全農パールライス㈱は25日開催の株主総会で第49期事業報告等を承認するとともに、任期満了による取締役選任等を行い、前田守弘代表取締役社長、中野吉庸専務取締役ら全取締役を再任、常勤監査役に前田勝也氏を新たに選任した。渡邉秀弘常勤監査役は6月30日付けで退任。
令和2年度(第49期)の事業実績は、売上高は玄米の取扱いの減少、炊飯米の販売の減少もあり、114、074百万円(前年比96%、計画比91%)の減収となった。一方で、利益の面では需給緩和による米価先安の状況から、いち早く元年産米の消化に取り組み、令和2年産米原料への切り替えを進めた結果、在庫差損の圧縮、原価の抑制が図られ、売上総利益段階では前年比101%(計画比88%)と改善が図られた。さらに、コロナ禍での自粛に伴う営業費等の圧縮による販管費減少(前年比98%、計画比88%)等により、当期純利益は254百万円(前年比243%)と大幅な増益となった。
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