雪印メグミルク㈱(西尾啓治代表取締役社長)の「ナチュレ恵 megumi 向けクレート」が2020日本パッケージングコンテスト(主催=日本包装技術協会)において、包装部門賞の「輸送包装部門賞」を受賞した。
「輸送包装部門賞」は、包装部門賞13賞のひとつで、容器包装の合理化・改善等に貢献したパッケージに贈られる賞。
「ナチュレ恵 megumi 向けクレート」は、プラスチック製の輸送用ケースで、商品である『ナチュレ恵 megumi』を8個収納してパレットに積載し、所定の積み段数で保管・輸送する。雪印メグミルクでは、環境負荷低減の取り組みの一環として、同クレートに使用するプラスチック量の削減、及びパレットへの積載効率(積載数)の向上を実現させるため検討を実施。クレートの積み重ねに耐えられるように垂直方向に対する強度は維持しつつ、クレートの底面を中心に軽量化を試みた結果、運用上影響のない強度を保持しつつ、約14%のプラスチック使用量の削減を実現させたという(約95tの削減)。さらに、クレートを重ねた時の高さを低くすることで、従来仕様と比較し、パレットへの積載効率が10%以上向上したという。
なお、同社によれば、『ナチュレ恵 megumi』に使用するクレートは、2018年度に全て新クレートへの切替えが完了している。