2018年11月29日
木材利用拡大に向けた各種課題解決を目的としたウッドソリューション・ネットワーク(事務局=農林中央金庫)の設立・活動実績が、ウッドデザイン賞運営事務局(後援=林野庁)主催の「ウッドデザイン賞二〇一八」の『ソーシャルデザイン部門 コミュニケーション分野』を受賞した。 ウッドソリューション・ネットワークは、林業関連団体の代表や、加工・流通を担う製材会社・商社・ハウスメーカー等、木材関連産業の幅広い企業・団体の参加を得て、二〇一六年一〇月に設立。山で木を伐採する生産から、住宅や家具等、木を材料として利用するまでの「木」のバリューチェーン全体を俯瞰し、各行程におけるさまざまな課題を解決していくこと... 2018年11月16日