農研機構は8月19日、オンラインシンポジウム「新規登録された天敵タバコカスミカメの上手な使い方と導入事例」を開催する。
キュウリやトマトなど多くの施設野菜栽培における、コナジラミ類およびアザミウマ類などの害虫の天敵として利用が切望されていた「タバコカスミカメ」が今年5月に農薬登録、7月に販売が開始されたことから、その利用技術の生産現場への普及の加速を図るため開催するもの。
開発の経緯を、農研機構・安部順一朗(天敵タバコカスミカメの紹介とこれまでの技術開発)、㈱アグリ総研・小原慎司(新たな天敵製剤「バコトップ」)両氏が紹介、導入事例を静岡県農林技術研究所(トマト)、福岡県農林業総合試験場(トマト)、高知県中央西農業振興センター(キュウリ)が報告、将来展望について京大・日本典秀氏(タバコカスミカメの利用および天敵利用の今後)が講演する。
参加費無料、定員500名。応募締切は8月10日。
詳細は、農研機構ウェブサイト(https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nipp/143056.html)。