国際協同組合同盟(ICA)と欧州協同組合・社会的企業研究所(Euricse)はこのほど、「世界協同組合モニター(World Cooperative Monitor)2020年版」を発表した。
日本協同組合連携機構(JCA)によれば、世界の大規模な協同組合等の事業高等を集めた世界協同組合モニターの発行は2012年からスタートして9回目。世界の協同組合の事業高(保険の場合は掛金収入、金融の場合は経常収益)による総合ランキング、農業・食品加工、工業・公共サービス、卸売・小売、保険、金融、教育・医療・福祉、その他の7部門の部門ごとのランキングが示されている。
今回の世界協同組合モニターは、世界の大規模な協同組合等の事業高のトップ300の合計額(2兆1458億米ドル)、総合ランキング(1~300位)、部門別ランキング(それぞれ1~10位)が示され、「日本からも多くの協同組合がランクインして日本の協同組合の存在感を示している」(JCA)。
これらに加え、2020年版では、協同組合のコロナ禍への対応、大規模協同組合のSDGsの目標13(気候変動対策)への対応についてのレポートが掲載されている。
世界の協同組合等の事業高トップ300と部門別ランキングには、日本の協同組合(JCA第1号会員の協同組合グループに属する協同組合)がランクインしている。
【総合ランキング】
4位 JA共済連
5位 JA全農
29位 農林中央金庫
35位 ホクレン
44位 JF全漁連
88位 全国生協連
89位 こくみん共済coop
129位 コープみらい
130位 日本生協連
133位 JA鹿児島県経済連
154位 JAあいち経済連
161位 コープさっぽろ
184位 コープこうべ
193位 JA宮崎経済連
215位 コープ共済連
231位 ユーコープ
【農業・食品加工部門】
1位 JA全農
7位 ホクレン
【共済部門】
1位 JA共済連
【金融部門】
10位 農林中央金庫
【教育・医療・福祉部門】
3位 JA長野厚生連
5位 JA北海道厚生連
6位 文化連