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生分解性マルチの出荷量は3606t、前年比106%=ABA

2021年4月5日

 農業用生分解性資材普及会(会長=池本克己、略称ABA)はこのほど、2019年度(2019年6月~2020年5月)の「生分解性マルチの出荷量」をとりまとめ公表した。

 ABAが、生分解性マルチの普及資料として、生分解性マルチに使用された生分解性樹脂の量、生分解性マルチを出荷した地域の割合、厚みの割合等を調査しているもの。2011年度まで毎年、以後2017年度までは隔年、2018年度からは毎年実施している。

 調査結果の概要は以下の通り。

▼2019年度の樹脂の出荷量は3606tで、2018年度の3416tに対し6%増加した。
▼被覆面積(推計値)は1万1660haで、18年度の1万217haに対し14%増加した。
▼地域別出荷割合は、北海道21%(前年度比±0、以下同)、東北8%(▲2ポイント)、関東甲信越34%(±0)、中部4%(±0)、関西中四国9%(+1ポイント)、九州24%(+1ポイント)となった。
▼フィルム規格の厚み別割合は、18μmが最も多く73%を占め、2018年度から2ポイント増加した。次いで18μm未満が16%で1ポイント増加、20μmは11%で前年度より3ポイント減少した。
▼フィルムの色別割合は、黒が最も多く68%を占め、2018年度から1ポイント増えた。次いで透明が21%で4ポイント減少。その他の色は10%で2ポイント増えた。

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