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農協観光とJALがチャーター便で中国地方3空港結び周遊と遊覧飛行を企画

2020年12月2日

 農協観光は、日本航空(JAL)と共同で、周遊と飛行遊覧を行う、岡山・出雲・広島の3空港を結んだチャーター便を企画した。来年1月24日の限定。

 岡山桃太郎空港を起点に、岡山桃太郎空港から出雲縁結び空港、出雲縁結び空港から広島空港、広島空港では瀬戸内海遊覧飛行を行う。国際線機材の「ボーイング737」(定員144人乗り)を使用する。農協観光によれば、コロナ禍以降の新たな生活様式における「新しい旅の発信」として、同商品を企画したという。日本航空は国際線機材を利用したチャーターを3月迄に50本程度予定しているが、隣県への周遊飛行と遊覧飛行を1日で行うチャーターは今回が初めて。

 農協観光中四国統括事業部の香川晋二部長は「近場の旅行を飛行機で行う新しい形の旅で、事業の裾野を広げ、観光業界全体を盛り上げたい」と話した。

 〈岡山桃太郎空港発着〉は、出雲縁結び空港から出雲大社参拝を中心とした日帰りプラン。▼出雲大社と島根ワイナリーをまわる「ゆっくり出雲大社参拝」、▼出雲大社と観光列車「あめつち」に乗車、八重垣神社・鏡の池をまわる「出雲大社参拝と八重垣神社・観光列車あめつち乗車の旅」の2コースで、両コースとも瀬戸内海の島々や中国山地の山々を飛ぶ飛行遊覧が盛り込まれている。「晴れの国うまれ里海米『きぬむすめ』2kg」がお土産として用意されている。

 〈出雲縁結び空港発着〉は、広島空港から広島観光を中心とした日帰りプラン。▼竹原散策、JR観光列車「etSETOra(エトセトラ)」に乗車するコース、▼尾道市内を回り、尾道水道クルーズを行うコース、▼厳島神社参拝など宮島を中心としたコース、▼広島空港で案内付きの空港・飛行機の見学を行うコース、の4コースあり、隠岐・大山などの遊覧飛行が含まれている。

 〈広島空港発着〉は、瀬戸内海遊覧飛行と広島東洋カープ応援フライト。瀬戸内海から四国上空をまわる1時間の遊覧飛行で、機内でカープ応援イベントが行われる。飛行機には野球解説者で、カープのOBでもある達川光男氏が同乗する。

 旅行当日は、農協観光及び運輸・観光・食事施設が取組を行っている新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応ガイドラインに従って実施される。

 なお、どのコースも旅先でお買い物や飲食などに利用できる地域共通クーポン(3000円)が付いてくる。

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