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全中会長候補者の神農佳人氏(長野)が所信説明

2025年11月17日


 JA全中が11月14日、東京・大手町のJAビルで、次期会長選任に向けた会長候補者による所信説明会。会長立候補者が神農佳人氏(長野)の1名であることから、今後、全中代議員による信任投票を行い、投票結果をふまえ12月16日に新会長推薦者として決定、来年3月の臨時総会を経て就任することになる。
 神農氏は、全中が一般社団法人に組織変更して以降、取り巻く環境の変化に全中自身が対応できなかったという見解を示した上で、再び信頼や求心力を取り戻すためには、早期かつ堅実な事業清算が必要であると指摘。また、経営基盤の強化支援など、農協の役員と同じ目線に立った全中である必要性を訴えた。そして、「組合員のために何をすべきか」という原点に立ち返りながら、全中の組織理念にもある、農業振興と豊かな地域社会の構築を実現するため、代表・総合調整・経営相談の3つの機能を誠実に果たしていくことを強調した。

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