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日本農村医学会が学術総会を初のオンライン開催

2020年10月16日

 日本農村医学会の第69回学術総会(学会長=川口鎮JA愛知厚生連豊田厚生病院長)が15日に開幕した。当初は名古屋市内での開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大予防の観点から、初のオンライン開催となった。会期は11月14日まで。

 今年は、「未来の地域医療を求めて」をテーマに設定し、学会長講演、特別講演2題、教育講演2題、金井賞受賞講演1題、メインシンポジウム1テーマなどをオンデマンドで配信している。研修医セッション・一般演題に関しては、今回、プレゼンテーション用ソフトウェアのみを用いた発表となった。また企業が共催するセミナー9題のうち、6題がオンデマンド配信、3題がライブ配信を予定している。

 特別講演は、早川富博JA愛知厚生連足助病院名誉院長(地域医療の今とこれから)、上野雅巳和歌山県立医科大学地域医療支援センター教授(地域医療の発展と5G応用)の2氏が講演した。

「金井賞」にJAあいち海部女性部の加藤和奈部長(JA全国女性協会長)

 今年の金井賞(元JA全厚連専務の故金井満氏の遺志により、農村の保健・医療の向上に功績をあげた、医師以外の会員が対象)は、JAあいち海部女性部(愛知県津島市)の加藤和奈部長に贈られた。加藤部長は、「地域の女性を中心とした、『食と農』を次世代に伝える取り組み」をテーマに講演。JAあいち海部女性部が2歳児を対象に取り組む「はじめての料理は『おにぎり』プロジェクト」等のほか、自身が会長を務めるJA全国女性協やJAあいち女性協の取り組みについても紹介した。

※詳報は、日刊アグリ・リサーチに掲載しています。

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