農水省が9月29日、食料・農業・農村政策審議会を開き、農業基本法の検証を開始。〈このニュースの動画へ〉
審議会では、野村哲郎農相が「食料、農業及び農村に係る基本的な政策の検証及び評価並びにこれらの政策の必要な見直しに関する基本的事項に関すること」を諮問し、大橋弘審議会長に諮問書を手渡した。これを受け審議会は、「基本法検証部会」の設置を決定した。また、農水省から現行の基本法の概要や、農業・農村等を取り巻く状況の変化などが報告された。
同検証部会は、農相の諮問に関する事項の調査審議を行う。農水省によれば、10月半ばに第1回目の会合を行い、月2回の頻度で開催、1年かけて審議を行うことを想定している。また、部会長には東大大学院農学生命科学研究科教授の中嶋康博氏が選任された。