日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

農政

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日本農民新聞 2022年7月5日号

アングル   食料安全保障をめぐる情勢と対応方向   前 農林水産省 食料安全保障室長 (現OECD日本政府代表部参事官) 久納寛子 氏    新型コロナウイルスの世界的感染拡大、さらにはウクライナ情勢によるサプライチェーンの混乱などから、食料安定供給のリスクが顕在化し、食料安全保障についての議論が高まりをみせている。農林水産省大臣官房政策課食料安全保障室で室長(取材当時。現OECD日本政府代表部参事官)を務めた久納寛子氏に情勢と対応方向を聞いた。   食料安全保障の基本は国内農業生産の増大 ■食料安全保障をめぐる情勢と課題か...

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日刊アグリ・リサーチ 2022年6月29日(水)

〈主な内容〉 ◎全農が「お米で作る鶏用飼料」の製法で特許取得  畜産物の自給率向上や水田の活用促進に貢献 ◎施設園芸・植物工場展GPECを7/20から東京ビッグサイトで=日施協 ◎農薬使用に伴う人に対する事故は22件=R2年度  農薬の誤飲が最多、農薬使用後の作業管理の不良も ◎JA貯金残高5月末は前年同月比1.3%増の108.6兆円 ◎家の光がJA生活文化活動担当者パワーアップ研修会 ◎全農とゴディバのコラボ第6弾、国産果実使用のチョコ商品3種発売 ◎全農が報道陣に「農協ごはん」製造のJA全農ラドファ工場を公開 ◎農林水産省主要異動者の略歴① ◎団体総会 ...

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日刊アグリ・リサーチ 2022年6月22日(水)

〈主な内容〉 ◎農水省幹部人事 6月28日付、7月1日付  事務次官・横山氏、農水審議官・小川氏、林野・織田氏等 ◎食料安全保障に関するリスク検証を公表=農水省  輸入飼料穀物、燃油の価格高騰等を「重要なリスク」と評価 ◎3年度農地中間管理機構の実績等を公表=農水省  農地集積は2.5万ha増加、シェアは58.9%に ◎みどり戦略の2030年目標を設定=農水省  省エネなハイブリッド型園芸施設を50%に拡大等 ◎エシカル消費対応商品の21年度供給高が前年比1%増の2036億円=日本生協連 ◎「森林等への投資案件に係るガイドライン」中間とりまとめ公表=林野庁 ...

農水省事務次官・横山氏、農水審議官・小川氏、林野・織田氏

 農水省は、6月28日付、7月1日付で就任する幹部職員の人事異動を発表した。  6月28日付で、農林水産事務次官に横山紳氏(大臣官房長)、林野庁長官に織田央氏(林野庁次長)、大臣官房長に渡邊毅氏(水産庁漁政部長)、消費・安全局長に森健氏(畜産局長)、輸出・国際局長に水野政義氏(大臣官房総括審議官)、畜産局長に渡邉洋一氏(輸出・国際局長)、経営局長に村井正親氏(消費者庁政策立案総括審議官)、農村振興局長に青山豊久氏(大臣官房技術総括審議官兼農林水産技術会議事務局長)、7月1日付で、農林水産審議官に小川良介氏(消費・安全局長、6月28日付で大臣官房付)、消費者庁長官に新井ゆたか氏(農林水産審議官...

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農水省内検討チームが食料安全保障に関するリスク検証をとりまとめ

 農水省は6月21日、食料安全保障に関する省内検討チームを開き、「食料の安定供給に関するリスク検証」をとりまとめた。  食料安全保障上の懸念が高まりつつあることから、省内に武部農林水産副大臣をチーム長とする「食料安全保障に関する省内検討チーム」を立ち上げ、将来にわたって日本の食料安全保障を確立するために必要な施策の検討に寄与するよう、食料の安定供給に影響を及ぼす可能性のある様々な要因を洗い出し、包括的な検証を行ったもの。  会合では、チーム長の武部副大臣が「大臣からの指示に従い2月25日に食料安全保障に関する省内検討チームを立ち上げ、これまで食料の安定供給に関するリスクについて包括...

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日刊アグリ・リサーチ 2022年6月20日(月)

〈主な内容〉 ◎全中が5年度水田農業対策に関する基本的考え方決定  食料安全保障の強化に向けた国産切替等の一層の推進など ◎台風シーズンを前に農水省が自然災害対策本部で省内体制を整備 ◎JAグループが〝国消国産〟を広めるキャンペーンを7月1日から開始 ◎有機農業の取組みに関する意識調査結果を発表=農水省  有機農業に取り組む理由は「よりよい農産物を提供」が7割 ◎国営造成施設の頭首工の総点検における再調査結果等を発表=農水省 ◎農林中金がDICとサステナビリティ・リンク・ローンの契約を締結 ◎「福島県沖地震被災地」「農福連携」の応援で「JA共済マルシェ」 ◎3...

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全国農業共済協会が5年度農業保険関係予算で農水省に要請

 全国農業共済協会が6月16日、農水省に令和5年度農業保険関係予算等に係る要請。農業共済の共済掛金に係る国庫負担金の確保などを求める要請書を髙橋博会長が金子原二郎農相に手渡した。

農水省とJミルクが「牛乳でスマイルプロジェクト」を発足

 農水省とJミルクは「牛乳でスマイルプロジェクト」を6月10日立ち上げた。  これまで牛乳乳製品の消費拡大に、年末年始や春休み、ゴールデンウィークに国民が協力し取組んできた結果、様々な関係者による取組みが消費拡大の大きな動きに繋がったことを踏まえ、立ち上げられたもの。  同プロジェクトは、酪農・乳業関係者や様々な企業・団体・自治体など、官民から多様な参加者が加わり、共通ロゴマーク〔図〕により一体感をもち、さらなる牛乳乳製品の拡大に取組む。

令和2年度食品ロス量が推計開始以来過去最少=農水省等

 食品ロス量が推計開始以来、最少となった。農水・環境両省が、食品ロス削減の取組みの進展に活かすため、食品ロス量の推計を行っているもので6月9日、公表した。  それによると、令和2年度の食品ロス量推計値は、522万tとなり、前年度から48万t減少した。これを国民一人あたりに換算すると、1日約113g(茶碗1杯のご飯の量に近い量)、年間約41kg(年間一人当たりの米の消費量約53kgに近い量)となる。  食品ロス量のうち、食品関連事業者から発生する事業系食品ロス量は34万t減少し、275万t、家庭から発生する家庭系食品ロス量は14万t減の247万tとなり、いずれも、推計を開始した平成24年度以...

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自民農林関係が米政策の推進に関する決議を農水省に申し入れ

 自民党総合農林政策調査会は6月8日、米政策の推進に関する決議を農水省に申し入れた。金子農相が対応した。  決議「農家の所得向上と食料安全保障の強化に向けた『需要に応じた生産』の更なる推進」は、関係者が一体となって、品目にかかわらず、需要のある作物の安定的な生産体制の確立を図り、将来の活力ある産地を形成することを通じて、農家の所得向上と食料安全保障の強化を実現していくため、「令和5年度についても、作付転換に必要な予算を確保すること」「『水田活用の直接支払交付金』の現行ルールの現場への周知・徹底」など、の8項目の対応を求めた内容。

農水省等が6月18・19日に愛知で食育推進全国大会

 農水省は愛知県と共催で6月18・19の両日、愛知県国際展示場で「第17回食育推進全国大会inあいち」を開催する。毎年6月の「食育月間」に関連する取組の一層の充実を図るための全国的な取組み。食育推進全国大会では、食育活動表彰、食育推進のためのブース展示、シンポジウム、ステージイベントなどを行い、来場者に体験活動等を通じて楽しく食育に対する理解を深めてもらうとともに、オンラインやデジタルツールを活用したイベント等も実施することで、会場に足を運べなくても全国から大会に参加することにより食育を広めていく。

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自民総合農林政策調査会等が食料安保強化に向けた提言を農水省に提出

 自民党総合農林政策調査会等が5月24日、農水省に食料安全保障の強化に向けた提言(中間とりまとめ)を提出。江藤拓総合農林政策調査会長、森山食料安全保障に関する検討委員会委員長らが金子原二郎農相に提言を申し入れた。  提言は、カーボンニュートラルの取組と合わせ、過度な輸入依存からの脱却など、日本の「食料安全保障の強化」に向け、4月決定の「総合緊急対策」を第1弾とし、第2弾として既存の予算とともに「食料安全保障予算」を新たに確保し、農林水産関係予算の拡充と再構築を図るとともに、幅広い観点から「食料・農業・農村基本法の検証・見直し」を行い、数十年先を見据えた食料・農林水産政策の確立を...

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日刊アグリ・リサーチ 2022年5月10日(火)

〈主な内容〉 ◎みどり戦略法の施行令案・施行規則案を公表=農水省  基盤確立事業認定者の種苗法の出願料等を4分の3に軽減など ◎経済財政諮問会議で民間議員がDX活かした地方創生を提言 ◎食農教育応援事業で長崎県内の小学校に教材本贈呈=長崎県JAグループ ◎全農とゴディバのコラボ第3弾「国産の果実を使用したチョコ」発売 ◎小中学生対象に〝食生活〟の実態・意識調査=農林中金  印象に残ったニュースは「コロナ禍で大変な飲食店」「食品ロス」が約6割 ◎みどりの感謝祭式典でみどりの文化賞受賞の池谷キワ子氏を顕彰 ◎タマネギのケルセチンが認知機能の維持に有効と紹介=生研支援...

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日刊アグリ・リサーチ 2022年4月4日(月)

〈主な内容〉 ◎農水省が令和4年度入省式、金子農相が訓示=1日  「現場を大事に」「農林水産業の成長産業化を推進」 ◎11団体のフレッシュマンが参加、JA全国機関新規採用職員研修会  「組合員の現状・現場を重視した仕事を」と中家全中会長 ◎全農が肥料に係る状況と取組みを自民食料安保検討委に説明 ◎「日本養殖魚類輸出推進協会」設立、会長に山本元農相 ◎農中が平和不動産・野村不動産HDの2件とSLLの契約締結  ローンによる資金供給を通じ、気候変動問題の解決に貢献へ ◎生産コストDIは大幅に低下、資材高騰等による費用増加が重荷  担い手農業者の設備投資マインドは引...

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農水省が令和4年度入省式、金子農相が訓示

 農水省は4月1日、同省講堂で令和4年度入省式を開き、金子原二郎農相が訓示。今年度、同省には738名が入省し、新型コロナウイルス感染症対策として会場には117名が出席、動画配信を併用して実施した。

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日刊アグリ・リサーチ 2022年3月25日(金)

〈主な内容〉 ◎食育推進評価専門委員会に食育推進計画の進捗状況報告=農水省  3年度の達成は「郷土・伝統料理を月1以上食べる割合」の1項目 ◎駐日ウクライナ大使が金子農相と会談 ◎日本協同組合学会がロシア軍によるウクライナ侵攻に関する声明を表明 ◎家の光協会が臨時総会を書面決議で開き、3か年計画等承認・成立  “地域に輝き続けるJAづくり”へ教育文化活動活性化・支援に力 ◎「スマート農業実証プロジェクト」に21地区が採択 ◎石川佳純選手出演の全農新コーポレートCMが26日から全国放映 ◎「次世代農業サポート研究会」の設立に向けたオンライン模擬研修会を開催 ◎原...

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日刊アグリ・リサーチ 2022年3月16日(水)

〈主な内容〉 ◎JA共済連がニーズに即した保障提供へ仕組改訂  「認知症共済」と「農業者賠償責任共済」の新設等 ◎令和3年度の白書骨子案を食農審企画部会に提示=農水省  「特集・農業構造に中小・家族経営の分析を」と中家全中会長 ◎FAOアジア・太平洋地域総会(閣僚級会合)開く=10・11日 ◎農林年金が中期事業計画を策定 ◎「会計士(決算)監査と今後の留意点」をテーマにセミナー=新世紀JA研究会 ◎流通品種データベースの運用を開始=植物品種等海外流出防止対策コンソーシアム ◎「ノウフク・アワード」表彰式、グランプリは京丸園・さんさん山城 ◎人事 JA共済連(県...

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日刊アグリ・リサーチ 2022年2月25日(金)

〈主な内容〉 ◎農中等が2件のJAバンク系統シ・ローンのSLL締結  環境・社会の面から持続可能な事業活動・成長支援目指す ◎農林中金とHLCがグリーンローンの契約締結 ◎鶏卵生産者経営安定対策事業の見直しに向け検討会が初会合=農水省 ◎自民輸出対策委でベトナムの事業者からヒアリング ◎修了レポートの実践喚起へ中核人材育成修了者がウェブ上で発表=全中 ◎人事 日産化学/JA三井リース/木徳神糧 ◎列島情報 JAグループ宮城 ◎製品紹介 かんしょの新規殺虫殺線虫剤=石原バイオサイエンス ◎エントランス ゲノム編集は、遺伝子組換えよりも格段と進歩した手法

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日刊アグリ・リサーチ 2022年2月21日(月)

〈主な内容〉 ◎輸出促進法改正法案を自民農林合同に提示=農水省  輸出促進団体認定制度の創設、認定輸出事業者支援拡充等 ◎森林整備で脱炭素貢献企業を顕彰、制度創設=林野庁 ◎九経連、農中、全農ふくれんが「農業の活性化」で連携協定を締結 ◎「コープサステナブル」海の資源を守るシリーズがソーシャルプロダクツ賞を受賞 ◎農研機構育成の登録品種、自家増殖の許諾手続きを開始 ◎高速ギアへのシフト・アップが進まない日本経済=農中総研経済見通し ◎春の農作業安全確認運動は「しめよう!シートベルト」がテーマ=農水省 ◎掛川市森組、農中名古屋支店が割箸5万膳を掛川市内商工会関係団...

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日刊アグリ・リサーチ 2022年2月8日(火)

〈主な内容〉 ◎みその日本農林規格案を規格調査会に提示=農水省  日本独自の生産方法規定で海外市場での競争力強化へ ◎「推し農泊投票キャンペーン」を展開=百戦錬磨 ◎新たな県産種雄牛「翼満開」号が誕生=山形県 ◎日本公庫と北都銀行が伝統野菜生産に取組む若手農業者支援 ◎大臣賞に渡辺氏(愛知)=花の国づくり共励会花き技術・経営コン ◎放牧型有機畜産の推進に関するセミナー開く=日本草地畜産種子協会 ◎農業支援サービスを紹介する「鹿児島県×農業支援サービス」開催=農水省 ◎企業情報 タイシコーポレーション/アキュラホーム/カゴメ/森永乳業 ◎ホット・ポイント 「一起...

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