A―FIVE(㈱農林漁業成長産業化支援機構)は5月29日、新経済・財政再生計画改革工程表2018(平成30年12月20日経済財政諮問会議決定)に基づき、損失を最小化するための改善計画を公表した。 新経済・財政再生計画改革工程表2018において、「各官民ファンド及び監督官庁が累積損失解消のための数値目標・計画を策定し、2019年4月までに公表」することとされたことを踏まえ、昨年4月に投資計画を策定・公表、同年11月には、その計画の進捗状況を検証した。 その結果、2019年12月20日、監督官庁である農水省で、A―FIVEについては、2021年度(令和3年度)以降は新たな出資の決定を行わ... 2020年6月2日
令和元年度農業委員への女性の参画状況=農水省調べ 全国の女性農業委員数は2788人で、全農業委員に占める女性の割合は前年比0・3ポイント増の12・1%――。農水省経営局就農・女性課は5月29日、「令和元年度農業委員への女性の参画状況(令和元年10月1日現在)」を公表した。 平成28年4月1日に施行された改正農業委員会法により、農業委員の任命に当たっては、年齢、性別等に著しい偏りが生じないように配慮する旨の規定が設けられ、平成30年10月までに全農業委員会が改正法に基づく新体制へ移行した。今回は、全農業委員会の新体制への移行完了から1年後の農業委員への女性の参画状況についてとりまとめたも... 2020年6月2日
JA和歌山中央会代表理事会長で、現・JA全中(全国農業協同組合中央会)会長の中家徹氏(70歳)は5月29日、次期全中会長選挙への立候補を表明した。 立候補にあたり中家氏は、「農協改革後、JAグループを挙げての自己改革により、政府から一定の評価を受け農協改革集中推進期間を終了できた。しかし、農協法5年後検討条項の期限を来春に控え、引き続き自己改革や対話運動の成果等重要課題への対応が求められている中、未曾有の災禍である新型コロナウイルスは、農業・農村、JAグループに甚大な被害をもたらし、その対応が一層困難な状況となっている。そのため、農協人として半世紀、全中会長として3年の間に培ってきたもの... 2020年6月2日
〈主な内容〉 〈この人に聞く〉 新型コロナ禍の農政の取り組み 立憲民主党農林水産部会長 宮沢由佳氏 ◎中家氏(和歌山)が次期全中会長選挙への立候補を表明 ◎全農業委員に占める女性の割合は0.3pt増の12.1% 令和元年度農業委員への女性の参画状況=農水省調べ ◎A-FIVEが損失を最小化するための改善計画を公表 ◎新基本計画の施策「国民的合意の形成に関する施策」等 ◎金融庁が民間金融機関に資金繰り支援を要請 ◎ヤンマーミュージアムが営業再開 募集 学生懸賞論文=クミアイ化学 団体総会等 IDACA ホット・ポイント 「県内重視」と「県またぎ」の... 2020年6月2日
JA全中(全国農業協同組合中央会)は、令和元年度第4回JA営農指導実践全国大会(2月27日)で、特に優れた産地振興や技術普及に取り組んだ営農指導員を表彰した。全国8ブロックの各代表が事例発表を行い、最優秀賞に〈北海道・東北ブロック〉JA山形市(山形)経済部農業振興課の鈴木公俊さん、また特に優良な事例である審査員特別賞に〈近畿ブロック〉JA兵庫みらい(兵庫)営農経済部あぐり創生課の多鹿文彰さんがそれぞれ輝いた。 なお、同大会は例年全国から多数の営農指導員が参加しているが、今回は新型コロナウイルス予防の観点から、2日間の日程を1日に短縮するとともに、参加者を各ブロック発表者と最小限の随行員・... 2020年6月1日
〈主な内容〉 〈この人に聞く〉 「新型コロナ禍の農政の取り組み」 国民民主党 農林水産部門長 徳永エリ氏 ◎秋肥価格は尿素・石灰窒素・りん酸・加里で値下げ=全農 主原料の値下げに加え、今後の重油の値下がりを一定折込 ◎「2次補正予算成立に向け国会審議にしっかりと対応したい」と農相 ◎農中と三菱地所がサステナビリティ・リンク・ローンの契約締結 国内不動産業界で初、持続可能な事業活動・成長を支援 ◎20年度夏季の電力需給見通し・対策等を取りまとめ=経産省 人事 農水省 企業決算 農中信託銀行 募集 学生論文・作文の作品=ヤンマーアグリ ホット・ポ... 2020年6月1日
農中信託銀行(東山克之社長)は5月29日、2020年3月期(2019年4月~2020年3月)の決算概要を発表した。 信託報酬がファンドトラスト(ファントラ)や特定金銭信託(特金)・特定金外信託(特金外)の残高伸長により前年同期比134百万円増の4416百万円、役務取引等収益が同59百万円増の886百万円、資金運用収益が配当の減少等により同33百万円減の307百万円となり、経常収益は同2・9%160百万円増の5610百万円となった。 一方、経常費用は、人件費等のコストが増加したことから同224百万円増の4061百万円となり、経常利益は同3・9%63百万円減の1549百万円、当期純利益は... 2020年5月30日
▽大臣官房参事官兼消費・安全局付(経済産業省通商政策局アジア大洋州課通商企画調整官)清水正雄▽(大臣官房地方課付)農林水産技術会議事務局研究調整課長中澤克典▽消費・安全局食品安全政策課国際基準室長(大臣官房政策課調査官兼消費・安全局畜水産安全管理課付)石橋朋子▽(大臣官房地方課付)食料産業局食品流通課商品取引室長渡邉泰輔▽大臣官房政策課調査官(生産局畜産部畜産振興課畜産危機管理官)消費・安全局動物衛生課付俵積田守▽大臣官房政策課調査官兼経営局金融調整課付(大臣官房政策課調整官兼大臣官房予算課付)白石知隆▽生産局畜産部畜産振興課畜産危機管理官(生産局畜産部畜産振興課付)吉㚖努▽厚生労働省出向〔職... 2020年5月30日
国内不動産業界で初、持続可能な事業活動・成長を支援 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)と三菱地所㈱(吉田淳一執行役社長)は5月29日、国内不動産業界において初となるサステナビリティ・リンク・ローン(=SLL)による金銭消費貸借契約(=本件ローン)を締結したと発表した。 SLLは、借り手の経営戦略に基づくサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(=SPTs)を設定し、貸付条件をSPTs達成状況に連動させることで、借り手に目標達成に向けた動機付けを促進し、環境・社会の面から持続可能な事業活動および成長を支援することを目指すもの。 三菱地所は、持続可能な社会の実現を目指した事業を推... 2020年5月30日
江藤農相は5月29日の定例会見で、27日に閣議決定された令和2年度第2次補正予算について触れ、「農林水産関係では、第1次補正予算を補完し、自粛の長期化による環境変化等に対応するため、経営継続補助金200億円の創設を始め、総額658億円を措置した。また、併せて、現場の実情を踏まえ、1次補正予算等の運用改善も同時に実施した」などと概要を報告し、「国民の生活の基盤である生産基盤を守るため、一刻も早く1次補正予算等を現場に届けるとともに、2次補正予算の成立に向けて、国会の審議にしっかりと対応していきたい」「第2次補正の審議でもいろいろな御指摘があるかもしれない。運用をどのようにするかも、とても大事に... 2020年5月30日
主原料の値下げに加え、今後の重油の値下がりを一定折込 JA全農は5月29日、令和2肥料年度秋肥(6~10月)の単肥価格(県JA・経済連向け供給価格)について、直近の市況水準を反映し、尿素・りん安・りん鉱石・加里ともに値下げしたと発表した。輸入尿素と重焼りんは3期連続の値下げ。 令和1肥料年度春肥(11~5月)と比較した今期の価格は、輸入尿素(成分46%)が4・5%、国産尿素(46%)が5・7%、石灰窒素(21%)が1・0%、過石(17%)が0・2%、重焼りん(35%)が0・6%、塩化加里(60%)が4・4%、けい酸加里(20%)が1・3%の値下げ。粉硫安(21%)が0・5%、硝安(34... 2020年5月30日
ヤンマーホールディングス㈱のグループ会社であるヤンマーアグリ㈱(増田長盛社長)は「ヤンマー学生懸賞論文・作文」の作品を6月1日から9月30日まで募集している。次世代を担う若者に農業の未来について広く自由な観点から議論してもらおうと毎年行っているもの。31回目の今回の募集テーマは「〝農業〟を〝食農産業〟に発展させる」。 募集内容は、論文の部は、21世紀農業の確立をめざした〝先駆的挑戦〟について、様々な分野から独自の構想で提言し、その実現過程、手法等を論理的にまとめたもの。応募資格は大学、大学院、短大、農業大学校、農業短大、各種専門学校在籍の30歳以下の学生。大賞1編(賞金100万円)、特別... 2020年5月30日
▽取締役副社長執行役員、北森信明▽取締役、専務執行役員岡田忠明▽同、専務執行役員中島隆博▽常勤監査役、菅原良美▽退任(代表取締役副社長執行役員)中山和夫▽同(取締役)下平薫夫▽同(取締役)庄司雅典▽同(常勤監査役)渡邊哲也 2020年5月29日
岐阜県JAグループは、新型コロナウイルスによる感染拡大による休校に伴う、授業時間の確保のために総合学習等の時間が短縮されることへの緊急対策としてこのほど、小学生向け大豆栽培リーフレット「大豆まめなかなブック」を発行、公式サイトで公開した。 例年、岐阜県の小学校では授業の一環で大豆を育てているが、「大豆まめなかなブック」は大豆の育て方や栄養などを解説したもの。岐阜県全域や愛知県の一部で使われている小学3年生の国語教科書(光村図書)「すがたをかえる大豆」ともリンクする内容。また、今回、家庭でも手軽に取り組めるよう、ペットボトルを活用して育てる方法を示した「+プラス」を、岐阜県教育委員会及び家... 2020年5月29日
JA共済連は、「新しい生活様式」を心がけ大切な人と離れて暮らす人たちを応援し、まだまだ自宅で過ごす時間が多い人の運動不足解消や健康増進などを目的に、女優・仲間由紀恵さんを起用したJA共済スペシャルムービー『Rainbow Action With You』を制作、28日から公開している。 新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が全国的に解除される一方、感染拡大の予防に向けた『新しい生活様式』の定着が求められる中で、〝在宅エコノミー症候群〟などの新たな健康リスクが指摘されている。 こうした中、今回制作した動画は、自宅でも簡単に取り組むことができるJA共済の「レインボー体操」を、仲間... 2020年5月29日
農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)は27日、国際復興開発銀行(世界銀行)が発行する債券「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」へ総額1400百万米ドル(約1495億円)の投資を実施したと発表した。 農林中金と世界銀行のパートナーシップに基づき発行された同債券への投資は、国連が提唱する17の持続可能な開発目標(SDGs)のうち、農林中金が特に重視する4項目(「飢餓をゼロに」「気候変動に具体的な対策を」「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」)の実現を支援の重要なテーマとしており、投資家自身が重視する複数のSDGs課題への取組みの重要性を世界銀行とともに世界に働きかける日本初の取組... 2020年5月29日
最優秀賞のJAさがえ西村山など21JA・組織が受賞 ㈱農協観光は令和元年度の旅行事業で優秀な成績を収めたJA・組織を表彰する優績JA表彰の受賞JAを決定した。最優秀賞に、事業実績のほか旅行事業実施体制・取組みで最も優秀な成績を収めた山形県・JAさがえ西村山を選定したほか、優秀賞・特別賞は事業実績部門、ふれあいツーリズム部門、地域交流部門の3部門で計20JA・団体を選んだ。受賞JA・組織は次の通り。 【最優秀賞】JAさがえ西村山(山形県)=〔広域合併25周年の節目にJAファンづくりと事業・活動活性化のため実施したハワイ2島巡りの様子〕 【優秀賞】▽事業実績部門=JAセレサ川崎(神奈川... 2020年5月29日
新規に「経営継続補助金」200億円、「肉用子牛生産の奨励金」計上 政府は27日、総額31兆9114億円となる令和2年度第2次補正予算案を閣議決定した。このうち農林水産関係は総額658億円となる。 2次補正では、新規に「農林漁業の経営継続のための措置」を行い、「経営継続補助金」(200億円)で新型コロナウイルス感染症拡大防止対策、農林漁業者の経営の継続に向けた取組を支援する。また、「肉用子牛生産の奨励金」(ALIC事業108億円)では、繁殖農家の経営意欲を維持するよう、子牛販売頭数に応じた奨励金を交付する。このほか、「農林漁業者等の資金繰り対策の強化」で1次補正の積増しを行うとともに、「... 2020年5月29日
〈主な内容〉 今日の人 全国農協青年組織協議会会長に就任した田中圭介さん ◎政府が総額31・9兆円、農水関係658億円の2次補正閣議決定 新規に「経営継続補助金」200億円、「肉用子牛生産の奨励金」計上 ◎農協観光が旅行事業の令和元年度優績JA表彰 最優秀賞のJAさがえ西村山など21JA・組織が受賞 ◎農林中金が世銀債に投資、SDGs課題解決目指す ◎在宅エコノミー症候群予防に「レインボー体操」、WEB動画制作=JA共済連 ◎岐阜県JAグループが小学生向け大豆栽培リーフレットを発行 ◎新基本計画の施策、農協の自己改革の取組促すなど「団体に関する施策」 人... 2020年5月29日
飼養衛生管理に係る「基本的な方向」「実施すべき事項」等柱に 農水省は25日、飼養衛生管理指導等指針(案)を公表した。国内での豚熱(CSF)の発生等を受け、今年4月に改正家畜伝染病予防法が公布されたことから、同法に新たに規定された「都道府県知事が行う飼養衛生管理基準が定められた家畜の飼養に係る衛生管理の改善を図るための措置の実施に関する指針」として定められるもの。 農水省の同指針(案)は、「飼養衛生管理に係る指導等の実施に関する基本的な方向」「重点的に飼養衛生管理に係る指導等を実施すべき事項」「飼養衛生管理に係る指導等の実施体制に関する事項」「協議会等の活用その他の飼養衛生管理に係る指導... 2020年5月28日