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平成30年度優良事例を表彰、最優秀にJAはくい=交流協

2019年6月25日

JA都市農村交流全国協議会はJA都市農村交流活動優良事例として最優秀賞にJAはくい(石川)を表彰した。

JAはくい「のと里山農業塾」


JA紀の里「絆をつなぐ★めっ家の食フェス」で、10JAの女性部が釜焚きで地域特産のごはん作り

JA紀の里「絆をつなぐ★めっ家の食フェス」で、10JAの女性部が釜焚きで地域特産のごはん作り

JAきみつ「体験農園指導」

JAきみつ 「体験農園指導」

JA都市農村交流全国協議会(会長=林茂壽JA千葉中央会会長、事務局=JA全中くらし・高齢者対策課)は平成30年度JA都市農村交流活動優良事例として最優秀賞にJAはくい(石川)、優秀賞にJA紀の里(和歌山)、JAきみつ(千葉)を表彰した。
 第2回になるこの表彰は、都市と農村の人の交流をはじめJA同士や他組織との活動を通じて、JAのファンづくりや地域活性化につなげ、その優良活動事例の普及により、今後の交流活動と会員JA相互の連携促進を高めることが目的。審査基準は「協同組合間連携」と「地域の多様な組織との連携」を前提に、①事業拡大に貢献する先進性、②ファンの拡大度、③地域の活性化への貢献度合、④組合員メンバーシップの強化度合で評価した。
 最優秀賞を受賞したJAはくいの企画「のと里山農業塾 農業体験と農泊」は、地元羽咋市とともに魅力的で特徴ある地域の農業方式として推進している、肥料や農薬を使わない自然栽培を中心に学ぶ「のと里山農業塾」を受講する、農業に関心のある都市生活者・移住希望者との交流や受け入れを行っている。自然栽培農産物の都市部への販売促進活動とあわせて、農業体験など農泊の推進を通じて農家所得向上を図っている。「のと里山農業塾」の受講・修了者は昨年までの8年間で累計490名を数え、JAはくい自然栽培部会はこの3年間で部会員が30名増加の38名になり、そのうち3割を移住者が占める。塾修了者が駅長を務める道の駅では自然栽培農産物や加工品の売り場を展開し、羽咋市内で自然栽培ミニトマト生産を予定している企業のプロジェクトも塾の修了者が責任者として計画を進めている。農泊推進の取り組みでは、昨年、首都圏での交流イベントやモニターツアーを開き、農業体験に300名以上を受け入れた。
 山本好和代表理事組合長は「今後も多様な組織と連携しながら、農家所得の向上と地域の活性化につなげるため、さらに頑張りたい」とコメントした。
 優秀賞を受賞したJA紀の里の企画「絆をつなぐ★めっ家の食フェス」は、大型直売所「めっけもん広場」で「食と農」を伝える啓発イベントを開催。全国的にも初の試みとして、全国のJA女性組織へ協力を呼びかけ、岩手県から福岡県まで10組織が集まった。イベントでは各地の食材を使った羽釜で炊く釜めし等の料理をふるまうなど、地域・JA・女性組織のそれぞれが絆を深める機会を設けた。大原稔常務理事は「前回(第1回)に引き続き優秀賞をいただいた、これからも積極的に活動を進めていきたい」と受賞の感想を話す。
 JAきみつの「直売所を軸とした都市農村交流」は、管内直売所を拠点にして、他JAの農産物販売や料理教室などの催しを通じた交流、地域住民を対象とした食育活動や農業体験、教育旅行の受け入れなどを積極的に推進。継続的な活動にむけ協議会を設立し、身近で利用しやすい直売所を通じてJAを知ってもらうべく、交流活動を実践する。齊藤茂雄代表理事組合長は、「担当職員の努力もあり、直売所を起点とした様々な活動が評価されたのだと思う。今後も継続して取り組んでいきたい」とコメントする。

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