日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

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野上浩太郎新農林水産大臣が就任会見で決意語る

野上浩太郎新農林水産大臣が就任会見で決意語る

 野上浩太郎農相は17日、農水省で就任記者会見を行い、これまでの農政の改革を確実に実施することで、引き続き農林水産業の成長産業化と地域の活性化、食料安全保障の強化、食料自給率の向上を目指す姿勢を強調、「若者が将来を託すことができるような農林水産業に向けて取り組んでいきたい」と意気込みを語った。会見での発言概要は以下の通り。 《農政の課題への対応》 日本の農林水産業は国民に食料を安定的に供給すること、さらには食品産業等の関連産業とともに地域の経済を支えている。高品質な農林水産物や食品、あるいは世界に評価される和食、また美しい農山漁村の風景は成長の糧となる大きな潜在力である。一方で、農林...

江藤拓前農林水産大臣が退任会見

 菅新内閣が発足した16日、退任した江藤拓前農林水産大臣は農水省で記者会見を開き、令和元年台風第19号等への対応、豚熱(CSF)ワクチン接種の実施、和牛遺伝資源の保護強化に向けた法案の成立、新基本計画の策定など1年間の在任期間中での取組みについて「様々な課題に果敢に取り組んだ。自分としては出せる力を精一杯出させていただいた」と振り返るとともに、今後の農政への期待を語った。会見の発言概要は以下の通り。 ●…食料・農業・農村基本計画が新たに策定された。中山間地域の振興や規模の大小にかかわらず農業基盤の強化、食料自給率の向上など国民生活に寄与するという内容をしっかりと書き込むことができた。これから...

菅内閣の新農林水産大臣に野上浩太郎氏

菅内閣の新農林水産大臣に野上浩太郎氏

 16日に成立した菅内閣の農林水産大臣に野上浩太郎氏(自民・参・富山)が就任した。  野上農相は、慶應大商学部卒。1992年三井不動産㈱入社、1999年富山県議会議員初当選、2001年参議院議員初当選(当選3回)。財務大臣政務官、文教科学委員長、国土交通副大臣、内閣官房副長官、党では副幹事長、国土交通部会長代理、財務金融部会長代理、組織運動本部副本部長などを務めた。1967年生れ。 菅内閣発足、野上農林水産大臣就任で中家全中会長が談話  JA全中の中家徹会長は16日、菅内閣の発足、野上浩太郎農林水産大臣の就任にあたり、以下の談話を発表した。  「このたびの菅内閣が発足されました...

農林中金の一橋大寄附講座「自然資源経済論」がオンラインでスタート

 一橋大学と農林中央金庫は、2009年度から「農林中央金庫寄付講座」として「自然資源経済論」という領域を設定、農林中金総合研究所も共同運営する形で協力し、今年度で12年目を迎え最終年となる。従来は市民公開としていたが、今年はコロナ問題の影響を受け、講義はオンライン形式(対外非公表)で行われる。  講義のうち、2コマはシンポジウム形式で実施。第12講「都市農業と東京の未来」では、生産・流通・農体験という、東京の農業界の第一線で活躍している人(調整中)がこれからの時代に東京の農業が果たしうる役割を改めて考え、成熟した大都市の未来を展望。第13講「福島原発事故から10年」では、福島農業の専門家、原...

オランダの銀行現地法人が業務を開始=農林中金

 農林中央金庫は、オランダ・アムステルダム市に設立した銀行現地法人「Norinchukin Bank Europe N.V.」(NBE)の開業に向けた手続きを進めてきたが、10日から業務を開始した。  農林中金では「NBEは欧州における商業銀行業務を段階的に拡充し、農林中央金庫ロンドン支店と連携して、充実した金融サービスの提供に取り組んでいく」としている。

全国農協観光協会=代表理事会長に櫻井宏氏、副会長に篠原末治氏

 一般社団法人全国農協観光協会は9日、臨時総会を開き、理事・監事の選任に関する件など3議案が承認された。その後の理事会で、代表理事会長に櫻井宏氏(JA岐阜中央会代表理事会長)、副会長理事に篠原末治氏(ホクレン代表理事会長)を新たに選任した。田波俊明代表理事会長は退任。そのほかの新任理事・監事は次の各氏。任期は令和4年6月開催予定の定時総会終結時まで。 《理事》▼八木岡努(JA茨城県中央会代表理事会長)▼辻田勇次(JA長崎県中央会代表理事会長)▼菅野幸雄(JA全農経営管理委員会会長)▼青江伯夫(JA共済連経営管理委員会会長)▼伊藤孝邦(㈱農協観光取締役) 《監事》▼長谷川浩敏(JA愛知中央会...

農林中金イノベーションファンドを通じソラリスバンクに出資=農林中金

 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)は8日、農林中金イノベーションファンドを通じて、顧客企業に対し銀行機能を提供するドイツのsolarisBank AG(CEO=Roland Folz)に出資したと発表した。  「農林中金イノベーションファンド」は、デジタルイノベーションを通じた社会課題解決に取組むスタートアップ企業の支援とオープンイノベーション促進を目的とするコーポレートベンチャーキャピタルファンド。  出資先のsolarisBank(ソラリスバンク)社は、顧客企業に対して、API接続により銀行口座・クレジットカード・決済・KYC(Know Your Customer=顧客確認)・貸出...

肥育牛の排せつ物を使用した「バイオガス発電所」が飯豊町に完成

今月から発電開始、メタン発酵残さは液肥、敷料に利用  山形県飯豊町に肥育牛の排せつ物から発生させたメタンガスを利用して発電する「ながめやまバイオガス発電所」がこのほど完成した。乳牛の排せつ物を使用する発電所は各地にあるが、肥育牛をメインとした発電所は全国初。畜舎から出る排せつ物をパイプラインで直接バイオガスプラントに搬入し、メタンガス化し発電・処理する。今月から発電を開始する。  日本三大和牛といわれる「米沢牛」の約4割を生産する飯豊町における肥育農家では、家畜排せつ物を堆肥化することで、循環的な資源の有効活用を図っている一方で臭気対策に悩まされてきたという。このため同町では、平成16年度...

JAバンク、農林中金等が郵政民営化委に意見提出

 JAバンク、JFマリンバンク、農林中央金庫は、今年7月30日付で郵政民営化委員会よりなされた意見募集に対し、意見を提出した。  郵政民営化委員会では、3年ごとに郵政民営化の進捗状況について総合的な検証を行っているが、今後同委員会の意見を取りまとめる際の参考とするため、「これまでの郵政民営化に対する評価」「今後の郵政民営化への期待」等について、7月31日から9月2日にかけて意見を募集していたもの。  JAバンク、JFマリンバンク、農林中金が提出した意見は以下の通り。 1 これまでの郵政民営化に対する評価  JAバンク・JFマリンバンクはかねてより、郵政民営化の本来の目的は、国際的に...

ファミリーマートへのTOBが成立=伊藤忠

 伊藤忠商事㈱は25日、子会社を通じて行っていた㈱ファミリーマートを対象とした株式公開買付け(TOB)が成立したと発表した。応募株券等の総数(7901万7984株)が買付予定数の下限(5011万4060株)を上回った。今回のTOBにより、伊藤忠の株券等所有割合は65・71%となった。今後、10月下旬に開催予定のファミリーマートの臨時株主総会で株式併合により、残りの株式について取得する方針。株式併合が実施された場合、ファミリマートは上場廃止となる。  伊藤忠では、今回のファミリーマート完全子会社化は、同社グループの総合力を活用したファミリーマートのさらなる事業基盤の強化や新しいビジネルモデルの...

生産局長賞にJA今金町など3経営を選賞=農業電化推進コンクール

 (一社)農業電化協会はこのほど、令和元年度農業電化推進コンクールの、大賞=生産局長賞3経営と、農業電化協会長表彰4経営を決定した。同コンクールは、農業電化による効率的な経営や、省エネルギー技術の向上・改善に対し、意欲的に取り組み地域発展に貢献した農業者を表彰するもので、今年は新型コロナウイルス感染症対策のため表彰式は開催せず、各地区事務局から表彰状を伝達した。生産局長賞受賞者と取り組み内容は次のとおり。 北海道・今金町農業協同組合(馬鈴薯保管倉庫への緑化防止用LED照明の採用)  馬鈴薯の貯蔵は緑化を防ぐために暗所下で保存するというこれまでの常識を覆し、庫内作業に十分な照度を確保した環境...

中家会長、金原・菅野副会長=全中新役員体制

専務に馬場氏、常務に山下氏  JA全中は20日、都内で通常総会を開き、令和元年度事業報告・決算等の承認を得るとともに、役員の選任を行い、代表理事会長に中家徹氏(再・和歌山)、副会長理事に金原壽秀(再・佐賀)、菅野孝志(新・福島)の両氏を選任して、新執行体制がスタートした。  学識経験者の理事では、専務理事に馬場利彦氏(日本協同組合連携機構代表理事専務)、常務理事に山下富徳氏(全中総務企画部長)を新たに選任した。比嘉政浩専務理事、金井健常務理事は退任。比嘉氏は同日付で日本協同組合連携機構代表理事専務に就任した。石堂真弘・肱岡弘典・山田秀顕の各常務理事は再任。 ※詳報は日刊アグリ・リサーチに...

農水省「あふの環プロジェクト」に62社・団体が参加

JCA、全中、農林中金、トキタ種苗、雪印メグなど  農水省は7日、同省の推進する「あふの環(わ)プロジェクト」に参画する、62社・団体(7月末現在)を公表した。今後、プロジェクトメンバーと農水省、消費者庁、環境省が連携して、持続可能な食と農林水産業の生産と消費を促進する活動を行っていく。  あふの環プロジェクトは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の2030年までの達成を目指し、持続可能な消費を広めるための活動を推進する、農水・環境両省、消費者庁の連携プロジェクト。農水省では、6月4日から同プロジェクトへの参画メンバーの募集を開始するとともに、これまで2回(6月22日、8月6日)の勉強会...

ホクレンとカルビーが北海道農産物の振興に向けて連携協定

 ホクレンとカルビー㈱は5日、馬鈴しょ等の北海道産農産物の振興に向けて、流通から商品開発に至る事業全般について協業を進めるため、連携協定を締結した。今回の連携によって、ホクレンと国内最大手のスナック菓子メーカーで馬鈴しょの国内生産量の約17%(6分の1)を使用するカルビーは、共通する事業基盤の強化に取り組む。  カルビーは、2030年に向けた長期ビジョン「Next Calbee 掘りだそう、自然の力。食の未来をつくりだす。」を策定、ビジョン実現に向けた中期経営計画(2020年3月期~24年3月期)に取り組んでいるなか、今回の連携を「中計で掲げる、国産馬鈴しょ調達量40万t体制(19年3月期比...

女優の広瀬すずさんをプロジェクトの推進役に起用

国産農林水産物等販売促進緊急対策の名称を「#元気いただきますプロジェクト」に

 農水省は新型コロナウイルス感染症の拡大による影響が顕著な品目について、販売を促進するために国産農林水産物等販売促進緊急対策を実施しているが、その名称を「#元気いただきますプロジェクト」に決定した。  同プロジェクト事務局が、事業内容の周知や日本の食を担う生産者の声などの紹介、販売促進活動を後押しするキャンペーンの展開などのPR活動を行う。プロジェクトのキャッチコピーは「あなたのひとくちが、ニッポンを元気にする。」。  また、同プロジェクトがより広く認知され、国産農林水産物等の販売が一層促進されることをめざし、「食べること」をモチーフとした親しみのあるデザインのロゴマークを決めた。プロジェ...

農林中央金庫第1四半期決算の経常利益は328億円

 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)は4日、2021年3月期第1四半期(2020年6月末時点)の連結および単体の決算を発表した。  連結決算では、経常利益は前年同期比57・0%減の328億16百万円、純利益は同48・5%減の308億32百万円となった。経常収益は1650億円減の2897億円、経常費用は同1215億円減の2569億円となった。農林中金では、「外貨調達費用の減少等もあり、安定的な収益を確保した」と説明している。連結の総資産は前年度末比4兆2675億円増の109兆7495億円、純資産は同6048億円増の7兆8665億円となった。  また、単体決算では、経常利益は前年同期比47・...

新会長に青江伯夫氏(岡山)、新副会長に西沢耕一氏(石川)=JA共済連

新専務に歸山・鹿嶋両常務、新常務に久保田・角野・近藤の3氏  JA共済連は30日、大阪市内で通常総代会を開き、令和元年度決算案件、経営管理委員・監事の選任など5議案が承認された。  総代会後の経営管理委員会で、経営管理委員会会長に青江伯夫氏(新/岡山県厚生連代表理事会長)、経営管理委員会副会長に西沢耕一氏(新/石川・小松市農協代表理事組合長)が選任された。中川泰宏経営管理委員会副会長は再任。市村幸太郎経営管理委員会会長、西一司経営管理委員会副会長は退任した。総代会では、監事に䂖井忠雄氏(弁護士)が新たに選任された。三間真一・曽根健次・加賀尚彦各常勤監事、甘利公人・小松初男両監事は再任。また...

JA全中が8月20日総会に向け全役員候補者を決定

副会長に菅野(福島)・金原(佐賀)両氏、新学経理事に馬場・山下各氏ら  JA全中は30日、役員推薦会議・理事会を開き、代表理事会長候補の中家徹氏(再・和歌山)はじめ全役員候補者を決定した。副会長候補には、菅野孝志(新・福島)、金原壽秀(再・佐賀)の両氏。学識経験者理事候補では、新たに馬場利彦氏(日本協同組合連携機構代表理事専務)、山下富徳氏(全中総務企画部長)が候補となった。比嘉政浩専務、金井健常務は退任となる。8月20日の総会・理事会で正式に選任・決定される。馬場氏が新専務に、山下氏が新常務となる模様で、石堂真弘、肱岡弘典、山田秀顕の各常務は再任される予定。 ※詳報は、日刊アグリ・リサー...

新会長に菅野氏(愛媛)=JA全農

 JA全農は29日、大阪市内で第44回通常総代会を開催、令和元年度事業報告・剰余金処分案、経営管理委員および監事の選任等5議案と付帯決議案、報告事項が承認された。また、総代会後に行われた経営管理委員会・理事会で新たに経営管理委員会会長に菅野幸雄氏(愛媛県)、副会長に高橋正(宮城県)・乗富幸雄(福岡県)両氏、常務理事に山田浩幹氏(秋田県本部長)を選任した。長澤豊会長、大澤憲一副会長、吉見均常務は退任した。新たな監事に北里清和(前ホクレンくみあい飼料㈱代表取締役社長)・永島聡(全農耕種総合対策部長)両氏を選任した。榎本健蔵・大西茂志両監事は退任。 ※「全農決算」「事業概況」「新任者略歴」「菅野会...

会長に山野氏(鹿児島)、副会長に今井氏(新潟)=JA全厚連

 JA全厚連は28日、新大阪ワシントンホテルプラザで第72回通常総会を開催し、令和元年度(第72年度)貸借対照表、損益計算書、剰余金処分案、事業報告、経営管理委員・監事の選任等4議案を承認した。  通常総会の終結をもって、雨宮勇経営管理委員会会長、前田隆経営管理委員会副会長が退任。その後の経営管理委員会で、経営管理委員会会長に山野徹経営管理委員(JA鹿児島県厚生連経営管理委員会会長)、同副会長に今井長司経営管理委員(JA新潟厚生連経営管理委員会会長)を新たに選任、中村純誠代表理事理事長を再任した。  また、今回の役員改選では、厚生事業審議会答申(令和元年12月12日、経営管理委員会決定)に...

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