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日本公庫、商工中金等が「輸出事業計画」国内第1号認定案件の支援を決定

2020年10月5日

 農水省が「輸出事業計画」の国内第1号として認定した岩田醸造㈱(北海道札幌市、岩田洋二代表取締役)のHACCP対応施設等の導入に対し、北洋銀行、商工組合中央金庫札幌支店、日本政策金融公庫札幌支店は、3行協調で支援することを決めた。

 岩田醸造は、味噌「紅一点」などの製造・販売、ワイン等の卸売を行う法人(創立128年)。さらなる食品の安全性向上と品質管理の徹底が可能なHACCP対応の倉庫新設、加工スペースの拡張、ラインの増設を行うことで、輸出先における食品安全ニーズへの対応、取引拡大、新規輸出先の増加を見込み、輸出拡大等を図る。

 日本公庫では、輸出事業計画の認定が必要となるHACCP資金の国内第1号案件としての支援となる。

 「輸出事業計画」は今年4月1日に施行された「農林水産物及び食品の輸出の促進に関する法律」に基づき認定される計画で、認定されると補助事業の優先的な採択の対象となる等、優遇措置がある。

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