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社内シンクタンクを設立=アグリメディア

2021年6月10日

 農業関連事業を展開する㈱アグリメディア(諸藤貴志代表取締役、東京都新宿区)はこのほど、農領域の調査研究・コンテンツ発信を担う社内シンクタンク、アグリメディア研究所を設立すると発表した。所長は、元日本経済新聞社の記者で、アグリメディア社の流通経営支援室マネージャーの中戸川誠氏が兼任する。

 同研究所は、「農領域において公共性・独自性の高いテーマを深掘りし、読者の知的好奇心を換気するバラエティー豊かな情報を発信することで、農業界の課題解決、発展に貢献する」をコンセプトに、「リモートワークと農業関心度に関する調査」、「2拠点居住の実態調査」、「スマート農業の実態調査」、「脱炭素と有機農業の将来に関する調査」、「農業×副業の調査」などをテーマに調査研究を進めていく。アグリメディア社の活動で培ったデータとネットワークを活用し、独自性の高い調査記事を専用のウェブサイトに掲載する予定。自社サービスのPRは原則目的とせず、公平性の高い情報の発信に努めることで読者の信頼を獲得し、農業界の発展に貢献するとのこと。社会的関心が高い事象が生じた場合、農業者や生活者を対象にした緊急アンケートなどを実施して、政策提言につながるタイムリーな情報の発信も行う。また、専門的知見をもつ外部の客員研究員の起用も検討し、複眼的な視点をもったシンクタンクへの脱皮を図るとしている。

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