江藤拓農相は、新型コロナウイルス感染症についての緊急事態宣言を受け7日、国民に対するビデオメッセージを発表した。内容は以下のとおり。
本日(4月7日)から5月6日までの30日間、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県において、新型インフルエンザ等特別措置法に基づく緊急事態宣言が出されました。
直ちに、都道府県対策本部に地方農政局次長らを派遣し、緊急事態宣言の実施区域にある地方自治体との連携協力体制を確立いたしました。必要な情報の収集に努め、国民の皆様にとって最も重要な食料供給に万全を期してまいります。
まず、消費者の皆様にお願いがあります。緊急事態宣言の実施区域においても、スーパーマーケットやコンビニなどは営業を継続していただきますので、これまでどおり、お買物していただけます。食料品は十分な供給量・供給体制を確保しています。農林水産業の生産現場は止まることはありませんし、コメや小麦の備蓄についても十分な量が確保されています。また、海外からの輸入が滞っているということもありません。買いだめや買い急ぎの必要はありませんので落ち着いた購買行動をお願いいたします。
また、食品も含めた生活必需品のお買物に際しては、気を付けていただきたい点があります。レジなどに並ぶ際も、できるかぎり、人との距離を空けるようお願いします。お買物の前後には手洗い・消毒をしてください。お買物の際には、咳エチケットを守ってください。そして、販売員の方々に対しては、ぜひご配慮いただくようお願いいたします。
次に、農林水産業に従事する皆様、食品関連産業に従事する皆様にお願いいたします。国民の皆様への食料の安定供給は、国にとって最も重要な責務であります。生産基盤を何としても守っていくため、思い切った緊急経済対策を用意させていただきました。是非ご活用いただき、ご自身の体調にご留意いただきながら、農林水産省で取りまとめました「ガイドライン」も参考にしていただき、事業継続をよろしくお願いいたします。
農林水産省では、あらゆる場合を想定し、職務が遅滞なく遂行できるよう、業務体制を整えております。国民生活に不便や不安が生じることがないよう全力を尽くしてまいりますのでご理解とご協力を心からお願い申し上げます。