日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

買い物難民を支援する「移動スーパーとくし丸」が宮城県で初開業

2020年1月24日

 オイシックス・ラ・大地㈱(東京都品川区、高島宏平社長)は23日、同社の連結子会社である、㈱とくし丸(徳島県徳島市、住友達也社長)が提携するAコープ東北㈱のAコープかしまだい店(宮城県大崎市)の開業で、宮城県で「とくし丸」が初開業したと発表した。

 移動スーパー事業を展開する、とくし丸は買い物難民を支援するため2012年に設立、2016年5月にオイシックス・ラ・大地の子会社となった。とくし丸と提携する地域のスーパーマーケットと契約した販売パートナーと呼ばれるオーナー経営者(個人事業主)が地域の提携スーパーマーケットの商品を選りすぐり、約400品目1200点の商品を冷蔵機能を備えた軽車両に積み込んで各エリアを巡回し商品を販売する仕組み。また、地域の自治体や警察署と見守り協定を結び、顧客に病気の兆候があった場合は地域包括センター等に連絡、詐欺事件を防止するなど地域の安全も見守っている。

 とくし丸は現在、東北6県(青森、岩手、宮城、福島、秋田、山形)において11社のスーパーマーケットと提携し、44台が稼働している。Aコープ東北は岩手県で8台、秋田県で1台稼働中。宮城県での開業が10台目、Aコープ東北10号車となる。全国では46都道府県で476台が稼働している。

keyboard_arrow_left トップへ戻る