日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

農水省

農水省がみどりの食料システム戦略本部で中間とりまとめを決定

農水省がみどりの食料システム戦略本部で中間とりまとめを決定

  農水省は3月29日、農林水産大臣を本部長とする「みどりの食料システム戦略本部」の第2回会合を開催し、「みどりの食料システム戦略中間取りまとめ」を決定した。同本部は、日本の食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現させるため、新たに同戦略を策定・推進するため設置。同戦略の策定に当たり、これまで生産者、関係団体、事業者等の幅広い関係者と20回にわたり、意見交換を行ってきた。  冒頭、野上農相はこれまでの経緯を振り返りながら、「近年の食料、農林水産業を取り巻く状況は生産者の減少や高齢化、地球温暖化や大規模災害の激甚化、新型コロナウイルスへの対応などの課題が顕在化し...

施設園芸(ピーマン)の事例|スマート農業実証プロジェクト実証成果

スマート農業実証プロジェクト5営農類型の実証成果公表=農水省

 農水省はスマート農業実証プロジェクトの実証成果として、5つの営農類型について中間報告を公表した。同プロジェクトは、ロボット、AI、IoTなど先端技術を生産現場に導入・実証し、経営効果を明らかにすることで、スマート農業の社会実装を加速化することを目的とした事業。令和元年度から2年度までの間に、全国148地区で展開されている(実証期間は2年間)。今回公表されたのは、令和元年度実施地区(69地区)のうち、畑作(小麦、大麦)、露地野菜(キャベツ、ほうれんそう、さといも、すいか)、施設園芸(ピーマン)、果樹(温州みかん)、地域作物(茶)の5つの営農類型についての1年間の実証成果(水田作は2年10月に中...

人事|農水省=3月30日付

▽農林水産政策研究所長事務代理(農林水産政策研究所次長兼農林水産政策研究所企画広報室長)吉田行郷▽退職(農林水産政策研究所長)神山修

ロボット大賞・農林水産大臣賞のinahoを葉梨農林副大臣が表彰

ロボット大賞・農林水産大臣賞のinahoを葉梨農林副大臣が表彰

 第9回ロボット大賞で農林水産大臣賞を受賞したinaho㈱(菱木豊代表取締役CEO)の表彰式が26日に農水省で行われた。葉梨康弘農林水産副大臣が表彰状の授与と副賞のトロフィーの贈呈を行った。  inahoの出品内容は、自動野菜収穫ロボットとRaaSモデルによる次世代農業パートナーシップ。農作業で一番時間が掛かっている収穫作業を人に代わってロボットが行うことで農業経営の継続・拡大に貢献し、農業現場への導入に際してはロボットを販売するのではなく、ロボットの収穫高の一定割合を利用料として支払うRaaS(Robot as a Service、ラース)の事業方式を採ることで利用しやすくした。同...

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農水省が農作業安全検討会を開き安全対策強化に向けて検討

 農水省が3月25日、「農作業安全検討会」を開催。農作業安全対策の強化に向けて検討を行った。農水省から、農業機械の安全設計、安全検査の概要、農作業事故が農業経営に及ぼす影響など、論点に関わる報告がなされた。

人事|農水省関係の独立行政法人=4月1日付

▽家畜改良センター理事長(再)入江正和 ▽農業・食品産業技術総合研究機構理事長(再)久間和生 ▽国際農林水産業研究センター(新・国際農林水産業研究センター理事)小山修 ▽森林研究・整備機構理事長(再)浅野透 ▽水産研究・教育機構理事長(新・日本水産㈱中央研究所養殖R&Dアドバイザー)中山一郎

農水省がテンサイシストセンチュウ対策検討会議を開催

農水省がテンサイシストセンチュウ対策検討会議を開催、3年度以降の対策検討

 農水省が3月23日、テンサイシストセンチュウ対策検討会議を開催。令和2年度の防除実施状況について報告するとともに、3年度以降の対策について検討した。  会議冒頭、森孝之審議官は、「テンサイシストセンチュウは、平成29年9月に長野県諏訪郡原村において日本で初めて発生が確認され、平成30年4月植物防疫法に基づく緊急防除を実施をしてきた」として、これまでの防除対策の効果があったものの、栽培を再開したほ場での再検出が確認されていると現状を説明した

農水省が豚熱等防疫対策本部で今後の対策を検討

農水省が豚熱等防疫対策本部で今後の対策を検討

 農水省が3月19日、豚熱・アフリカ豚熱防疫対策本部を開き、豚熱の最新の情勢を踏まえ、今後の豚熱対策、感染経路遮断対策、野生動物対策等を検討。  冒頭、野上農相は「豚熱ワクチンを接種しても必ずしもすべての豚が免疫を獲得できるわけではなく、また、必ずしもすべての子豚に適切な時期に豚熱ワクチンを接種できるわけではない。現に昨年から今年にかけて、ワクチン接種農場で発生が確認されている。生産者におかれては、ワクチンを接種しても決して油断することなく、飼養衛生管理基準を遵守徹底してもらうことが重要だ」「野生イノシシ対策についても引き続き根気強く継続していく必要がある。今月16日にも兵庫県におい...

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自民農林合同で農水省が2年度「食育白書」骨子案を提示

 自民党農林・食料戦略調査会、食育調査会、農林部会が3月19日、合同会議を開催。農水省から令和2年度の「食育白書」骨子案を示された。  塩谷立戦略調査会長は「食育は、食育推進計画に基づいて施策が講じられているが、講じた政策については毎年国会に報告することになっている。特に最近は、健康や食品問題など様々な課題が多いので、多くの議員から意見を頂いているが、5月の閣議決定に向けて議論を深めていきたい」、土屋品子食育調査会長は「コロナ禍において、毎日の食の中で免疫力を高めるという意識を持ってもらうことが大事」と語った。

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農水省が日本農業遺産認定証授与式をWeb開催

 農水省が3月17日、日本農業遺産認定証授与式及び認定記念講演会をWeb上で開催。式では、野上浩太郎農相の祝辞(ビデオメッセージ)、認定団体との写真撮影、武内和彦農水省世界農業遺産等専門家会議委員長の記念講演が行われた。  日本農業遺産は、日本において将来に受け継がれるべき伝統的な農林水産業を営む地域を農林水産大臣が認定する制度。平成28年に創設され、第3回目となる今回は富山県氷見地域や兵庫県丹波篠山地域等7地域が認定された。

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農水省等が生産者と輸出業者の交流目的にGFP超会議をオンライン開催

 農水省等が3月16日、生産者と輸出業者による意見交換・交流を目的に、「GFP超会議」をオンラインで開催。2019年より各地方で実施されている同会議は、今回、コロナ禍で輸出継続が困難な状況から、〝輸出を止めないGFP〟のコンセプトの元、オンラインで配信した。  同会議では、海外バイヤーから「各国における現地ニーズ・日本産品の輸出可能性」、GFP優良事業者からは「『マーケットイン』に基づく輸出取組事例」、物流・輸出に関する保険サービス等を提供している事業者が「輸出に役立つサービス情報」を内容とする報告を行った。  開会にあたり池山成俊輸出促進審議官は、政府の農林水産物・食品の輸出目標...

ロボット大賞「農水大臣賞」にinaho

 経産省と日本機械工業連合会や関係省庁等が共催する「ロボット大賞」の農林水産大臣賞に、inaho㈱の「自動野菜収穫ロボットとRaaSモデルによる次世代農業パートナーシップ」が選ばれた。「ロボット大賞」は、日本のロボット技術の発展や社会実装を促進するため、特に優れたロボット等を表彰する事業。2006年度から開始し、9回目となる今回は131件の応募があった。農林水産業・食品産業分野では優秀賞に㈱トプコンの「農機向け後付け式の自動化システム」が選ばれた。  inahoの「自動野菜収穫ロボットとRaaSモデルによる次世代農業パートナーシップ」は、自動野菜収穫ロボットを開発し、RaaS(Robot a...

農林水産省大臣官房危機管理・政策立案総括審議官村井正親氏

日本農民新聞 2021年3月15日号 第2部

アングル 農水省が取り組む災害対応の今後~東日本大震災10年を踏まえて~ 農林水産省 大臣官房 危機管理・政策立案総括審議官 村井 正親 氏 食料供給リスクの国民的共有を 収入保険、農業版BCP等備えを支援  東日本大震災、新型コロナウイルス、家畜伝染病等、予測しがたい大きな災害と新たなリスクの発生が、我々の〝食〟を脅かしている。農水省危機管理・政策立案総括審議官の村井正親氏に現状認識と今後の対応策について聞いた。 経営再開、さらなる前進を後押し ■東日本大震災から10年、復興の現状認識は?  津波被災地域のインフラは、農地、農業用施設を含めて総じてほぼ復旧が完了した。...

「ネットGFP超会議」をオンラインで開催=農水省等

 農水省等は16日、「ネットGFP超会議」をオンライン開催する。  「マーケットイン」での輸出拡大をテーマにしたセミナー。政府の2030年の農林水産物・食品の輸出額5兆円目標の達成に向けた大ロットでの販路拡大を目指す上でのヒントとなる、現地マーケットの最新情報(特に現地系の商流・消費者のトレンド等)に関して、主要な海外バイヤー、GFP優良事業者からの講演が行われる。  「『マーケットイン』に基づく輸出拡大のポイント」「コロナ影響下での各国の現地ニーズ」(海外バイヤー=㈱パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス〔小売チェーン/シンガポール・香港・タイ・台湾・米国等〕、天猫国際〔...

農水省が「地震災害」「原子力災害」対策本部合同本部

農水省が「地震災害」「原子力災害」対策本部合同本部

 東日本大震災の発災から10年を迎えることから、農水省は3月9日、「地震災害対策本部」「原子力災害対策本部」合同本部を開催。震災からの農林水産業の復旧・復興に向けて、引き続き取り組むことを確認した。  野上浩太郎農相は、「被災地は東日本大震災に加え、一昨年の台風19号、昨年来の新型コロナ、先日の福島県沖地震などに見舞われております。このような状況に置かれていることを踏まえながら、全大臣が復興大臣の認識の下、取り組んでまいりますので、各局長・職員各位におかれましても現場の声に寄り添って、県・市町村・農林水産関係者の皆様とともに、農林水産業の復興再生に向けてしっかりと取り組むようにお願い...

農水省が農業支援サービスの普及等でシンポ、JA三井リース等が取組を紹介

 農水省はこのほど、「農業支援サービス事業の育成・普及に向けたWEBシンポジウム、予算説明会」を開催した。農業現場における作業代行やスマート農業技術の有効活用による生産性向上支援等、農業者に対してサービスを提供することで対価を得る「農業支援サービス」に関して、先進的なサービスを提供する事業者およびその利用者の声を紹介するとともに、関連する事業者向けの予算説明が行われた。  葉梨康弘農林水産副大臣は、農業現場を取り巻く様々な課題を指摘した上で「近年ではデータ分析やドローン散布等の作業受託、農業機械のシェアリング、農業現場への人材供給など様々なサービスが展開されつつある。これらのサービスが普及す...

国家公務員倫理規程違反に関する関係者の処分で野上農相が陳謝

 野上浩太郎農相は2月25日、同省の職員が吉川元大臣からの誘いを受けて、吉川元大臣、アキタフーズ元代表等と会食した事案について記者会見を行い、「今回の事態は農林水産行政に対する国民の信頼を大きく損なうものであることを職員全員が真摯に受け止めなくてはならないと考えている。改めて国民の皆様に深くお詫び申し上げる」と陳謝した。農相は同日、国家公務員倫理審査会に対し、省内での調査結果の報告と懲戒処分の承認を受けたことについて以下のように説明、今後の対応方針を述べた。  「多数の職員に減給・戒告等の処分を行った。また多数の職員が国家公務員倫理規程違反で処分を受けるに至ったことに対し、省を代表する立場と...

農水省が日進乳業の事業再編計画を認定

 農水省は25日、日進乳業㈱(愛知県北名古屋市)から提出された「事業再編計画」を農業競争力強化支援法に基づく事業再編計画に認定した。  日進乳業は昭和36年に設立したアイスクリーム製造業者で、主に大手菓子メーカーへOEM品の供給を行っているが、主力のアイスクリームオフシーズン対策として、キャンディー、チョコレートコーティング、糖衣、グミ事業を立ち上げ事業の多角化を図っている。このほど、アメハマ製菓㈱からキャンディー製造事業について工場の事業譲渡を受けるとともに、工場の改修、製造設備の更新を行う。これにより、主原料であるグラニュー糖や副原材料の脱脂粉乳等の年間調達量を増加させ、新商品の開発・販...

人事|農水省=2月16日付

▽農村振興局農村政策部農村計画課農村政策推進室長(農村振興局総務課調査官兼同局整備部設計課付)吉田健一▽同局総務課調査官兼同局農村政策部農村計画課付(農村振興局農村政策部地域振興課課長補佐)村山直康▽同局整備部設計課付(農村振興局農村政策部農村計画課農村政策推進室長)大畠学人

国家公務員倫理規程違反で関係者の処分を決定、再発防止策を徹底=農水省

 農水省は25日、国家公務員倫理規程に違反する疑いのある会食に関係した6名の職員の処分を決定した。それによると、枝元真徹事務次官ら3人を減給(1月10分の1)、2人を戒告、1人を訓告とした。野上浩太郎農相は1か月分の閣僚給与を自主返納する。  農水省によれば、同省の職員が吉川元大臣からの誘いを受けて、吉川元大臣、アキタフーズ元代表等と会食した事案について、国家公務員倫理審査会の指導を受けながら費用の支払いに関する調査を進めた結果、2回の会食とも、利害関係者であるアキタフーズが費用を支払っていたことが確認された。会食に参加した職員は、会食の費用は同席していた政治家の負担との認識だったが、その場...

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