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住化積水フィルムに渡辺パイプが出資、開発販売の相乗効果めざす

2021年6月9日

 農業用・包装用ポリオレフィンフィルムメーカーの住化積水フィルム㈱の株式を7日、農業用ハウス・資材販売の渡辺パイプ㈱が新たに20%取得した。同社の株式はこれまで、住友化学㈱が35%、積水化学工業㈱が35%、㈱INCJ(旧・産業革新機構)が30%保有。今回INCJが保有する株式について事業に相乗効果のある譲渡先を検討し、渡辺パイプに20%、住友化学に10%、株式が譲渡された。

 株主変更について住化積水フィルムは、「渡辺パイプとの協業・シナジーを強化し、一層お客様に貢献できる商品の開発販売を目指し、ポリオレフィンに関する高度な技術を有する住友化学と連携を一層強化する」と話し、資本参画する渡辺パイプは「農業用フィルムの生産、加工、販売にシナジー効果を発揮し、競争力ある製品・サービスの提供で農業経営体の生産性向上と事業拡大に寄与していく」とコメントする。

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