農水省は7月20日、水稲特集として令和4年度病害虫発生予報第5号を発表。水稲に関して、各地の平年値より発生が「多い」と予想される病害虫及びその地域、特徴について、注意を呼びかけている。
このうち斑点米カメムシ類は、発生が、北海道、北東北、北陸、東海及び中国の一部の地域で多くなると予想されており、北海道・岩手・石川・愛知・島根各道県から注意報が発表されている。本虫類による被害の程度は、出穂期、水田への本虫類の侵入量、カメムシの発生種の構成等によって異なるので、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、水田の観察を行い、防除の実施を。
いもち病については、中国及び南九州の一部の地域で多くなると予想されており、山口県から注意報が発表されている。今後、断続的な降雨がある場合には本病が急激に発生するおそれがある。