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道内の民間企業9社が「北海道水素事業プラットフォーム」を設立

2021年7月8日

 北海道内の民間企業9社は7日、北海道における水素サプライチェーン構築の早期実現、将来的には北海道が国産グリーン水素活用のパイオニアになることを目指し、「北海道水素事業プラットフォーム」を設立した。発起人企業は以下の9社(50音順)。㈱セコマ、㈱ドーコン、㈱北洋銀行、北海道エネルギー㈱、北海道ガス㈱、㈱北海道銀行、北海道電力㈱、北海道旅客鉄道㈱、雪印メグミルク㈱。

 北海道は、積雪寒冷であることから、他の地域に比べて、暖房や給湯に石油系を中心とした多くのエネルギーを消費。また、広大な面積に多くの市町村が点在していることから、移動や輸送にも多くのエネルギーが使われている。一方で、風力発電や太陽光発電等の再生可能エネルギーの賦存量が国内随一であり、「CO2フリーの電気やそれを水素に転換し幅広い分野で活用することで、国内のカーボンニュートラルの進展に大きく貢献できる地でもある」として同PFを設立したもの。

 PFは、民間企業が有する知見・技術をオープン・シェアの精神で結集し、北海道における水素社会・カーボンニュートラルの実現をめざした様々なプロジェクトを創出するための民間企業の連携の場であり、北海道では初めての組織体。今後、プロジェクトの担い手となる会員(道内・外の民間企業)を募り、活動の幅を広げていく方針。「北海道に基盤を持つ水素事業等に取り組みたい企業(道内企業)」と「水素に関する知見・技術を有しており北海道で水素事業等を展開したい企業(道外企業)」の勧誘を行い、道内企業のアイデアやニーズと道外企業の知見・技術を結びつける以下の活動に取り組んでいく予定。

①水素の製造および利活用に関 する実証事業等への取り組み
②二酸化炭素削減に資する取り 組み
③目的達成のための会員間およ び外部機関との連携の促進

※詳報は日刊アグリ・リサーチに掲載いたしております。

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