JA共済連(柳井二三夫代表理事理事長)は、神戸市が発行する「神戸市SDGs債」への投資を決定した。
JA共済連によれば、神戸市が策定する2021年度からの5か年計画「神戸2025ビジョン」はSDGsの達成に資するもので、市の取組みは持続的な価値の創造を実現するための戦略と管理システムを備えたものとして第三者機関から高い評価を得ているという。神戸市は、2021年度に発行するすべての市債を「神戸市SDGs債」として発行することとし、同債券で調達された資金は、災害や感染症などを踏まえた安全な社会システムや将来にわたって持続可能な都市空間・インフラの構築等の「神戸2025ビジョン」の実現に向けた事業等に充てられる予定。
JA共済連は「事業活動の積極的な取組みを通じて、豊かで安心して暮らすことのできる地域社会づくりに貢献する」ことをJA共済事業の使命の一つに掲げている。また、収益性や各運用資産の特性等を踏まえつつ、SDGs達成に資するESG投資にも取り組んでおり、今回の投資はその一環。「今後もSDGsが目指す社会の実現に貢献し、地域社会を構成する一員としての社会的役割を果たしていく」とコメントしている。
【債券の概要】
債券名:神戸市債
発行体:神戸市
発行額:総額250億円
償還期間:30年
第三者機関:格付投資情報センター(R&I)