農水省は農福連携に関わって1日、「ノウフクJAS」について第1号の認証事業者として4事業者の認証を発表した。
今回ノウフクJASに認証されたのは、▼㈱ウィズファーム(長野・松川町/リンゴやリンゴジュース等の生産加工)、▼㈱ひだまり(同/リンゴやリンゴジュース等の生産加工)、▼山城就労支援事業所「さんさん山城」(京都・京田辺市/お茶やえび芋等の生産加工)、▼特定非営利活動法人すまいる(愛知・春日井市/ナスやオクラ等の生産)、の4事業者。登録認証機関は一般社団法人日本基金。
ノウフクJASは、障がい者が主体的に携わって生産した農林水産物及びこれらを原材料とした加工食品について、その生産方法及び表示の基準を規格化したもので今年3月に制定された。農水省ではノウフクJASについて、障がい者が携わった食品の信頼性が高まり、人や社会・環境に配慮した消費行動(エシカル消費)を望む購買層に訴求することが可能になるとともに、「農福連携」の普及を後押しすることで、農業・福祉双方の諸課題解決ツールになる、としている。