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陸上輸送分野で再生可能資源由来の燃料ビジネスを実施=伊藤忠、ファミマ等

2021年6月1日

国内コンビニ業界で初の配送車両走行での運用、石油由来軽油比約90%削減

 伊藤忠商事㈱、伊藤忠エネクス㈱、㈱ファミリーマートの3社は、世界最大級の再生可能資源由来の燃料(=リニューアブル燃料)メーカーであるNeste OYJ(本社:フィンランド、NESTE社)社グループと協働で、リニューアブルディーゼル(Renewable Diesel)の日本初となるコンビニ配送車両への利用を実現した。

 伊藤忠グループでは、「この取組を契機に、陸上輸送分野でのリニューアブル燃料ビジネスに本格参入し、サーキュラーエコノミー及び脱炭素社会の実現を目指す」とコメントしている。

 伊藤忠商事はこの取組で、NESTE社との間でリニューアブルディーゼルの日本国内向け輸入契約を締結、伊藤忠エネクスは国内でのリニューアブルディーゼル輸送及び給油に係る一連のサプライチェーンを構築、ファミリーマートは、6月初旬以降に、ファミリーマートの横浜市内の配送センターで、配送車両の一部において、軽油に代わる燃料としてリニューアブルディーゼルを100%使用する。

 陸上輸送分野でのGHG(温室効果ガス)排出削減を可能にするリニューアブルディーゼルを燃料とした配送車両の走行としては、国内コンビニ業界で初めての運用となる。

 NESTE社は、食品競合のない廃食油や動物油等を原料とした、リニューアブルディーゼルや持続可能な石油代替航空燃料(Sustainable Aviation Fuel)等を製造している世界最大級のリニューアブル燃料メーカーで、伊藤忠商事とは過去数年の協働を経て、昨年10月の石油代替航空燃料の日本国内向け供給を実現。さらに、循環型低炭素社会の実現に向けた取り組みを強化するため、このほどリニューアブルディーゼルの分野での拡大に至ったもの。

 NESTE社のリニューアブルディーゼルは、ライフサイクルアセスメントベースでのGHG排出量で石油由来軽油比約90%削減を実現するという。

※詳報は日刊アグリ・リサーチに掲載いたしております。

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