日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

三井物産と日本曹達がインド農薬販社へ出資参画

2020年10月13日

 三井物産㈱(安永竜夫社長)と日本曹達㈱(石井彰社長)はこのほど、共同で設立する特定目的会社を通じ、インドの農薬製造販売会社Bharat Insecticides Limited(=BIL社)の株式を56%取得した。

 BIL社は1977年の創業以降農薬の有効成分を製造する兄弟会社Bharat Rasayan Limitedとの協業により、市場ニーズをいち早く掴んで新規製品の開発を行い、競争力のある価格で高品質な農薬製品を供給、農家へのきめ細かい技術サービスを提供することで、成長するインド市場で着実にビジネスを拡大しているという。

 三井物産と日本曹達は、今回の共同出資により、世界第5位の農薬市場であるインドでの農薬事業を強化、「共同出資後は、三井物産の保有する幅広い事業アセットとのシナジー、日本曹達の保有する競争力の高い農薬製品の普及を通じ、BIL社の事業拡大に取り組むとともに、インド農薬市場での業容拡大に取り組んでいく」としている。

keyboard_arrow_left トップへ戻る