九州ブロックの6信漁連(福岡・佐賀・長崎・宮崎・鹿児島・沖縄)は10月15日付で、2021年4月1日を効力発生日とする合併契約を締結、「九州信用漁業協同組合連合会」(略称=JFマリンバンク九州信漁連)の設立を目指す。農林中央金庫が15日明らかにした。
今回の合併は、「将来にわたって漁業と地域の発展に貢献し続けるため、不断の経営効率化に取り組むとともに強固な財務基盤を確立する必要があるとの共通認識」により行うもの。新たに発足する「JFマリンバンク九州信漁連」では、会員・組合員利用者との信頼関係を更に強固なものとするため、経営効率化による「浜(漁村)に出向く体制」の構築・強化、強固な財務基盤を活用した質の高い金融サービスの提供、安定的な成果の還元に努める、ことを運営方針に掲げている。合併にあたっては、2019年11月に合併推進協議会を設立、今年7月31日に合併仮契約が締結された。
農林中金では「本合併は、浜の金融の維持・発展に向けて、極めて重要な取り組みと考えており、JFグループ、JFマリンバンクの一員として、積極的に支援していく」とコメントしている。