JA全農、農林中金、㈱農協観光と(一社)日本ファームステイ協会は〝農泊〟をテーマにした講座を、ビジネスパーソンを対象としたキャリア講座を提供している「丸の内プラチナ大学」(2015年設立、エコッツェリア協会、三菱総合研究所プラチナ社会研究会等が運営)に開講した。今年3月に締結した農泊事業実践協定(*)に基づいたもの。4団体は今回、連携協定による取組みの第一弾として、大有丸(大手町・有楽町・丸の内)に拠点を置く企業が連携してSDGsモデル都市の構築をめざす「大丸有SDGsACT5」に協賛する形で、「丸の内プラチナ大学」に講座を開設した。
講座内容は、「繋がる観光創造コース」(講師=吉田淳一㈱NTTデータ戦略統括本部デジタル戦略担当部長)における農泊および農泊実践地域を題材とした講義。また、日本ファームステイ協会から農泊について講義や、農協観光が連携している農泊実践地域の協力を得ながら具体的な取組みを紹介する。受講生との対話を通じて、農山漁村地域における関係人口創出に向けたアイディアや課題解決策を議論する講座も予定されている。コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインでの開催となるが、「都市と農村の交流機会として、希望者にはオプションプログラムでフィールドワークやオンラインならではの体験機会も提供する予定」としている。
農泊事業実践協定(*)…全農がJAグループで取組む農泊事業の発信、農協観光が対象地域の紹介や講座内容の企画・調整、農林中金が企画全体のコーディネート、日本ファームステイ協会がゲスト講師の派遣を通じた農泊についての発信を行うこととしている。
※詳報は、日刊アグリ・リサーチに掲載しております。