日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

井関農機子会社が合併、商号変更

 井関農機㈱は10月30日開いた取締役会で、同社連結子会社の㈱ヰセキ中国(広島県東広島市)と㈱ヰセキ四国(愛媛県伊予市)の合併と、来年1月1日「㈱ヰセキ中四国」に商号変更を行うことを決議した。  ヰセキ中四国(広島県東広島市)の資本金は90百万円。代表取締役社長は中谷淸氏。

ポリアミンを増やすヨーグルトを発売=協同乳業

 協同乳業㈱(後藤正純代表取締役社長)はこのほど、「LKM512ヨーグルト+」を発売した。  同商品は、〝生きて腸に届き、増えるビフィズス菌LKM512とアルギニンによって、おなかでポリアミン(*)をつくる〟ことが特徴。腸内細菌叢(=ヒトや動物の腸内で一定のバランスを保ちながら共存している多種多様な腸内細菌の集まり)は人それぞれ違うため、すべてのヒトがポリアミンを増やせないが、20年以上におよぶポリアミン研究を行ってきた協同乳業が、ほぼすべてのヒトの腸内でポリアミンを増やす技術開発に成功、特許を取得した(特許第5881801号)。脂肪ゼロ。100g、希望小売価格120円(税抜)。 *ポリア...

農林中金が「環境方針」「人権方針」を制定

 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)は10月31日、環境・社会課題解決に向けた基本方針として、「環境方針」・「人権方針」を制定したと発表した。  農林中金では、環境・社会課題の解決に事業活動を通じて貢献し、事業基盤となる農林水産業や地域社会、事業活動が持続可能なものとなるよう、SDGsの実現をはじめとするサステナブル経営を推進している。全役職員の行動規範である「倫理憲章」では、『社会の一員として、地域社会等と連携し、すべての人々の人権を尊重しつつ環境問題等の社会的課題への対応に努め、持続可能な社会の実現に貢献すること』を定めている。今回制定した2つの方針は、「倫理憲章」の内容を具体化し、環...

農林中金等が群馬県立ぐんま昆虫の森に県産材を利用した木製品を寄贈

 農林中央金庫は、群馬県森林組合連合会と共同で、群馬県立ぐんま昆虫の森(桐生市新里町)に、群馬県産スギ材を利用した木製ベンチ26基を寄贈した。群馬県立ぐんま昆虫の森は、全国的にもユニークな「昆虫」をテーマにした体験型教育施設。ベンチは、同施設を訪れる観光客や地域住民等に利用される。  10月25日に行われた寄贈式には、群馬県立ぐんま昆虫の森の阿部誠園長、群馬県森連の八木原勇治代表理事会長、農林中金関東業務部の竹渕晶代部長らが出席。竹渕部長は「多くの方々に利用してもらい木のぬくもりを感じていただきたい。国産材の利用拡大の一助になれば」と述べた。  なお、農林中金における群馬県での国産材利用拡...

常務に小林寛史氏=IDACA

 (一財)アジア農業協同組合振興機関(IDACA)は10月31日に開催した理事会で、役員の選任を行い常務理事に小林寛史氏(JA全中国際企画部長)を新たに選定した。11月1日付で就任する。今野正弘常務理事の辞任によるもの。

ネット通販でのカード不正情報をカード会社間で共同活用へ=三菱UFJニコス

 三菱UFJニコス㈱は、大日本印刷㈱が運営するネット通販でのクレジットカード不正使用を検知・判定する「リスクベース認証」において、不正に使われた機器情報を複数のクレジットカード会社間で共同活用できる仕組みの導入を決定、㈱ジェーシービー、㈱エポスカードと共同で今月7日から取扱を開始した。同社は大日本印刷と昨年7月から、ネット通販におけるID・パスワードによる本人認証サービスにリスクベース認証機能を導入、今年7・8月には同機能の一層の実効性向上を目的に、パソコンやスマートフォン等の不正に使用された機器情報を、同社とジェーシービー、エポスカードの3社間で共同活用する実証実験により効果を検証し、不正使...

コロンビアのPJに農業IoTソリューション「e-kakashi」を納入=ソフトバンク

 ソフトバンク㈱は、米州開発銀行グループの研究所であるIDB Labが支援する、コロンビア共和国におけるコメ栽培の生産性・持続可能性向上への取組み(=スマートライスファーミングプロジェクト)に、ソフトバンクの農業IoTソリューション「e-kakashi(イーカカシ)」を納入し、今年11月から稼働を開始する。28日に発表した。  コロンビアをはじめとするラテンアメリカ・カリブ海地域(LAC地域)の農業は膨大な水を消費するため環境負荷が高く、ICT(情報通信技術)などの新しい技術によって、資源を効果的に活用することで生産性と持続可能性を両立することが求められている。  同プロジェクトは、国際熱...

JA全農子会社の全国農協食品が「石川佳純(かすみん)牛丼」を発売

石川佳純選手監修の第2弾「石川佳純(かすみん)牛丼」を発売=全農食品

 JA全農子会社の全国農協食品㈱(百瀬祥一代表取締役)は、JA全農所属の卓球女子日本代表・石川佳純選手が監修した「石川佳純(かすみん)牛丼」〔写真〕を発売する。  「石川佳純(かすみん)牛丼」は、2018年に発売した「石川佳純(かすみん)カレー」に続き、〝ごはんが大好き〟という石川選手が「ご飯に合うこと」「子どもたちにも美味しく食べてもらえること」といった思いを込め監修した商品。具材の牛肉、玉ねぎは国産を使用、玉ねぎの甘さを引き出すため加熱時間や量にもこだわり、海外を転戦する石川選手の「食」へのこだわりがつまった商品。135g。11月下旬より全農が運営する通販サイト「JAタウン」の「健農...

雪印メグミルクが台風19号被災地支援等で中酪等に寄付

 雪印メグミルク㈱(西尾啓治代表取締役社長)は、令和元年台風第19号による被災者や被災地支援のために、同社グループ義援金として、日本赤十字社を通じて2000万円、被害を受けた酪農業への支援募金として(一社)中央酪農会議に1000万円を寄付することを決めた。

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東北6県による「全農東北プロジェクト」が都内で東北の食をPR

 JA全農の東北6県による「全農東北プロジェクト」が26・27の両日、東京・中野区で行われた「東北復興大祭典なかの」に出展。とうほく創生Genkiプロジェクト(東北7新聞社協議会企画)と連携したもの。  ステージでは、東北出身のAKB48Team8(佐藤朱さん、布谷梨琉さん、井上美優さん)、全農の東北6県本部の職員らによるトークショーが行われ、県や産地自慢のコメ、桃、りんごなどの農産物、「東北和牛」を紹介した。  出展ブースでは、各県自慢の米や、りんご、シャインマスカットなどの農産物、パンプキンパイなどの農産加工品などの東北の食を販売。また、「東北和牛」のサイコロステーキも販売され...

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日刊アグリ・リサーチ 2019年10月31日(木)

〈主な内容〉 今日の人                JA全農代表理事専務に就任した 野口 栄さん ◎農水省企画部会で次期基本計画に向け施策などを議論  農村の振興、大震災からの復旧、団体の再編整備等テーマに ◎全農が農泊ポータルサイトを開設 ◎農水省が豚コレラ等の防疫対策本部開き情報共有 ◎雪印メグミルクが台風19号被災地支援等で中酪等に寄付 ◎田畑賃借料は33年、田価格は27年、畑価格は28年連続で下落=不動産研 ◎住友商事Gとナイルワークスが先端農業技術サービスを確立  農業用ドローンとバッテリーシェアリングをパッケージ化 ◎英国のEU離脱問題で相談窓口...

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農水省・末松農林水産事務次官とJA全中の中家会長が食料安全保障等テーマに基調対談

農水省の末松農林水産事務次官とJA全中の中家会長が10月28日、時事通信社主催のセミナーで「食料安全保障と日本における重要課題」テーマに基調対談。食料安全保障や現在検討が行われている「食料・農業・農村基本計画」等に対する意見を述べた。対談の進行は大学院大学至善館教授の枝廣氏がつとめた。

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日刊アグリ・リサーチ 2019年10月30日(水)

〈主な内容〉 ◎全農が国際航業と人工衛星リモートセンシング技術活用向け連携  営農管理システム「Z-GIS」の機能強化で営農支援体制を強化 ◎10月11~14日までの暴風雨・豪雨災害を激甚災害に指定=政府 ◎農林水産物及び食品の輸出の促進に関する法律案が審議入り=衆院農水委 ◎全農東北6県本部が東北の食を都内でPR ◎末松次官と中家全中会長が「食料安全保障」等テーマに対談 ◎会津産厳選コシヒカリ「AiZ'S―RiCE(アイヅライス)」が販売開始 ◎福島県とAgVenture Labが同県農業の抱える課題解決へアイディアソン ◎ノングルテン米粉を用いた加工品普及へ講...

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JA全農と京大iPS細胞研究所がiPS細胞技術の啓発と寄付促進に向けて業務連携契約締結

JA全農と京都大学iPS細胞研究所が28日、iPS細胞技術の啓発と寄付促進に向けて業務連携契約を締結。全農がサイラと広報活動において連携することで、寄付の促進を通じてiPS細胞を利用した医療の発展に寄与する。具体的には、全農の広報誌を使ってJAの組合員にサイラへの寄付を呼びかけていく。同日、東京・大手町のJAビルで業務連携契約の締結式が行われ、全農の長澤会長とサイラの山中所長が締結書に署名した。

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日刊アグリ・リサーチ 2019年10月29日(火)

〈主な内容〉 ◎全農と京大iPS細胞研が啓発と寄付促進に向け業務提携  広報活動での連携でiPS細胞を利用した医療の発展に寄与 ◎和牛遺伝資源の知的財産的価値保護強化に向け専門部会=農水省  保護客体・対象の範囲の考え方、違法行為類型などの検討を開始 ◎全農がAmazon限定ブランドで「もっちり玄米パックご飯(黒米入り)」発売 ◎JA貯金残高9月末は前年同月比0・9%増の104・3兆円 ◎全農がアイドルグループ「虹コン」を食の応援団に任命、国産農畜産物PR 技術情報 乳牛の乳房炎を簡便かつ迅速に診断する方法 天皇杯受賞者の紹介 4. 林産部門 募集 新たな酪肉近...

県産米の最高級品種「金色の風」の新CMを制作=岩手県

 岩手県は、県産米の最高級品種「金色の風(こんじきのかぜ)」の新米PRの一環として、純情産地いわて宣伝本部長を務める女優・のんさんが出演する新CMを制作した。Youtube「岩手県公式動画チャンネル」で来年3月31日まで公開している。  CMは、のんさん自ら、岩手の伝統的工芸品「南部鉄器」の釜で炊飯し、炊き上がりを心待ちにしながら、炊き立ての「金色の風」を味わう瞬間を収めた内容。 Youtube「岩手県公式動画チャンネル」 【15秒編】https://www.youtube.com/watch?v=_sJv6SnCGDo 【30秒編】https://www.youtube.com/wa...

北海道米「ゆめぴりか」新CMが放映中=ホクレン

北海道米「ゆめぴりか」新CMが放映中=ホクレン

 ホクレン農業協同組合連合会と北海道米販売拡大委員会は17日、北海道米の新米発表会を都内で開催した。  新CMは「ゆめぴりか帰る篇(15秒)」として北海道米の最上位ブランド米「ゆめぴりか」をPRするもの。新CMのイメージキャラクターには、7年連続でタレントのマツコ・デラックスさんを起用した。新CMは今月19日から全国で放映を開始している。  CMでは、2018年産は天候不良により認定マーク付きの「ゆめぴりか」の出荷量が大幅に減少し店頭では品薄の状態が続いたが、2019年産は出荷基準をクリアした「ゆめぴりか」を収穫でき、出荷量も例年並みに回復傾向にあることから、今年は、多くの人に味わって...

ICTが変える食料・農業・農村テーマにシンポ

 日本農学アカデミーと(公財)農学会は11月3日、東大・弥生講堂で、公開シンポジウム「ICTが変える食料・農業・農村」を共同開催する。  東京農工大の澁澤栄特任教授(テーマ=コミュニティベース精密農業の課題と展望)、九大大学院農学研究院の南石晃明教授(スマート農業の現状と展望―経営視点で未来農業を考える)、農研機構農村工学研究部門の高木強治水利工学研究領域長(水利システム管理における問題点とICT利用の現状、今後の展開方向)、京大大学院の鬼塚健一郎准教授(デジタルコミュニケーション技術を活用した新たな農村計画のビジョン)、農水省農林水産技術会議事務局の原田久富美研究統括官(スマート農業技術開...

「肥料のリスク管理」をテーマに講演会=肥料経済研

 (一財)肥料経済研究所は11月29日、東京・大手町のKKRホテル東京で「肥料のリスク管理」をテーマに講演会を開催する。「肥料取締制度の見直し」(農水省農産安全管理課課長補佐・野島夕紀氏)、「農林水産省登録認証機関から見た有機JAS・特別栽培農産物に使用する生産資材」(㈲リーファース代表取締役・水野葉子氏)、「肥料の生産・使用場面でのリスク管理」(オフィスFujiwara技術士・藤原俊六郎氏)と題した講演が行われる。入場無料、定員180名。問合せは(℡03―5297―5696)へ。

イベント|協組懇定例研究会

 協同組合懇話会の11月の定例研究会(2回)が以下の日程で、東京・新橋の共栄火災本社ビルで開催される。  ▼11日…テーマ「国有林管理法改正の意義と課題」。講師は岩川尚美氏(元全森連代表理事副会長)。▼19日…テーマ「漁業法改正と漁業協同組合の方向」。講師は加瀬和俊氏(帝京大経済学部教授)。参加費500円。問合せは(℡03―3593―0488)へ。

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