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ミナミアグリシステムとカゴメの合弁事業が本格稼働

2021年7月15日

 北海道農業生産法人㈲ミナミアグリシステム(南和孝代表取締役)とカゴメ㈱(山口聡代表取締役社長)の合弁会社「そうべつアグリフーズ㈱」(南和孝代表取締役)が建設を進めてきた、生鮮たまねぎの貯蔵庫と選果場がこのほど完成した。

 そうべつアグリフーズは、北海道産のたまねぎを全国に流通させることで北海道の農業振興に繋げたいミナミアグリシステムと、食を通じて社会課題の解決に取組むカゴメが、「互いの理念に共感」して2020年2月設立した合弁会社。

 完成した貯蔵庫・選果場を最大限活用し、主にミナミアグリシステムや地元農家が栽培した北海道産のたまねぎを、9月から北海道内外の卸・仲卸や量販店にむけて販売を開始する。また2022年には加工場を建設して、剥きたまねぎなどを22年から、冷凍ソフリットなどのたまねぎ加工品は23年から、全国の中食・外食等に携わる顧客に供給する計画。

 そうべつアグリフーズの貯蔵庫・選果場や加工場は、廃校となった壮瞥町立久保内中学校の校舎・敷地を活用することで、地元雇用を創出するとともに、地域活性化にも貢献する方針。カゴメ等によれば、同事業における農業所得の向上や地域活性化への取組意義が評価され、農林中央金庫を中心として、日本政策金融公庫、北海道銀行、伊達信用金庫、JA三井リースによる安定的なサポートを受けることになったという。 ミナミアグリシステムは、1941年から壮瞥町で農業を営んでおり02年に法人化し、農場の規模を拡大。現在では畑作のほか、野菜や花卉の施設園芸、和牛の繁殖等にも取り組んでいる。「今回の事業は、従来から目指してきた農業振興に加えて、たまねぎ生産者が壮瞥町エリアで増えることや加工場が地域住民の働く場になることで、地域の活性化に貢献できると考えている。また、野菜をそのまま販売するだけではなく、加工して販売することで中食・外食市場からのニーズにも応えることができると考えている」とコメントしている。

【貯蔵庫】グラウンドに新設
■建築構造 S造(平屋)
■延床面積 延べ1430㎡

【選果場】校舎・体育館を活用
■建築構造 SRC造(平屋)
■延床面積 延べ822㎡

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