日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

企業・商品ニュース

雪印メグミルクが酪農の歴史 アニメ『にっぽんミルクものがたり』を公開

 雪印メグミルク㈱はこのほど、酪農の歴史をわかりやすく伝える短編アニメーション『にっぽんミルクものがたり』を同社のyoutubeチャンネルで公開した。  『にっぽんミルクものがたり』は、日本で牛乳や乳製品が多くの人々に親しまれるようになった年月の物語を分かりやすく紹介した全5話の短編動画。現在は1話から3話が公開され、4話・5話は9月の公開を予定している。  内容は、1話が日本で牛乳や乳製品がたどった歴史の紹介、2話は北海道で酪農を根付かせたエドウィン・ダンと宇都宮仙太郎の物語、3話は北海道の酪農を成長させた黒澤酉蔵と佐藤貢の物語となっている。  動画公開を記念し、雪印メグミルクは『3週...

全農と青果物流のファーマインドが業務提携で合意

 JA全農(野口栄代表理事理事長)は、大手青果物流会社である㈱ファーマインド(東京・千代田区、堀内達生代表取締役社長)と業務提携を行うことについて合意した。今後両者は、▼国産青果物の産地物流および消費地物流における共同配送、▼産地及び消費地の物流拠点の相互利用、▼国産青果物輸出における共同物流、▼国産青果物の安定販売による生産振興の取り組み、について取り組んでいく。  全農グループは、消費者への青果物の安定供給と生産者所得の確保のため、卸売市場販売や実需者への直接販売等、多様な国産青果物の販売を行っている。これまで、園芸施設の効率的な運営や生産者の労力軽減に向けて、広域集出荷施設などの産地側...

5年保存可能なポテトチップスを開発=湖池屋

 ㈱湖池屋は、〝5年保存できるポテトチップス〟を開発、オンラインショップで販売を開始した。昨今の大規模災害の増加から、災害時における〝食〟の重要性が見直されている。同社では、「ほっとする時間」という情緒面の価値を災害備蓄用の食の選択肢の一つとして加えたいとの想いから、開発したと説明している。「KOIKEYA LONG LIFE SNACK」シリーズとして、「プライドポテトひとくちカット 神のり塩」「じゃがいも心地 厚切りひとくちカット オホーツクの塩と岩塩」「スティックカラムーチョ ホットチリ味」の3つの味で、6缶セット(税込1980円、送料別)で販売されている。

全農とファミマが「日本全国の新米をお届け」企画展開

 JA全農と㈱ファミリーマートは28日から、全国のファミリーマート約1万6600店舗で、「47都道府県、日本全国の新米をお届け」企画を展開し、令和3年産「新米」の予約注文を開始する。  同企画は、秋の味覚の一つである「新米」をより多くの人に選んで味わってもらうために、全農が持つ「全国の産地ネットワーク」と、ファミリーマートが持つ「ギフト向け販売ネットワーク」を結び付け、実現したもの。バラエティに富んだ全国47都道府県の「新米」を取り揃えており、お世話になっている人への贈り物や家庭用に、美味しい新米を見つけることができる。「47都道府県、日本全国の新米をお届け」の対象商品は3年産新米(47銘柄...

農林中金として初のREIT向けグリーンローンの契約締結を決定

 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)と、日本ロジスティクスファンド投資法人(JLF、亀岡直弘執行役員)は、グリーンローンによる金銭消費貸借契約(以下「本件ローン」)締結を決定した。  グリーンローンは、環境改善効果のある事業に必要な資金供給と、その事業の環境改善効果を評価することで、社会の持続可能性向上に向けた取組みを促進するもの。農林中金は、2019年からサステナブル経営をスタートさせるなか、21年4月にグリーンローン原則等に準拠した資金使途限定のESGローン商品を創設。本件ローンがREIT(Real Estate Investment Trust)向けグリーンローンの第1号となる。なお...

黒にんにくを12日間で1度に80玉製造可能なメーカー発売=エムケー精工

黒にんにくを12日間で1度に80玉製造可能なメーカー発売=エムケー精工

 洗車機や生活機器を製造販売するエムケー精工㈱(長野県千曲市、丸山将一社長)は、「大型黒にんにくメーカー」を23日から、全国のJA、農機具店で発売した。  同製品は、通常3~4週間程度かかる黒にんにく製造が12日間で可能。一度に熟成可能な個数は、Mサイズの場合、従来比4倍以上の約80玉(Sサイズは約100個、Lサイズは約60個)。庫内温度を均一に保つ4方向からの加熱ヒーターと、にんにくを重ならずに入れることができる4段専用トレイでムラのない高品質な黒にんにく作りが可能。操作方法は、庫内温度を3段階(標準、高め、低め)から選びスタートキーを押すだけの「オートモード」と、食材の状態に合わせて加工...

新幹線で産地直送の旬のフルーツ等を銀座で販売へ=JR東日本商事

 ㈱JR東日本商事は8月27~9月26日、JR東日本グループが地域再発見プロジェクトの一環として展開している「のもの」POP-UP STOREを東京・銀座エリアの商業施設「GINZA SIX」に出店する。同店舗では、東北・上越・北陸新幹線を活用し、首都圏での流通が殆どない地域銘菓やご当地パン、鮮度が高い産地直送の旬のフルーツを輸送、のものイチオシの地産品とともに販売する。  新幹線輸送商品のうち、販売される農産物は、田屋果樹園(岩手・盛岡市)の黄金桃・川中島白桃・洋梨、阿部農縁(福島・須賀川市)の桃、小布施屋(長野・小布施町)のナガノパープル、岡木農園(同・須坂市)のシャインマスカット、せん...

全農供給の大豆ミート使用の「豆乳担々麺」「ガパオまぜ麺」を日清フーズが発売

全農『ニッポンエール』と日清フーズの『Smart Table』のWブランド  JA全農が供給した国産大豆を原料とする大豆ミートを使用した「大豆ミート」シリーズとして、日清製粉グループの日清フーズ㈱(小池祐司社長)は、「Smart Table 大豆ミートの汁なし豆乳担々麺」「Smart Table 大豆ミートのガパオまぜ麺」の2品を9月1日に発売する。  同製品は日清フーズの『Smart Table』と全農の『ニッポンエール』とのWブランド。  全農は令和2年11月、日清製粉グループ本社との業務提携を発表しており、国産農畜産物の安定的供給や商品原料の安定的調達について連携を進めている。 ...

宮城県農業法人協会と農林中金仙台支店が水稲スマート農業導入の経営効果実証PJの見学会

 宮城県農業法人協会と農林中央金庫仙台支店はこのほど、水稲農業におけるスマート農業導入の経営効果を実証するプロジェクトの見学会を開催した。  プロジェクトの一環であるドローンを用いた圃場の空撮、解析データに基づくラジコンヘリを用いた追肥の空中散布を実演した。  開催場所はプロジェクトの対象法人である㈲角田健土農場(角田市)および㈲薬師農産(大郷町)の圃場で実施。スマート農業を活用した圃場と慣行圃場の収量等を比較し、スマート農業の導入が農業経営に与える費用対効果を検証していく。  同プロジェクトの目的は、他の水田作におけるスマート農業導入の実証実験では、設備費の増加が大きく必ずしも所得増大...

大阪堂島商品取引所が「堂島取引所」に改称

 ㈱大阪堂島商品取引所は8月10日付で社名を「㈱堂島取引所」に改称した。

全農が安川電機との業務提携に基づく農業分野自動化の取組を加速

 JA全農(野口栄代表理事理事長)は17日、㈱安川電機(本社=福岡県北九州市、小笠原浩代表取締役社長)との業務提携契約にもとづき、ロボット技術の応用による農業分野の自動化への取組を加速することを確認したと発表した。  全農と安川電機は、全農のメインバンクである農林中央金庫と安川電機のメインバンクであるみずほ銀行の協力を得て、2018年から協業の検討を開始。同年12月には業務提携契約を締結し、①畜産、②農業生産、③流通販売の3分野において自動化技術の可能性を検討してきた。  現在、全農が持つ「ゆめファーム全農SAGA」(佐賀県)におけるきゅうりの葉かき作業の自動化などの実証を進めている。また...

ベルグアースが園芸資材会社を子会社とする経営統合で基本合意

 ベルグアース㈱(愛媛県宇和島市)は10日、伊予農産㈲(愛媛県松山市)と経営統合に向けた基本合意書を締結した。ベルグアースが伊予農産を完全子会社とする経営統合で、最終契約締結日は10月、経営統合の効力発生日は11月を予定する。  伊予農産は、愛媛県内のJAや種苗メーカー等を取引先に種子・苗・農園芸資材卸を営む企業。ベルグアースは設立時から同社と野菜苗や農業資材の取引を行っており、主要な取引先の一つだった。  ベルグアースは昨年12月に公表した中期経営目標において、①苗事業の更なる拡大及び強化、②事業の多角化・多品目化による事業領域の深化、③グローバル化による事業拡大、の3つの戦略を掲げてお...

投資専門子会社の「農林中金キャピタル㈱」を設立=農林中金

 農林中央金庫は10日、投資専門子会社の「農林中金キャピタル㈱」を設立した。プライベート・エクイティ分野における投資の拡充が目的で、今年10月1日の営業開始を予定している。代表取締役社長は和田透氏(元農林中金ニューヨーク支店長)。資本金は、1億円(農林中央金庫100%)。所在地は、東京・大手町のJAビル。  同社では、「食農関連(アグテック、フードテック)を含むテクノロジー系のベンチャー企業への投資(イノベーション投資)や成長・成熟企業への投資(バイアウト・グロース投資)により、様々なステージにある企業へのリスクマネーの提供や経営支援に取り組み、本邦企業、社会、経済の持続的発展に寄与していく...

農水省が堂島商品取引所のコメ先物本上場申請に不認可

 農水省は6日、㈱大阪堂島商品取引所のコメ先物本上場認可申請について、「不認可」とする通知を行った。同省によれば、5日に行われた同社からの意見聴取での意見を踏まえ検討した結果、取引に参加する当業者数が横ばいであること、当業者の取引利用意向が減少していること、取引の9割が新潟コシヒカリに偏っていることなどから、認可基準に適合していないとして、不認可と判断した。

全酪連と酪農協会が「(一社)全酪アカデミー」を設立

 全国酪農業協同組合連合会(隈部洋代表理事会長)と一般社団法人全国酪農協会(砂金甚太郎会長)は2日、後継者不足による酪農従事者の減少などへの対策として、酪農就農や牧場従事などを志す担い手を発掘・育成し、就農に繋げることを目的とした「一般社団法人全酪アカデミー」を設立した。理事長は北池隆氏(全酪連代表理事専務)が就いた。  全酪アカデミーでは、酪農就農を志す者を雇用し、就農支援プログラム(教育カリキュラム)に基づき、全酪連関連牧場や賛助会員傘下の契約農場等を活用して、酪農就農までに習得したい「搾乳作業」「飼料給与」などの実地研修と「飼養管理」「酪農経営学」「畜産関連法」などの座学研修を実施する...

オンラインで「JAスマホ教室」全国説明会開催=全中・農林中金

 JA全中と農林中央金庫は7月28日、オンラインで「JAスマホ教室」全国説明会を開催した。第29回JA全国大会組織協議案において、㈱NTTドコモとソフトバンク㈱の支援・協力を得て、JAグループとして組合員向け「JAスマホ教室」の全国普及に取り組むことを提起している。  説明会は、そのスタートに向け、JAおよび都道府県の中央会・信連、組合員組織・学習活動および信用事業の担当部署などの担当者を対象に行われたもの。JAを中心とした約250団体から1000人超が参加した。NTTドコモとソフトバンクの担当者から、各社がJAを対象に開催する教室の特徴やカリキュラム等について説明があった。  JA全中教...

移転|㈱農協観光

 ㈱農協観光は、東京都千代田区外神田のNツアービルから、大田区平和島の東京流通センターアネックス(東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分)へ移転する。Nツアービルでの業務は8月12日まで、移転先での業務開始は8月18日からとなる。 【本社新住所と各部署連絡先】  〒143―0006 東京都大田区平和島6―1―1TRCアネックス1階          経営企画部      03―6436―8201          監査室        03―6436―8225          総務部        03―6436―8202          経理部        03―6436...

農林中金とJPRがグリーンローンを契約締結

 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)と日本パレットレンタル㈱(JPR、加納尚美代表取締役社長)は7月30日、レンタルパレット業界において初となるグリーンローンによる金銭消費貸借契約(以下「本件ローン」)を締結したと発表した。融資期間は6年で、金額は4億円。  グリーンローンは、環境改善効果のある事業に必要な資金供給と、その事業の環境改善効果を評価することで、社会の持続可能性向上に向けた取組みを促進するもの。JPRは、本件ローンにより調達した資金をレンタルパレットの購入に充て、環境負荷軽減ニーズの高まりなどを背景としたレンタルパレット需要の拡大に対応する。  JPRは、レンタル方式によりパ...

農林中金大阪支店と大阪メトロが花き生産者支援

 農林中央金庫大阪支店と大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は18日、大阪市の天満橋駅、野田阪神駅、天下茶屋駅でカーネーションのドライフラワー計1300本を駅利用者らに無料で配布した。  同取組は、昨年から続く新型コロナ禍で結婚式や歓送迎会など花を贈る機会が減少する中、同支店職員の発案で「SMILE WITH FLOWERS(花で笑顔になろう)」として始めたもの。昨年7月から取組みを開始し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)や地元への貢献に取り組みたい企業が賛同し、同支店が企業にJAなどを紹介して花を買い上げてもらう仕組み。  今回は、大阪メトロが大切な方への「ありがとう」の気持ちを、お花と...

全農・農林中金・JR東日本が新宿で「にっぽん応援マルシェ」

 JA全農と農林中金、JR東日本は22~25日、東京・JR新宿駅ミライナタワー改札外で「にっぽん応援マルシェ」を開催した。3者が共同で取り組む地域振興・産地支援の一環として行われたもの。同場所で毎月開催されている「ルミネアグリマルシェ」で、エコ物流で調達した桃や国産品が販売された。  応援マルシェでは山梨と新宿を結ぶ中央線特急列車「かいじ」等による貨客混載により、山梨県産の新鮮な桃や朝採れ野菜が輸送された。また、全農の〝ニッポンエール〟ブランドの日向夏ジュース(全農・伊藤園の共同開発)やドライフルーツ、かりんとう、などが販売された。  また、桃は㈱サトーの食べごろ予測サービス「coro-e...

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