農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)と、日本ロジスティクスファンド投資法人(JLF、亀岡直弘執行役員)は、グリーンローンによる金銭消費貸借契約(以下「本件ローン」)締結を決定した。
グリーンローンは、環境改善効果のある事業に必要な資金供給と、その事業の環境改善効果を評価することで、社会の持続可能性向上に向けた取組みを促進するもの。農林中金は、2019年からサステナブル経営をスタートさせるなか、21年4月にグリーンローン原則等に準拠した資金使途限定のESGローン商品を創設。本件ローンがREIT(Real Estate Investment Trust)向けグリーンローンの第1号となる。なお、JLFが策定した、投融資に関するグリーンファイナンス・フレームワークは、㈱日本格付研究所の「JCRグリーンファイナンス・フレームワーク評価」の最上位評価「Green1(F)」を取得している。
農林中金では、「本件ローンによる資金供給を通じ、環境負荷の低減に貢献するものと評価している。引き続き、投融資を通じて環境・社会問題の解決に貢献し、SDGsの実現をはじめとするサステナブル経営を推進していく」とコメントしている。
【本件ローンの概要】
実行日:2021年8月31日
融資期間:8年
金額:10億円
資金使途:長期運転資金
資金充当対象:JLF が策定したグリーンファイナンス・フレームワークに定める 「適格クライテリア」を満たす特定資産である草加物流センターの取得資金のリファイナンス資金