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企業情報|農林中金アカデミー

2020年6月30日

 ㈱農林中金アカデミー(五十嵐信夫代表取締役社長)は25日に開いた定時株主総会・取締役会で2019年度決算の承認を得た。

 2019年度の事業実績は、売上高23億77百万円(前年度比△177百万円)、経常利益11百万円(同△49百万円)、当期純利益5百万円(同△35百万円)となった。同社では、2019年度事業概要について以下のように説明している。

 《JA、JFマリンバンク、森林組合役職員向け経営層研修修了者数》889名(前年度比△288名)。JA・信農連、信漁連および森林組合系統に対し、新たなビジネスモデルの構築とこれを実現するための変革リーダーの育成に向けた研修を実施、2020年度3月末までの研修受講者は約5700名に達した。
 《全国研修実施回数・受講者数》83回(前年度比+4回)、1713名(同△93名)。JAバンク中期戦略や県域ニーズ等も踏まえ、CS改善等プログラム関連の4研修および預かり資産指導力研修を新設した。 《県域研修への講師派遣回数・日数》1975回(前年度比△564回)、2680日(同△707日)。資産形成・運用提案関連の研修が増加した一方で、大会等イベント、受講者10名未満の研修および資格対策研修を講師派遣施策対象外に変更した影響等から、派遣回数・日数ともに前期比大幅減となった。
 《通信教育研修受講者数》7690名(前年度比△1443名)。「ローン推進講座」および「信用事業基礎(融資コース)」の2講座が前期比で受講者は増加したものの、担当者の受講が一巡したと考えられる「農業融資講座」をはじめ、計13講座で受講者数が減少した。
 《業務検定試験受験者数》1万1732名(前年度比△1318名)。通信教育の受講者数減少を受け、「農業融資実務」や「信用事業管理者」「信用事業基礎(貯金・為替)」等、計8種目の受験者数が減少した。

 また、監査役に山下容弘氏(顧問)、非常勤監査役に斉藤恵保氏を選任した。割方俊介・大森秀紀両監査役は退任。

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