全国酪農業協同組合連合会(隈部洋代表理事会長)と一般社団法人全国酪農協会(砂金甚太郎会長)は2日、後継者不足による酪農従事者の減少などへの対策として、酪農就農や牧場従事などを志す担い手を発掘・育成し、就農に繋げることを目的とした「一般社団法人全酪アカデミー」を設立した。理事長は北池隆氏(全酪連代表理事専務)が就いた。
全酪アカデミーでは、酪農就農を志す者を雇用し、就農支援プログラム(教育カリキュラム)に基づき、全酪連関連牧場や賛助会員傘下の契約農場等を活用して、酪農就農までに習得したい「搾乳作業」「飼料給与」などの実地研修と「飼養管理」「酪農経営学」「畜産関連法」などの座学研修を実施するとともに、新規就農に向けては、就農地の確保、事業継承、資産譲渡などの課題に対し、賛助会員と連携し多面的なサポートを行う。
※詳報は日刊アグリ・リサーチに掲載しております。
一般社団法人全酪アカデミー
【住所】東京都渋谷区代々木1-37-2 酪農会館2階(全酪連総務部内)
【電話】03-5931-8070
【役員等】
理事長=北池隆(全酪連代表理事専務)
理事=大森一幸(全酪連常務理事)、三国貢(酪農協会常務理事)
事務局長=坂本敬太郎(全酪連総務部酪農を支える人材育成課長)
【構成】
正会員:全酪連、全国酪農協会
賛助会員:同法人の目的に賛同し人会した農業団体等
【事業内容】
・新規就農希望者等の人材発掘に関する事業
・新規就農希望者等の人材育成に関する事業
・新規就農希望者の就農先へのマッチングに関する事業
・担い手確保のための受入体制の整備に関する事業
・経営継承の手法及び経営計画作成の支援に関する事業
・酪農業に関する広報活動及び調査研究に関する事業