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JAビルで「木製オフィス家具」展示し、木材利用の可能性を提案

2018年10月26日

 ウッドソリューション・ネットワーク(事務局:農林中央金庫)では、参画企業であるイトーキ、オカムラ、コクヨの三社の協働により、東京・大手町のJAビル一階ラウンジで「木製オフィス家具」の試作・展示を行っている。

 同展示は、都市で働くビジネスパーソンに対し、木の温かみや匂いを直接伝えられる木製オフィス家具を試作、木材の質感や木材利用の意義を訴求し、木材利用の拡大に寄与するもの。とりわけ、今回は「働き方改革」を意識し、短時間の仕事をする空間「タッチダウンオフィス」を創る、というコンセプトを三社が共有、「こもれる」(イトーキ)、「たちよる」(オカムラ)、「ひらけた」(コクヨ)と題した三製品(ソファブース、ユニットソファ、大型テーブル・収納棚)が展示され、オフィスでの木材利用の可能性を提案した。

 今回試作した木製オフィス家具には、通常は強度不足などで木製家具には使用されないが、国産広葉樹として伐採量が安定しているシラカバ、国産針葉樹であるスギを使用。原木や製材品(スギ表層圧密材「Gywood」、シラカバ集成材)も併せて展示することで材料調達から最終製品までの流れがわかるよう工夫も凝らされた。展示は一一月二日まで。

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