「省をあげて『みどりの食料システム戦略』の実現に全力で取組む」と農相
農水省は7月1日、本省の組織再編を実施した。
「国内の農林水産業・食品産業を更に発展をさせていくため、輸出の更なる拡大、それを支える生産基盤の強化を図るとともに、持続可能な食料システムの構築等に向けた具体的政策を強力に推進する」(野上農相)もの。
輸出関連施策と対外関係や国際協力等の業務を一元的に実施する「輸出・国際局」、耕種農業の高収益化を進めるために米・麦・大豆等と園芸作物を一体で担当する「農産局」、輸出拡大の主力を担う畜産分野について生産基盤の強化等を推進する「畜産局」、食に関する新事業の創出や食品産業の振興等を専門的に担当する「大臣官房新事業・食品産業部」、省の環境政策や「みどりの食料システム戦略」の具体化を進める「環境バイオマス政策課」などを新設した。
農水省は同日、組織再編で新設した大臣官房環境バイオマス政策課前に、野上浩太郎農相が揮毫した「みどりの食料システム戦略本部」の看板を掛けた。野上農相、葉梨康弘農林水産副大臣が看板を掛け、熊野正士農林水産大臣政務官、枝元真徹農林水産事務次官らが出席した。
野上農相は報道陣に対し、「みどりの食料システム戦略の実現に向けて司令塔としての役割を担い、中心となって具体化に向けて推進していく。本日の組織再編、そしてこの看板掛けを契機として、私自身も決意新たに引き続き省をあげて『みどりの食料システム戦略』の実現に向け全力で取り組みを進めたい」とコメントした。
※詳報は日刊アグリ・リサーチに掲載いたしております。
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