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JAグループ・農業倉庫基金が「農業倉庫保管管理強化月間」を展開

2020年4月28日

JAグループ・農業倉庫基金が「農業倉庫保管管理強化月間」を展開


 JAグループと(公財)農業倉庫基金は、令和2年度の「農業倉庫保管管理強化月間」を今月15日から6月30日までの2か月半展開している。

 具体的には、①保管管理体制の整備、②自主的衛生管理の実行(「5S:整理・整頓・清掃・清潔・習慣」と「保管管理日誌の記帳」など)〔重点取り組み項目〕、③保管米麦の品質保全とカビ防止・防虫・防鼠 〔重点取り組み項目〕、④保管米麦の水害事故の防止〔重点取り組み項目〕、⑤保管管理点検表による点検の実施ならびに自主保管マニュアルに基づく確認、⑥誤出庫・表示押印漏れ事故の防止および数量管理の徹底、⑦労働災害事故の防止、の実行を徹底する。

《農業倉庫保管管理強化月間 趣旨》

 近年、食品の品質に対する消費者の関心は益々高まり、生産者や食品の加工、製造業者においては、消費者からの信頼や期待に応えるべくGAPやHACCP等の取得を努力しているところである。令和2年6月から全ての食品事業者に対してHACCP制度に沿った衛生管理が制度化された改正食品衛生法が施行される。農業倉庫においては制度化の対象外となったが、法改正の経過および取引先のニーズ等からJAグループとして自主的衛生管理を実行する必要がある。また、近年、梅雨前線・台風等による大規模豪雨あるいはゲリラ豪雨の発生等により、過去に水害を受けていない地域においても、事故が多発している。そのため今年度は、【自主的衛生管理の実行(「5S:整理・整頓・清掃・清潔・習慣)」と「保管管理日誌の記帳」など】と【保管米麦の品質保全とカビ防止・防虫・防鼠】と【保管米麦の水害の防止】を重点取り組み項目に定め周知をはかる。

 このため、JAグループは「農業倉庫保管管理強化月間」を設け、関係機関の協力を得て、全国一斉に効果のある保管管理の強化の取り組みを展開する。

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