日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

水を注ぐだけでごはんができる防災食を発売=アイリスフーズ

2021年6月10日

 アイリスグループのアイリスフーズ㈱(宮城県仙台市、山田次郎取締役社長)は、水またはお湯を注ぐだけでごはんができる「低温製法米アルファ化米」5種類を4日から、全国のホームセンターやスーパーマーケットを中心に販売した。

 「低温製法米アルファ化米」は、15℃以下の低温で保存・精米・包装を行う「低温製法米」を炊飯した後、急速乾燥させた加工米。急速乾燥によりでんぷん構造を残したまま水分量を減らすため、賞味期限は製造から5年6か月と、防災食としての備蓄に最適。食べるときは水またはお湯を加えるだけで調理でき、火や電気が使えない災害時に活用できる。味は、白米、五目御飯、わかめ御飯、きのこ御飯、ドライカレー。

 アイリスオーヤマは、東日本大震災で甚大な被害を受けた被災地における農業の復興支援と米の消費拡大を目的に2013年から精米事業に参入し、同年アイリスフーズを設立。アイリスフーズでは、「パックごはん」や「切りもち」の製造を皮切りに、今年2月には近年の防災意識の高まりを受けてレトルト食品と缶詰の製造を開始している。

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