NECは7日、カゴメと2020年4月から共同で事業展開をしている同社の農業ICTプラットフォーム「CropScope」を強化した、と発表した。 NECとカゴメは2020年に、オーストラリアのカゴメ子会社と共同で「CropScope」の実証試験を実施。これまで「CropScope」を適用してきたポルトガルとは土壌や品種、灌漑設備など栽培条件が異なるため、地下灌漑での土壌水分シミュレーションやオーストラリアでの熟練栽培者のデータを学習し、分析手法等を強化した。土壌水分変化などの圃場異常を通知する機能、営農判断の優先順位を圃場毎にリスト化しデータをシンプルに表現する機能、蓄積データを活用し営農... 2021年6月10日
トキタ種苗㈱(時田巌社長)は、旬の季節に新鮮なバジルをキッチンで栽培収穫できるバジルのポット苗を発売する。 「簡単キッチンバジル」はジェノベーゼタイプの本格派の香りのバランスよく、茎が短く枝分かれが旺盛な品種。摘み取り収穫するたびに葉が増えてたくさん収穫でき、草丈も低く抑えられるので支柱不要、管理も容易であることが特長。べと病には非常に強く、激発地でもある程度耐えることができ、高温にも非常に強く、葉先枯れは少ない。 また、「底面給水エコポット」(外径112mm、高さ140mm)は、木材配合のリサイクル素材から作られ環境に優しい底面給水可能な鉢。ブラウン・ブラックの2色から選択できる。... 2021年6月10日
農業関連事業を展開する㈱アグリメディア(諸藤貴志代表取締役、東京都新宿区)はこのほど、農領域の調査研究・コンテンツ発信を担う社内シンクタンク、アグリメディア研究所を設立すると発表した。所長は、元日本経済新聞社の記者で、アグリメディア社の流通経営支援室マネージャーの中戸川誠氏が兼任する。 同研究所は、「農領域において公共性・独自性の高いテーマを深掘りし、読者の知的好奇心を換気するバラエティー豊かな情報を発信することで、農業界の課題解決、発展に貢献する」をコンセプトに、「リモートワークと農業関心度に関する調査」、「2拠点居住の実態調査」、「スマート農業の実態調査」、「脱炭素と有機農業の将来に... 2021年6月10日
アイリスグループのアイリスフーズ㈱(宮城県仙台市、山田次郎取締役社長)は、水またはお湯を注ぐだけでごはんができる「低温製法米アルファ化米」5種類を4日から、全国のホームセンターやスーパーマーケットを中心に販売した。 「低温製法米アルファ化米」は、15℃以下の低温で保存・精米・包装を行う「低温製法米」を炊飯した後、急速乾燥させた加工米。急速乾燥によりでんぷん構造を残したまま水分量を減らすため、賞味期限は製造から5年6か月と、防災食としての備蓄に最適。食べるときは水またはお湯を加えるだけで調理でき、火や電気が使えない災害時に活用できる。味は、白米、五目御飯、わかめ御飯、きのこ御飯、ドライカレ... 2021年6月10日
共栄火災海上保険㈱の団体傷害保険「JA安心倶楽部」の『充実プラン』の販売が伸長している。 JA安心倶楽部はJA共済連が保険契約者となり、JA組合員が加入者(被保険者)となる団体傷害保険。ケガによる死亡や重度の後遺障害、入院・通院、他人への賠償責任、携行品の損害など、日常生活のリスクを補償する保険商品。補償内容や保険金額の違いで「基本プラン」と「充実プラン」の2プランがある。「充実プラン」では、新型コロナウイルス感染症や、農作業などでリスクが高まるなか、予防しても防ぎきれない「熱中症」による入院や通院を補償の対象としているのも大きな特長。 JA安心倶楽部は2021年3月末現在、全国46... 2021年6月9日
JA全農の子会社・全国農協食品㈱は8日、JA鹿児島県経済連の銘柄豚「茶美豚(チャーミートン)」を使用した商品「とんかつまい泉監修 鹿児島県産茶美豚使用ポークジャーキー」を、鹿児島・宮崎・沖縄各県の一部のコンビニエンスストアで発売した。35g、参考価格税込540円。 「茶美豚」は緑茶粉末とお茶に含まれている成分〝カテキン〟、〝さつまいも〟が入った飼料を食べて育った豚。茶美豚の専用飼料を食べた豚はカテキンの効用である抗酸化作用や消臭作用で、肉の鮮度が保てることから、ドリップの少ない甘みのあるジューシーな豚肉になっている。「茶美豚」は、「とんかつまい泉」で実際に販売されていることから、同社から... 2021年6月9日
農業用・包装用ポリオレフィンフィルムメーカーの住化積水フィルム㈱の株式を7日、農業用ハウス・資材販売の渡辺パイプ㈱が新たに20%取得した。同社の株式はこれまで、住友化学㈱が35%、積水化学工業㈱が35%、㈱INCJ(旧・産業革新機構)が30%保有。今回INCJが保有する株式について事業に相乗効果のある譲渡先を検討し、渡辺パイプに20%、住友化学に10%、株式が譲渡された。 株主変更について住化積水フィルムは、「渡辺パイプとの協業・シナジーを強化し、一層お客様に貢献できる商品の開発販売を目指し、ポリオレフィンに関する高度な技術を有する住友化学と連携を一層強化する」と話し、資本参画する渡辺パ... 2021年6月9日
㈱ユーグレナ(出雲充代表取締役社長)は4日、国土交通省航空局が保有し運用する飛行検査機「サイテーションCJ4」において、ユーグレナ社製造のバイオジェット燃料を世界で初めて使用したフライト・飛行検査業務を同日実施したことを明らかにした。政府機関の航空機で国産のバイオジェット燃料が使用されるのは日本で初めてとなる。 外部検査機関による適合検査に合格したバイオジェット燃料を、既存石油系ジェット燃料と混合した上で使用。原料には、使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ(和名=ミドリムシ)由来の油脂等が使用された。 「サイテーションCJ4」は、全国の空港等で運用される航空保安施設等が正常に機能しているか... 2021年6月8日
井関農機㈱の「穀粒乾燥機のヒートリサイクル制御の発明」が、令和3年度全国発明表彰(公益社団法人発明協会主催)で、発明賞を受賞した。同発明は、排風に含まれる熱と水分を利用して穀粒の胴割れを防止しながら省エネでかつ高速乾燥を実現したもの。同社商品の乾燥機GHLシリーズ・GMLシリーズに実施されている。全国発明表彰は、多大な功績をあげた発明、考案、または意匠、あるいはその優秀性から今後大きな功績をあげることが期待される発明に対して授与される表彰。 2021年6月7日
協同乳業㈱(後藤正純社長)は、「農協ヨーグルト 信州産特選生乳100%」を1日から約1か月の間、50g増量(450g)し、発売している。 信州の酪農家と協同乳業社員の獣医師、JA職員が一緒になって丁寧に育てた牛から搾乳した、厳しい品質基準をクリアした「特選生乳」だけを使用。同社独自のミルクのコクと、やさしい酸味のヨーグルトに仕上げたことが特長。東京大学教授(当時)の関水和久博士が発見した〝強さを育てる〟乳酸菌「B1乳酸菌」を使用、同社の30年以上の実績がある乳酸菌研究チームが「B1乳酸菌」の可能性を検証している。販売地域は関東、東海、北陸、関西。希望小売価格302円(税込)。 2021年6月7日
JAみえなか(旧JA三重中央)の野菜加工施設として2006年に設立された「ベジマルファクトリー」が、今年3月に同JAと全農が出資する「JAベジマルファクトリー㈱」としてスタートした。4月に同JAから野菜の加工品製造・販売事業の移管をうけて、生産者の手取り向上と地域と農業の活性化に取り組むとともに、JAグループの中部・関西エリアにおける国産野菜の加工施設の拠点化を目指す。 ベジマルファクトリーの取扱い商品は、カップサラダや袋サラダが主力で、国産原料がセールスポイント。三重県や中京地域の量販店・生協を中心に販売している。原料野菜の約70%をキャベツが占め、JAみえなかに同社と秋冬キャベツなど... 2021年6月4日
雪印メグミルク㈱(西尾啓治社長)は、機能性表示食品「記憶ケアヨーグルト βラクトリン」を8日から全国で発売する。 加齢に伴って低下する記憶力(手がかりをもとに思い出す力)を維持する機能をもつ「βラクトリン」を配合した、ほんのり甘い風味のスタンダードなヨーグルト。キリンホールディングス㈱(磯崎功典社長)のこれまでの研究開発成果と「脳の健康」に関する取り組みに、雪印メグミルクが賛同して発売が実現した共同取り組み商品。「βラクトリン」は、「キリン脳研究」から発見された乳由来の独自素材で、「もの忘れ」や「うっかりミス」を自覚する健常な中高年に「βラクトリン」を含むサプリメントを摂取する群と、プラ... 2021年6月4日
JAみえなかの野菜加工施設「ベジマルファクトリー」が、今年3月に同JAと全農が出資する「JAベジマルファクトリー㈱」としてスタート。4月に同JAから野菜の加工品製造・販売事業の移管をうけて、生産者の手取り向上と地域と農業の活性化に取り組むとともに、JAグループの中部・関西エリアにおける国産野菜の加工施設の拠点化を目指す。〔写真提供:JAベジマルファクトリー〕 2021年6月4日
雪印メグミルク㈱(西尾啓治代表取締役社長)は、CSR経営をより一層進めていくための理念・基本的な考え方を示した「雪印メグミルクグループ企業行動憲章」を制定した。また、「憲章」に基づき、「CSR方針」「環境方針」を改正し、「人権方針」を制定した。 憲章の前文には、創業から間もなく100年を迎える雪印メグミルクグループの歴史とともに受け継がれてきたサステナブルな精神「健土健民」を引き継ぐものであることを明示、同憲章が、社会課題解決や持続可能な社会の構築に向けた同社グループの行動の規範であることを説明している。企業行動憲章の全文は以下の通り。 雪印メグミルクグループ 企業行動憲章 雪... 2021年6月3日
鶏卵卸最大手のJA全農たまご㈱(小島勝代表取締役社長)は、ロングセラー商品「しんたまご」の発売30周年を記念して、『しんたまご』シリーズのパッケージをフルリニューアルし、6月1日から発売した〔写真は「しんたまご」の新パッケージ(10個入り)〕。 『しんたまご』は1991年4月に販売を開始したブランド卵。「ワンランク上の安心でおいしいたまごを作りたい」という想いをもとに、1990年2月、当時のJA全農中央鶏卵センター(現JA全農たまご)で開発プロジェクトが発足。 プロジェクトには、JA全農のグループから、鶏の飼料の専門家や、たまごの品質に詳しいメンバーなど、それぞれ得意分野を持つメ... 2021年6月2日
農水省は5月31日、わかやま布引だいこん(登録生産者団体=わかやま農業協同組合)、大口れんこん(大口れんこん生産組合)の地理的表示(GI)を登録した。 ▼「わかやま布引だいこん」の生産地である和歌山県和歌山市布引地区、内原地区、紀三井寺地区、毛見地区の砂質土壌で生産される青首大根で、根部の上から下まで太さがそろいヒゲ根が少なく、毛穴が浅く肌のきめが細かい。また、市場関係者からも、産品の品質の良さが評価され、高値での取引に繋がっている。系統試験と収穫適期の設定については、平成11年以降、当初の生産者を中心とした実施から、わかやま農業協同組合が引継ぎ、管理を徹底している。 ▼「大口れんこん」... 2021年6月2日
㈱日本政策金融公庫と農林中央金庫はこのほど、㈱塩田ファームに対して、畜産クラスター事業を活用した設備資金を融資した。 塩田ファームは、2011年に福島県天栄村で創業し、JA全農福島ブランド「麓山高原豚」を生産する農業法人。 JA全農、JA全農北日本くみあい飼料㈱と農林中金は、2018年の法人化や農場新設にかかる計画策定、行政機関との調整等、事業構想段階から塩田ファームをサポートしている。具体的には、販売面では全農、専用飼料の供給面では全農北日本くみあい飼料、金融面では日本公庫と農林中金が役割を発揮する四者連携により、「麓山高原豚」の生産基盤維持・拡充に資するサポートを行っている。 ... 2021年6月1日
国内コンビニ業界で初の配送車両走行での運用、石油由来軽油比約90%削減 伊藤忠商事㈱、伊藤忠エネクス㈱、㈱ファミリーマートの3社は、世界最大級の再生可能資源由来の燃料(=リニューアブル燃料)メーカーであるNeste OYJ(本社:フィンランド、NESTE社)社グループと協働で、リニューアブルディーゼル(Renewable Diesel)の日本初となるコンビニ配送車両への利用を実現した。 伊藤忠グループでは、「この取組を契機に、陸上輸送分野でのリニューアブル燃料ビジネスに本格参入し、サーキュラーエコノミー及び脱炭素社会の実現を目指す」とコメントしている。 伊藤忠商事はこの取組で、NE... 2021年6月1日
ヤンマーホールディングス㈱のグループ会社であるヤンマーアグリ㈱(本社=岡山県岡山市)は、対象の農業機械の定期点検が定額で5年間受けられる「あんしんケアパック」のサービスを6月1日から開始する。 ヤンマー製のトラクター、コンバイン、乗用田植機の対象機種ごとに設定された清掃、注油、点検、調整、また50項目以上におよぶ点検診断を実施する。エンジン電装部品やコントローラー部分には、ヤンマー独自のサービスツール「スマートアシストダイレクト」を使用して故障診断を実施。契約期間は新規購入時からの5年間で、作業シーズン後に計5回の点検を行い、点検内容に基づき整備提案を実施する。 2021年6月1日
㈱全農ビジネスサポート(久保田治己社長)は5月31日から、全農運営のECサイト「JAタウン」のショップ「おいしいとびら」で大豆発酵食品『発酵そみファ』〔写真〕の予約販売を開始する。 同社によれば、「発酵そみファは、味噌屋さんが伝統的な味噌の造り方に工夫を加え、同じ国産大豆・同じ国産のお米・同じ麹菌を使って食塩を使用せずに丁寧に発酵・熟成させて造った新たな伝統食品」。Aコープマーク品の味噌を製造する山印醸造㈱(石川佳一社長)との共同開発。 国際的にみて日本人の塩分摂取量が多いことから塩分の削減が指導されている一方で「新型コロナウイルスが猛威をふるうなかで摂取量が増えている」発酵食品に注... 2021年5月31日