農林中央金庫は、群馬県森林組合連合会と共同で、前橋市に対し、群馬県産材を利用した木製品(飛沫感染防止スクリーン75基)を寄贈した。
16日、前橋市役所で行われた寄贈式で群馬県森連の八木原勇治代表理事会長は「感染防止スクリーンについては、群馬県産のスギ材を利用している。スギは日本でも多く使われているものであり、リラックス効果も感じてほしい。今後も当会として、県内森林事業の循環、加工を通じた地域産業への貢献に努めてまいりたい」、農林中金の宇都宮正一関東業務部長は「感染防止スクリーンは、職員のみなさん、また、施設を訪れる多くのみなさんに、足元の新型コロナウイルス感染症対策を推進しながら、木の持つぬくもりや心地良さを感じていただくことで、国産材の利用拡大や群馬県内の林業振興の一助となれば幸い」と挨拶。山本龍前橋市長が「新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、市役所内の感染拡大防止については、農業用ビニルを用いた手作りの応急処置に留まっていた。今回の寄贈を賜ったことで、感染拡大の更なる抑制に加え、景観やリラックス効果等改善が図れるだろう。改めて感謝を申し上げる」と謝辞を述べた。