日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

企業・商品ニュース

中国本土の「和民」業態を撤退、新型コロナウイルスの長期化で=ワタミ

 ワタミ㈱(渡邉美樹代表取締役会長兼グループCEO)は4日の臨時取締役会で、中国本土(上海・深?・蘇州・広州)で展開している居酒屋『和民』など7店舗を撤退することを決めた。撤退の時期については調整中。「拡大している新型コロナウイルスの影響の長期化が見込まれ、今後の中国経済の先行きも不透明となっていることを踏まえ、将来の見通し等を総合的に判断した」と説明している。同社は2005年、深?に中国本土1号店を出店して以来、「和民」「饗和民」などJapanese casual dining業態を展開している。

インドネシアビンタン島で大規模水耕栽培の実証実験を開始=大林組

 ㈱大林組(蓮輪賢治社長)は、熱帯気候に適応した太陽光型植物工場によるミニトマトと葉物野菜の大規模栽培の実現及び流通販売網の確立を目的に、シンガポールに本社を置くガラントベンチャー社(*)の子会社であるペルサダ ヒジャウ チュムルラン社(本社=インドネシア)と共同実証研究契約を締結した。今後、インドネシアビンタン島に1ha規模の実証実験施設を建設(今年10月完成予定)、2021年1月からシンガポールとインドネシアを中心とした東南アジア圏での販売を開始する予定。東南アジア地域における流通手段と経路を確立するとともに、同地域における中間所得層以上をターゲットとした市場性の調査・販売先の開拓を行い、...

冷凍野菜工場を新設、オーガニック野菜の栽培~冷凍加工まで一貫=楽天農業

 楽天農業㈱(愛媛県大洲市、遠藤忍社長)は、大洲市にオーガニック野菜の冷凍加工に特化した冷凍野菜工場を新設、今月中旬から稼働を開始する。  同工場では、同社が管理する有機JAS認証を取得済みの農地で栽培されたオーガニック野菜のカットや冷凍加工、梱包、出荷などを行う。冷凍加工・品質管理を含む生産工程における有機JAS認証も取得する予定。オーガニック野菜の栽培から冷凍加工までの全ての工程で有機JAS認証に適合した一元管理を導入する。生産された冷凍野菜は、楽天㈱(三木谷浩史会長兼社長)が提供する農業サービス「Rakuten Ragri」を通じて3月から個人・法人向けに販売を開始する予定。  楽天...

カゴメと北海道の農業法人がたまねぎの加工・販売合弁会社を設立

 カゴメ㈱(愛知県名古屋市、山口聡社長)は4日、北海道壮瞥町の農業生産法人㈲ミナミアグリシステム(=ミナミAS)と、生たまねぎの販売・たまねぎ加工品の製造販売を行う合弁会社「そうべつアグリフーズ㈱」を設立した。資本金は20百万円、出資割合はミナミAS78・4%、カゴメ20%。代表はミナミASの南和孝社長。たまねぎの貯蔵庫や加工場は廃校した壮瞥町立久保内中学校の校舎・敷地を活用、「地域の雇用創出と活性化にも貢献したい」としている。  そうべつアグリフーズは、ミナミASや地元農家が栽培したたまねぎを調達して、当面は生たまねぎの状態で北海道内外の卸・仲卸や量販店などに販売する。冷凍やソテーなどの加...

近大と靴下専門店のタビオが綿花栽培で連携

 近畿大学と、「靴下屋」「Tabio」などの靴下専門店を運営・展開するタビオ㈱(大阪市)は、奈良県広陵町の休耕田で、綿花収量の向上に向けた栽培研究に取り組んでいるが、収穫した綿花を原料とした近大限定のオリジナル商品の共同開発を計画、今秋の販売を目指している。  タビオでは化学肥料や農薬を全く使用しない農法で綿花栽培を行ってきたが、2018年例年の約8割まで収量が減少。近大は同社からの依頼で昨年4月から収量減少の原因追究と解決策の策定に向けて栽培研究を開始している。栽培試験では有機肥料の種類、量、マルチの種類により試験区を6区画設け、試験区別の収穫量を調査。近大の学生団体も苗植えから収穫までの...

ヤンマー東京ビルの新築工事に着工

 ヤンマー㈱(本社=大阪市、山岡健人社長)は5日から、ヤンマー東京ビル(東京都中央区八重洲2―1―1)の新築工事に着手する。竣工は2022年8月の予定。

農業法人を設立=山口フィナンシャルグループ

 山口フィナンシャルグループは、グループ会社のYMFG ZONEプラニングと連携し、今年3月に農業法人を設立する。  農業就業者の高齢化等により、産地の縮小、耕作放棄地の増加等が、地域課題の1つとされていることから、これらの課題解決のため、農業法人を設立、山口県・広島県・北九州市を中心とする同グループの営業エリア内の持続的な農業分野の発展を目指す。  新会社の主な業務内容は、▼農産物の生産販売、▼農産物の貯蔵、運搬及び販売、▼農作業の受託、等。営農開始に向け、農業関係機関や農業従事者の協力を得て、農地の選定等を行う方針。山口県の特産品である「わさび」を当初生産品目として選定し、今年10月の...

米麹ドリンク初の特定保健用食品を発売=白鶴酒造

 白鶴酒造は、特定保健用食品の清涼飲料水『白鶴 さらりと飲む米麹』を1月31日から全国で販売を始めた。  同商品は、米と米麹を糖化させて作った米麹ドリンクで初めて特定保健用食品として許可された。難消化性デキストリン(とうもろこし由来の天然のでん粉を原料とした水溶性の食物繊維)が含まれており、「おなかの調子を整える効果」があるという。190g。オープン価格。

「ごはんバーガー」3種を期間限定で販売=日本マクドナルド

 日本マクドナルド㈱は、毎日17時から閉店までの時間帯に販売する「夜マック」の新商品として、『ごはんてりやき』(390円)、『ごはんベーコンレタス』(410円)、『ごはんチキンフィレオ』(410円)のごはんバーガーシリーズ3商品を、2月5日から5月中旬にかけて全国のマクドナルド店舗で期間限定で販売する。  「ごはんバーガー」は、定番バーガーの具材や味付けはそのままに、バンズを特製のごはんバンズに変えた商品。ごはんバンズは100%国産米を炊き上げて香ばしい醤油風味に仕立てた。

水稲用除草剤「ジャンダルムMXシリーズ」等新規3製品を市場投入=シンジェンタ

 シンジェンタジャパン(的場稔社長)は、水稲用除草剤「ジャンダルムMXシリーズ」、園芸用殺菌剤「アクティガード顆粒水和剤」、園芸用殺菌剤「オロンディスウルトラSC」の新規3製品を市場投入する。 ジャンダルムMXシリーズは、高葉齢ノビエに効果の高い「ピリフタリド」、SU抵抗性雑草に卓効を示す「メソトリオン」、多年生広葉雑草に効果を高い「ピリミスルファン」の3成分を配合した水稲用初・中期一発処理除草剤で、1キロ粒剤、豆つぶ250剤、ジャンボ剤の3製剤をラインナップ。1月20日から販売を開始した。  ジャンダルムMXシリーズの特長のひとつは、移植時(1キロ粒剤のみ)からノビエ3・5葉期までの幅広い...

ニチバン=収穫後に取り外しやすい誘引結束テープを発売

収穫後に取り外しやすい誘引結束テープを発売=ニチバン

 ニチバン㈱は、誘引結束システム「とめたつ」(*)から、強結束でありながら収穫後の後処理が簡単な「とめたつテープ強結束あとらくタイプ」〔写真、10巻入り/オープン価格〕を、2月3日(メーカー出荷)から全国の農協等で発売する。  同製品は、針を使わずテープの粘着面同士だけ粘着する特性はそのままに、「強結束」と「後処理が楽」を両立した誘引結束テープ。同社によれば、強結束力のため、トマト、きゅうりやぶどうの新梢の誘引結束にも使用できる。太陽光を浴びると徐々にテープの強度が低下するため、収穫後の後処理の際、軽い力で支柱・棚からテープを取り外すことが可能。  *とめたつシリーズは、誘引結束機と専...

JA全農とUHA味覚糖が「完熟かぼす」を使ったグミを発売

JA全農とUHA味覚糖が「完熟かぼす」を使ったグミを発売

 JA全農とUHA味覚糖㈱で共同開発した「コロロ 完熟かぼす」〔写真〕が、28日から全国のファミリーマートで先行発売された。  かぼすは大分県が国内生産量9割を占める名産品。大分県では通常、完熟前の緑色のかぼすを出荷、完熟した黄色のかぼすは概ね県内での消費に留まっていたが、全農とUHA味覚糖との共同開発の中で「完熟かぼすは完熟前のかぼすよりも、まろやかな酸味と濃厚な甘味を持ち、お菓子に向いている」ことが明らかとなり、完熟かぼすの価値を最大限に伝える商品を開発した、と説明している。「コロロ」はグミをコラーゲンの膜(皮)で包んだ新感覚グミ。参考価格149円(税抜)。  全農は「今後もUHA...

農業IT管理ツール「豊作計画」を刷新、提供開始=トヨタ自動車

 トヨタ自動車㈱は、農業IT管理ツール「豊作計画」を刷新し、4月から提供を開始する。  「豊作計画」は、広範囲に分断して存在する水田を集約的に管理し、効率的な農作業を可能とするために2014年に開発したクラウドサービス。現在、全国94の農業経営体に導入されており、作業工程やコストの異常管理を通じて育苗工程での作りすぎのムダ削減等、を提案している。  今回、農業経営体からの要請により、米作だけでなく、露地野菜やハウス栽培等に幅広く適用できるよう、適応品目を野菜・果樹・畜産等にも拡大した。また、受注・人員・生産・出荷・在庫の一連の情報を一元管理する新たな機能を追加。これにより、例えば受注生産で...

旭酒造が山田錦の品質を決めるコンテストを開く

 「獺祭」の蔵元である旭酒造㈱(山口県岩国市)はこのほど、山田錦の品質を決めるコンテストを開き、「グランプリ」「準グランプリ」「優秀賞」の3名を決定した。  全国の生産者から2019年に収穫する「獺祭」の原料米となる山田錦を出品してもらい、その品質を審査したもので、エントリー数160、出品数45点の中から、▼グランプリに栃木・山田錦栽培研究所の坂内義信氏、▼準グランプリに兵庫・藤田山田錦部会の藤原健治氏、▼優秀賞に栃木・山田錦栽培研究所の白井勝美氏の山田錦が選ばれた。それぞれ50俵が2500万円、1000万円、500万円で買い取られる。  受賞者は「このお金は、さらに来年質のいい山田錦がと...

買い物難民を支援する「移動スーパーとくし丸」が宮城県で初開業

 オイシックス・ラ・大地㈱(東京都品川区、高島宏平社長)は23日、同社の連結子会社である、㈱とくし丸(徳島県徳島市、住友達也社長)が提携するAコープ東北㈱のAコープかしまだい店(宮城県大崎市)の開業で、宮城県で「とくし丸」が初開業したと発表した。  移動スーパー事業を展開する、とくし丸は買い物難民を支援するため2012年に設立、2016年5月にオイシックス・ラ・大地の子会社となった。とくし丸と提携する地域のスーパーマーケットと契約した販売パートナーと呼ばれるオーナー経営者(個人事業主)が地域の提携スーパーマーケットの商品を選りすぐり、約400品目1200点の商品を冷蔵機能を備えた軽車両に積み...

移転 |JA全農たまご

 JA全農たまご㈱は建設中の本社新社屋が竣工したことから、2月25日より下記に移転する。現在、仮移転中のコープビル(東京都千代田区内神田)での業務は2月21日で終了となる。 【本社移転先】  住 所 〒161―8528 東京都新宿区中落合2―7―1  電 話 03―6271―0505(変更なし)  FAX 03―3952―6261(変更なし)

「逆転ホームランバー」を発売=協同乳業

 協同乳業㈱は、「ホームランバー」シリーズから、見た目と味が「逆転」した二色のバーアイス「逆転ホームランバー」を21日から全国のコンビニエンスストアで発売した。  「ホームランバー」は、日本初のアイスクリームバーとして誕生し、今年で発売60周年を迎えるロングセラーアイス。逆転ホームランバーは、バニラがチョコ味、チョコがバニラ味と見た目と味が入れ替わった商品。2月17日からは全国のスーパーで発売する。「当たり」が出たらオリジナルQUOカード2000円分をプレゼント。希望小売価格140円(税抜)。

静岡県特産みかん「スルガエレガント」使用の地域限定チューハイ発売=宝酒造

 宝酒造㈱は、地域限定のチューハイとして「寶CRAFT」〔静岡スルガエレガント〕を21日、静岡・山梨・神奈川県限定で発売した。同ブランドで、静岡県産の素材を使用するのは、〔静岡産三ヶ日みかん〕〔静岡産浜松ルビーグレープフルーツ〕に続き3アイテム目。静岡スルガエレガントは、静岡県特産のみかん「スルガエレガント」(*)のストレート混濁果汁と果実を抽出、厳選した樽貯蔵熟成焼酎を使用。参考小売価格250円(税抜)。 *スルガエレガント…甘夏よりも糖度が高く、酸味が少ないのが特徴。「谷川文担」と「川野夏橙」を交配し、JA静岡市が商標登録した早生品種の甘夏。

ヤマハ発動機が早大発のスタートアップに出資

 ヤマハ発動機㈱は21日、早稲田大発のスタートアップ「東京ロボティクス㈱」に対し、同社の発行する転換社債型新株予約権付社債を引き受け、出資するとともに技術供与に関する契約を締結した、と発表した。産業用ロボット事業のさらなる事業規模・事業領域の拡大を図るもの。  ヤマハ発動機によれば、東京ロボティクスは、協働ロボットの高度化に欠かせない関節柔軟性(力制御)の技術に強みを持つという。ロボティクス分野ではヤマハ発動機の技術を応用し、ものづくり、農業、医療研究などの分野でのソリューションを提供する方針。

奈良県育成イチゴ「珠姫」の出荷がスタート

 奈良県農業研究開発センターが開発したイチゴの新品種「珠姫(たまひめ)」の出荷が始まった。珠姫は現在、県内の生産者37名により栽培。まだ出荷量は少ないが、県内直売所等の店等で並び始めている。珠姫は、▼果実が卵円形でとても大きい、▼酸味が少なく、さっぱりとした甘み、▼果皮は光沢があり、オレンジ色がかった赤色、▼果肉もオレンジ色がかった赤色、であることが特長。

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