日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

企業・商品ニュース

柑橘栽培「通信型マルドリシステム」が特許取得=山口県

 山口県が、柑橘栽培の管理労力軽減を目的に県内企業と共同して開発を進めてきた「通信型マルドリシステム」がこのほど特許を取得した。  マルドリシステムは、農研機構が開発した「周年マルチ点滴かん水同時施肥法」で、マルチシートの下に点滴(ドリップ)チューブを設置する栽培方法。それぞれの名称の一部を取り、「マルドリ」と呼ばれる。潅水時に液肥を混入して施用することで、施肥や潅水を省力的にコントロールすることにより、高品質な果実生産が可能となる。  今回開発した「通信型マルドリシステム」は、従来のマルドリシステムにIoT技術を活用することで、園地のモニタリングやスマートフォン等での遠隔操作機能を実用化...

富山県酒造組合・国交省・富山県等がダム施設で日本酒を熟成する取り組みを開始

 富山県酒造組合・国交省・富山県・北陸電力㈱・関西電力㈱は、富山県下の15の酒造会社が製造した日本酒をダム関連施設に搬入・貯蔵して熟成させる「とやま ダム熟成酒」の取組みを開始する。ダム施設で日本酒を熟成させる取組みを県内各地で一斉に行うのは、全国初の取組み。  ダム施設には冷暗所で年間を通して気温が変化しにくく、日本酒の熟成に適した環境が整っている一方で、所在する地域の自然環境によって熟成環境が異なり、多様性を有している特徴がある。今回の取組みは、官民各関係者が連携し、「各地域のダム施設オリジナルの環境下で熟成させた日本酒の香りや味わいなどの変化を飲み比べて楽しんでもらい、地域を盛り上げた...

津軽産ワインぶどうの生産拡大でサントリーワインインターナショナルが弘前市等と協定締結

 サントリーワインインターナショナル㈱はこのほど、青森県弘前市およびJAつがる弘前と、津軽産ワインぶどうの生産拡大に向けた協定を締結した。  弘前市の中でも、特に岩木山南東地域の気候や土壌はワインぶどうの栽培に適しており、同社の「ジャパンプレミアム 津軽産ソーヴィニヨン・ブラン」が「日本ワインコンクール」で2016年から3年連続で金賞を受賞するなど、ワイン産地としての注目が高まっている。  今回の協定を締結することで、三者がそれぞれの強みを活かし、高品質なワインぶどうを安定的に生産し、将来、津軽から世界に誇るプレミアムワインを生み出せるよう取り組んでいく、としている。協定期間は10年間。

「ななつぼし」の新TV―CMのマツコ・デラックスさん

北海道米「ななつぼし」新CMの放映開始=ホクレン等

 ホクレン農業協同組合連合会と北海道米販売拡大委員会は8日から、北海道米「ななつぼし」の新TV―CMの放映を開始した。  新CMでは、タレントのマツコ・デラックスさんを起用。「ななつぼし」は、味や白さ、艶、粘り、香り、やわらかさ、口当たりに優れ、洋食にも和食にも合うことなどが特長。〝毎日おいしく食べられるクセのないお米〟〝おかずの味を引き立て、食卓を楽しくさせるお米〟であることをマツコさんのメッセージとして伝えている。ホクレンによれば、マツコさんは同じく北海道米の「ゆめぴりか」や「合組(ごうぐみ)」のCMにも出演しているが、以前から「主に食べているのは『ななつぼし』」と公言しているため、今回...

製粉大手4社が業務用小麦粉価格を改定

 日清製粉、日本製粉、昭和産業、日東富士製粉の大手製粉会社4社は、輸入小麦の政府売渡価格が10月1日より5銘柄平均で4・3%引き上げられたことを受け、業務用小麦粉の価格を改定することを特約店に通知したとそれぞれ発表した。いずれも2021年1月12日出荷分より実施する。改定額には消費税は含まない。各社の改定額は以下の通り。 【日清製粉】▽強力系小麦粉=25kg当り55円値下げ、▽中力系・薄力系小麦粉=同55円値下げ、▽国内産小麦100%小麦粉(一部銘柄を除く)=同35円値下げ。 【日本製粉】▽強力系小麦粉=25kg当り55円値下げ、▽中力系・薄力系小麦粉=同55円値下げ、▽国内産小麦100%...

雪印メグミルクの「ナチュレ恵 megumi 向けクレート」が「輸送包装部門賞」受賞

 雪印メグミルク㈱(西尾啓治代表取締役社長)の「ナチュレ恵 megumi 向けクレート」が2020日本パッケージングコンテスト(主催=日本包装技術協会)において、包装部門賞の「輸送包装部門賞」を受賞した。  「輸送包装部門賞」は、包装部門賞13賞のひとつで、容器包装の合理化・改善等に貢献したパッケージに贈られる賞。  「ナチュレ恵 megumi 向けクレート」は、プラスチック製の輸送用ケースで、商品である『ナチュレ恵 megumi』を8個収納してパレットに積載し、所定の積み段数で保管・輸送する。雪印メグミルクでは、環境負荷低減の取り組みの一環として、同クレートに使用するプラスチック量の削減...

中規模担い手農家向けコンバインシリーズを発売=ヤンマーアグリ

 ヤンマーホールディングス㈱のグループ会社であるヤンマーアグリ㈱(大阪市、増田長盛社長)は、コンバイン「YH3/4Aシリーズ」4機種を11月1日に発売する。  同シリーズは、①高耐久なロングこぎ胴+ワイド揺動板により、大量の籾を高能率・高精度に脱こくが可能で、あざやか処理胴が枝梗をしっかり取り除き、籾が揺動板全体に拡散することで、よりきれいな選別が行える、②丸ハンドルFDS(Fulltime Drive System)により、直進時には両クローラを駆動させることで直進性が良く、旋回時には丸ハンドルの操作角度に応じて、左右のクローラが無段階に作動できるため、オペレーターのイメージ通りに機体が反...

活力系ポリアミンヨーグルトを発売=協同乳業

 協同乳業㈱(後藤正純代表取締役社長)は、アルギニン600mgと、生きて腸まで届いて増えるビフィズス菌LKM512を配合した、活力系ポリアミンヨーグルト「VITERY(ヴィテリー)」を12日から全国のスーパーで発売した。  同社は20年以上に及ぶ研究によって、独自に研究しているビフィズス菌LKM512とアルギニンを摂取することで、生理活性物質ポリアミンがほぼすべての日本人の腸内で作り出されることを発見(特許第5881801号)、ヴィテリーはこの技術を使って開発した。脂肪ゼロ(*食品表示基準による)で人工甘味料不使用。100g、希望小売価格120円(税抜)。  なお、新発売に伴い、同商品が抽...

トキコシステムソリューションズのガソリン計量機LONGYELL

トキコシステムソリューションズ新製品紹介

ロングホースタイプのガソリン計量機LONGYELLを発売開始  トキコシステムソリューションズ㈱は、10月1日よりロングホースタイプのガソリン計量機「LONGYELL」など3機種を発売開始し、10月より出荷を開始した。  セルフSS向け計量機「LONGYELL」は先行発売している「NEOYELL」と共通の特徴を持つ製品で「LONGWAVE」の後継機としてのフルモデルチェンジしたもの。  外観は「NEOYELL」と同様、SSに調和するようスタイリッシュに仕上げるとともに、エッジに丸みを持たせ柔らかな印象を与える形状となっているほか、操作・機能面では、安全・快適に使用できるようユーザビリティ...

食品ECのフルフィルメント機能を提供する会社を設立=三井物産

 三井物産㈱(安永竜夫社長)は、拡大を続けるB to Cの食品EC市場で、メーカーや小売り事業社などに向けてECサイト構築・運営・物流などの業務(=ECフルフィルメント業務)を提供するリテールデジタルソリューションズ㈱(RDS、資本金2億円)を新規に設立した。  三井物産では「RDSの設立を通じて食品EC事業展開を加速するとともに、消費者の新しいニーズを捉えた商品・サービスを提供し豊かで便利な食生活への貢献を目指す」としている。

ハダニ類の天敵農薬でモニタリングキャンペーンを実施=アリスタ ライフサイエンス㈱

 アリスタ ライフサイエンス㈱は、ハダニ類の天敵農薬「スパイカル」のボトル剤と吊り下げ剤のセット商品「スパイカルコンボ」を10月1日から販売し、2021年3月末日出荷分まで「モニタリングキャンペーン」を実施している。  スパイカルコンボは、ハダニを捕食するミヤコカブリダニのボトル剤「スパイカルEX」1本とミヤコカブリダニ吊り下げパックの「スパイカルプラス」1袋の組み合わせ。増殖性に優れ徐放されるパック製剤と、分散・定着性に優れたボトル製剤を組み合わせることにより、安定した定着性と速やかな防除効果を両立し、長期にわたってハダニを予防。イチゴ栽培において、ハダニが未発生の圃場で用いる天敵農薬のセ...

ダニオーテフロアブル・日本曹達

新規殺ダニ剤・ダニオーテフロアブル=日本曹達

 日本曹達は14日から新規殺ダニ剤「ダニオーテ フロアブル」を販売する。ダニオーテ フロアブルは、同社が開発した新規化合物「アシナノピル」を有効成分とし、野菜や果樹で問題になる各種ハダニ類に対して優れた効果を示す。  同社によるとダニオーテ フロアブルは、作用機構は新規と推定され、既存剤に対して感受性が低下したハダニ類にも効果があり、各種ハダニ類の全ステージに活性がある。ハダニ類のみに選択的に作用するため、天敵・有用昆虫に対する影響が少なく、IPM(総合的病害虫・雑草管理)での活用に適している。作物に対する安全性が高く、これまでに薬害の発生事例がない、などの特徴がある。内容量は1本250...

三井物産と日本曹達がインド農薬販社へ出資参画

 三井物産㈱(安永竜夫社長)と日本曹達㈱(石井彰社長)はこのほど、共同で設立する特定目的会社を通じ、インドの農薬製造販売会社Bharat Insecticides Limited(=BIL社)の株式を56%取得した。  BIL社は1977年の創業以降農薬の有効成分を製造する兄弟会社Bharat Rasayan Limitedとの協業により、市場ニーズをいち早く掴んで新規製品の開発を行い、競争力のある価格で高品質な農薬製品を供給、農家へのきめ細かい技術サービスを提供することで、成長するインド市場で着実にビジネスを拡大しているという。  三井物産と日本曹達は、今回の共同出資により、世界第5位の...

JR東、日立、トヨタが燃料電池の試験車両を開発

 東日本旅客鉄道㈱(JR東日本)、㈱日立製作所、トヨタ自動車㈱は、水素を燃料とする燃料電池と蓄電池を電源に用いた、ハイブリッドシステムを搭載した試験車両を連携して開発することに合意した。  JR東日本は鉄道車両の設計・製造の技術、日立はJR東日本と共同で開発した鉄道用ハイブリッド駆動システムの技術、トヨタは燃料電池自動車「MIRAI」や燃料電池バス「SORA」の開発で培った燃料電池の技術を有していることから、「3社が持つ鉄道技術と自動車技術を融合し、自動車で実用化されている燃料電池を鉄道へ応用することで、自動車より大きな鉄道車両を駆動させるための高出力な制御を目指したハイブリッド車両(燃料電...

Spiberが米国の穀物プロセッサー大手と提携

 慶應大発のバイオベンチャーのSpiber㈱(山形県鶴岡市、関山和秀取締役兼代表執行役)と米国の穀物プロセッサー大手のArcher Daniels Midland Company(イリノイ州シカゴ、ADM)は、Spiberが開発する構造タンパク質素材「Brewed Protein(ブリュード・プロテイン)」の米国での量産における協業についての契約を締結した。  ブリュード・プロテインは、植物由来の糖類を主原料に使用し、微生物による発酵(ブリューイング)プロセスにより製造され、用途に応じて多様な特長を付与することが可能。  ADM社は、米国における植物由来のグルコースを原料とするブリュード・...

農機具の売買等を支援するキャンペーンを実施=渡辺パイプ

 渡辺パイプ㈱(渡辺元代表取締役社長)は、同社が運営する農業の助け合いのためのWEBサービス「アグリウィズ」(https://agri-with.com)で、農機具の売買・貸し借りを支援する「秋のダブルキャンペーン」を11月15日まで実施する。  キャンペーンでは、「アグリウィズ」で農機具に関する募集記事を投稿したユーザー全員に、1千円分のギフトカードをプレゼントする。さらに成約に至った場合は、決済金額の10%をキャッシュバックする。  「アグリウィズ」は、会員同士が農業に関する困りごとや、提供できることをマッチングし、農業を「お互いに助け合う」ことができる。代金のやり取りの仲介や、本人確...

米国のAI技術会社と農機の自動運転で提携=クボタ

 ㈱クボタ(北尾裕一社長)は6日、世界有数のAIコンピューティングの技術を持つエヌビディア コーポレーション(本社=米国カリフォルニア州、NVIDIA)と農業機械の自動運転分野において、戦略的パートナーシップを結んだと発表した。  クボタは、これまでもGPSを活用した有人監視下での無人運転が可能なトラクタを発売するなど自動運転農機の開発を進めてきたが、今後さらに、天候や生育状況などのデータから適切な農作業を判断し、適時に実行に移すことまでできる次世代の完全無人農機を実現すべく研究を進めていく方針。  次世代型無人農機の実現には、周囲の状況を正確に把握する「目」と、瞬時かつ高度に次の動作を判...

日本公庫、商工中金等が「輸出事業計画」国内第1号認定案件の支援を決定

 農水省が「輸出事業計画」の国内第1号として認定した岩田醸造㈱(北海道札幌市、岩田洋二代表取締役)のHACCP対応施設等の導入に対し、北洋銀行、商工組合中央金庫札幌支店、日本政策金融公庫札幌支店は、3行協調で支援することを決めた。  岩田醸造は、味噌「紅一点」などの製造・販売、ワイン等の卸売を行う法人(創立128年)。さらなる食品の安全性向上と品質管理の徹底が可能なHACCP対応の倉庫新設、加工スペースの拡張、ラインの増設を行うことで、輸出先における食品安全ニーズへの対応、取引拡大、新規輸出先の増加を見込み、輸出拡大等を図る。  日本公庫では、輸出事業計画の認定が必要となるHACCP資金の...

秋田米「あきたこまち」CMの安田聖愛さん

安田聖愛さんを起用した秋田米「あきたこまち」CMが公開

 JA全農あきたは、秋田米「あきたこまち」の新CMを公開した。令和2年産のイメージキャラクターは、秋田県出身の女優・安田聖愛さんを起用。新CMのコンセプトは「これまでも、これからも秋田米」。  全農あきたでは「昨年、35周年という節目を迎えた『あきたこまち』がこれからも愛されるお米ブランドであり続けること、さらに〝秋田米〟という産地自体がブランド化することを目指す」としている。  CMは安田さんが演じる東京の女子大生が、秋田に住む祖母の家を訪れるというストーリー。日本の米どころ秋田への郷愁が沁み入るような仕上がりとなっている。

のんさんを起用したいわて純情米「銀河のしずく」のCM

いわて純情米「銀河のしずく」のCMが放送開始

 JA全農いわては、女優・のんさんを起用した、いわて純情米「銀河のしずく」の新CMの放送を今月1日から開始した。CMは、昨年の稲穂役に続き、のんさんが「お米役」に挑戦、「お米の衣装を身に纏い、茶碗に残った最後のひと粒の気持ちを表現」した内容。放送期間は今月31日まで。WEB動画(https://www.youtube.com/channel/UCmlv2V-SzrKh5UzhQ1m_0zQ)も来年2月28日まで公開されている。

  1. 1
  2. ...
  3. 17
  4. 18
  5. 19
  6. ...
  7. 39
keyboard_arrow_left トップへ戻る