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木材利用促進本部が初会合、建築物の木材利用促進基本方針を策定

2021年10月4日


 野上浩太郎農相を本部長とする「木材利用促進本部」の初会合が1日行われ、「建築物における木材の利用の促進に関する基本方針」を策定。基本的事項に、〝木造建築物の設計・施策の先進的な技術の普及、人材育成、建築用木材等の安全性に関する情報提供〟、国が整備する公共建築物における木材利用の目標では、〝コスト・技術面で困難な場合を除き原則木造化〟を盛り込んだ。
 同基本方針は、「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に基づき、定められたもの。政府は同基本方針に基づき、国の公共建築物での率先した木材利用、民間建築物を含む建築物一般における木材の利用の促進や木材利用の意義に関する普及啓発等を国民運動として推進していく。
 「木材利用促進本部」は、令和3年6月の「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」(「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に名称変更)の改正で、木材利用を促進する対象が公共建築物から建築物一般に拡大。さらに、政府が一体となって建築物での木材利用を推進していくため設置されたもの。本部長を農相、本部員を総務・文科・経産・国交・環境各相が務める。
 同改正法の施行に合わせ1日、関係各省とオンラインで結んで開催された。
 会合後、同本部の看板掛けが農水省内で行われ、野上農相、天羽隆林野庁長官により掛けられた。

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