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埼玉県とJA埼玉県信連が「農業教育の充実」で協定締結

2019年3月20日

 埼玉県とJA埼玉県信連は一九日、農業教育の充実に関する協定を締結した。

 協定は、両者が連携することで農業教育の充実を図り、経営力の高い新規就農者を安定的に確保・育成することを目的としたもの。農業大学校のカリキュラムの充実を盛り込んだ。具体的には、「自営就農」「就職就農」「農業関連産業」の進路別の三コースを設定、コース別にカリキュラムを充実するとともに、学生が就農するに当たり必要な知見を学ぶことができる特別講義を開催する内容。これを実現するため、県信連が県に対し二〇一九年度から五年間、年間三〇〇万円の寄附金を拠出する。

 同日知事室で行われた締結式では、上田清司知事、埼玉県信連の若林龍司経営管理委員会会長、松本俊一代表理事理事長らが出席して協定書に署名した。県信連として県に教育への支援や寄附金の拠出を行うことは今回が初めて。

 締結式終了後、若林会長は記者団に対し「農業者の所得増大と生産拡大の基礎的部分である、農業教育への貢献も我々の使命だ。埼玉県農業を持続的に発展させるためには、しっかりした人材を育て、担い手を増やすことが必要」と語った。

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